2008年09月27日

デフォルト−債務不履行

金融の勉強をしていて違和感を感じた単語に「デフォルト」という単語があります。

「デフォルト・リスク」などの単語で説明なく普通に出てきたのですが、それまでの私の中でのデフォルトの意味は「初期設定」とか「標準」とかいう意味だったので、あとで調べてそれが「債務不履行」の意味だと知って驚きましたね。

借金を踏み倒すことをデフォルトと言うなんて知りませんでした。


たとえば、先日リーマンブラザーズが破綻しましたが、その際、リーマンの円建ての社債(サムライ債)がデフォルトしました。

社債と言うのは国債と同じで、借金の証書です。流通可能な借金証書と言った感じでしょうか。

株式と異なり、社債を持っていると、期限にお金が支払われます。

近年で多分一番有名なのが、アルゼンチンの外国債のデフォルトです。2001年12月にアルゼンチンの外国債が事実上のデフォルトになりました。国の発行する国債がデフォルトですからね・・・相当な衝撃です。




さすがに新聞で登場するときにはデフォルト(債務不履行)とか書いてありますが、研修のテキストとかには当たり前すぎるのか説明がないんですよね・・・。

ちなみに、defaultという英単語の意味を調べたところ、
1.初期設定、既定値
2.義務などの怠慢
3.債務不履行、支払いを怠ること
4.欠席、不参加、棄権、試合放棄
などの意味があり、基本的に、「なされるべきことがなされない」という意味です。「fault=責任」+「de=離れる」という感じですかね。

パソコンなどの初期設定などをデフォルトと言うのは「設定する必要が無い」というところから来ています。


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2008年09月22日

アメリカの証券会社が消えた

ゴールドマンサックス(GS)とモルガンスタンレー(モルスタ)が商業銀行化するそうですね・・・つまり、専業の大手投資銀行がなくなってしまうと言う事です。

何故、商業銀行化するかと言うと、それは資金の問題でしょうね。

普通の銀行と投資銀行の違いは、預金を持っているかどうかです。

投資銀行はこれまで預金ではなく証券を担保にした資金調達法で資金を獲得してきましたが、サブプライム以降、証券の担保としての価値が下がり、資金繰りに窮したようです。

そこで、通常の預金による安定的な資金調達を目指して、商業銀行化した、というのが今回の転換だと思われます。

また、同時に、モルスタには日本の三菱UFJが巨額の投資を行う事が発表されています。投資の額は最大で1兆円近く(9000億円程度?)になる可能性もあるとか。

三菱UFJはこれまでは他の2メガに比べ海外投資は若干遅れましたが、東三とUFJの統合完了が近づき、最近は積極的に海外へ出資しています。まぁもともと、東京銀行を起源としているため、外国業務に関しては断トツに強いのですが。

また、野村証券がリーマンのアジア部門を買収し、更にはヨーロッパ部門の獲得を目指しバークレイズと争っているようです。インサイダー問題で大分影響を受けた野村も、攻めの姿勢は忘れていないようです。

日本のメガバンクや大手証券会社など比較的安定した日本の大手金融機関が、海外に対して攻めの姿勢ですね。まぁこれから先、国内だけで金融業をやっていくのはリスク高いですからね・・・当然の成り行きかもしれません。


今後注目されるのはGSと三井住友の動きです。バブル期、住友銀行はGSの最大の株主でしたし、バブル崩壊後は逆にGSが三井住友銀行の優先株を大量に保有しています。リーマン危機の際には、GSとの関係を重視して出資しなかったとされていますし、数ヶ月前の英バークレイズとの提携時には、GSとの関係への影響の小ささが注目されていました。

三井住友も「GSとの歴史的な関係は最も大切にする」としており、今後の動向が注目されます。



米国の金融再編に絡み、欧米の勝ち組金融機関と安定している日本の金融機関の存在感が強まってきています。
posted by new_world at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

為替とは?相場とは?

