今日内閣府設置の水害関係の専門調査会が発表したシミュレーションによって、大規模な荒川の増水により堤防が決壊した場合、地上に影響が及ぶよりも早く地下鉄が水没する可能性があるということが分かったようです。
つまり、「地下鉄が水路となり水を運ぶ」という事です。
東京の地下には網目のように地下鉄が走っており、それぞれは駅等でつながっていて、そこを水が通る事で、水害が広がる・・・まぁ水は低い方向に流れるものですので、考えうる事ですし、実際、福岡の地下鉄や地下街は数年前水没していましたよね。
地下鉄には防水壁などの設備がある箇所もあるようですが、東京の場合、地下鉄が網目状に張り巡らされており、完全に水をせき止める事は不可能で、結局、流れ込んだ水は流れるままに流れていき、あちこちの地下鉄を運行停止に追い込んでいくようです。
しかも、深ければ深いほど水がたまりやすく、そして、抜きにくいので、地下鉄の運行停止が長引く可能性も考えられるようです。
東京の場合、あちこちで地下鉄が長期間止まると、たぶん、都心部の機能は相当低下するはずです。都心には中央官庁や大手企業の中枢が集まっていますので、相当深刻な事態になるでしょうね・・・
そして同時に、どれだけ私たちが公共交通機関に依存しているか分かりますよね。
【今回のシミュレーション】
条件
200年に1度の洪水により北区志茂地先で堤防決壊
結果
複数の駅から地下鉄に水が流入し、地表よりも速く水が地下鉄構内を進行する。6〜9時間で西日暮里や上野等の比較的近い地域が浸水し、12時間後には東京・大手町駅付近、15時間で銀座・霞ヶ関・赤坂・六本木駅などが浸水・・・
地下鉄内での水の進行は地表よりも早く、東京・大手町駅の地表に水が到達するのは地下鉄に浸水が始まって7時間後で、銀座や六本木には最終的に地表には水は到達しないというシミュレーション結果だそうです。
改札フロアの天井まで水が来る「水没状態」の駅は17路線81駅に及び、これは、一定の水害対策をとってもほとんど変わらない(到達時間が変化)という事だそうです。
もし、「水没」を避けようと思ったら、地下鉄の出入口の殆ど全てをふさぐくらいしないといけないようです。2mくらいの壁を作っても水没は避けられないようです。
今後、地下鉄の運営側も含め、被害を抑える「防災」のしくみ、乗客の「避難」方法、浸水後の「復旧」方針など被害を抑える対策を考えていく必要があるようです。
参考:内閣府「防災のページ」
大規模水害対策に関する専門調査会
posted by new_world at 23:01|
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