2007年08月25日

ブロッケン現象 (飛行機から)

谷底の霧に映った影の周りに虹色のリングができる・・・こんな現象が山岳地帯などで見られます。

この現象の奇妙さや神秘性から、人々は、ドイツの山の名にちなんで“ブロッケンの妖怪”と呼んで恐れたり、後光を背負った仏様に似ているとして”御来迎”とありがたがったりしていました。

今ではこの虹色のリングはブロッケン現象と呼ばれ、光の散乱によって生じる現象だと解明されています。

そのブロッケン現象、山岳地帯でお目にかかろうと思えば結構な労力が必要なのですが、飛行機からだと結構簡単に見えるそうです。まぁ太陽の角度が適度に低くて飛行機の影が窓から見える必要はあるのですが。






私は今、若干遅めの夏休みをとり一週間ほど実家に帰省しているのですが、その帰省の飛行機で、ブロッケン現象を見ることができました。

ブロッケン現象.JPG











まぁ微妙にぼやけていますが、虹色のリングがあるのはわかりますよね。

これがブロッケン現象です。

今までも何度か見たことはありましたが、写真に撮ったのは初めてです。朝7時台の便でしたが夏場なので結構日が高く、影が下の方に来ていてギリギリって感じでしたが。




詳しくは知らないので簡単にしか説明できませんが、このブロッケン現象は、雲や霧などの“小さな水粒子”に観察者の影が出来たとき(=背側に太陽、前方に霧・雲)に、光の“散乱”(反射のようなもの)によって光が波長ごとに分光され、影の周りに円形の虹のようなものができる現象です。(前方方向にも同様の現象は生じ、朧月や雲にかすんだ太陽などの虹色のリングも同じ原理だそうです)


一方虹は、大きな水粒子(水滴)表面での光の屈折により波長ごとに分光されてグラデーションに見えるもので、散乱によって生じるブロッケン現象とは原理が異なります。


posted by new_world at 21:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 地球の科学・暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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