たまには銀行員らしい話を。

最近、世界中が一喜一憂して、為替相場が乱高下しています。ドルやユーロなどに対し1日で2〜3円外為相場が変化することも珍しくありません。


ところで、よくニュースの終わりで流れてくる「外国為替相場」、それがどういう意味の言葉なのか、普通は考えませんよね。

為替って何?って感じです。

何となく、ドル円の交換レートとして認識していると思います。

まぁそれでも正しいのですが、本来的に、というか、単語の意味的には少し異なります。

まずは為替の意味から説明します。

為替と言うのは、本来「遠隔地へ現金以外でお金を移動させる事」です。

まぁ振込とか送金とかそんなやつです。

大量の現金を運ぶと言う労力とリスクを回避する為に、様々な方法で遠隔地での支払いを可能にした物が為替です。日本では鎌倉時代あたりから使われていて、江戸時代には世界的に見ても極めて高度な為替制度が存在していました。

まぁその原因としては、当時、日本の「経済の中心」と「人口の中心」が違った事などがあげられますね。

江戸時代、経済の中心は大阪でした。ただ、幕府の関係で江戸には沢山の人が住んでいて、人口の中心、すなわち、「消費の中心」は江戸でした。

しかし、多くの品物は経済の中心である大阪に集まります。江戸の商店は、大阪の問屋から品物を仕入れなければなりません。

そこで、大阪からは品物を、江戸からはお金を送る事になります。

しかし、品物に比べ、現金を運ぶのはかなりリスクが高いですよね。無くなっても気付きにくいですし。奪われたものを特定するのも困難です。

なので、江戸の商店は、できれば大阪にお金は送りたくない訳です。

それで、活躍するのが銀行です。当時は、両替商と呼ばれていました。


たとえば、次のような感じで為替は行われます。

東京の商人が大阪へ品物を注文し、料金(多額)を支払うとします。

その場合、東京の商人はまず東京の両替商にお金を渡します(もしくは預金の形で預けておいたもの)。そして、東京の両替商は手形を発行します。

その手形は大阪の問屋に送られて、商品は東京に送られます。

大阪の問屋は受け取った手形を大阪の両替商(東京の両替商の本支店や取引のある大店)に持っていき、現金化します。

そして、最終的には、月末などの決められた時期に、両替商同士がまとめて差額決済します。大阪→東京というお金の流れもある訳です。

たとえば、ある両替商同士の送金が東京→大阪100、大阪→東京30なら、差額の東京→大阪70のみの決済が行われます。

今ではネッティング決済などと呼ばれる仕組みです。

まぁ最終的にはお金は動かなくてはならないのですが、リスクを軽減する事ができます。


ちなみに、現在でも、両替商=銀行が決済を行っています。

いわゆる手形や小切手、振込などの形で。(手形や小切手は銀行に当座預金のある企業のみが支払いに用います。)

そして、最終的な銀行間の決済も差額決済で行われていて、それは、日銀にある各銀行の口座の残高を調整する事によって行われます。

たとえば、A銀行とB銀行の間での決済が、A銀行→B銀行の分が1億円多かったとすると、A銀行の日銀口座の残高が1億円減り、B銀行の日銀口座の残高が1億円増えます。

この仕組みを全銀システム(振込など)や手形交換制度(手形・小切手)と言います。




これが為替です。

為替の意味が分かると外為相場の意味も分かると思います。つまり、外国為替相場と言うのは、外国との為替の相場、ということで、元々の意味は外国へ送金などをする場合の相場=交換レートということです。

まぁ実際は、ほとんど交換レートという意味で使われてはいますけどね。

言葉の意味としては外国為替の際の相場という意味です。


ちなみに、外国為替においては全銀システムのようなシステムは存在せず、また、株式などの取引所のような場所もありません。世界中の銀行同士がそれぞれに売り買いをしているだけです。
posted by new_world at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

美しく書くためのキャンパスノート

コクヨが興味深いノートを発売しました。

前から欲しかったんですよね、そういうの、的な感じの商品です。

それは、全行ドット入りノート(コクヨHP内商品紹介ページ)です。

ノートって一番上の一番下にはドットが入っている事が多いのですが、各行にはないんですよね。そのせいで、微妙に書き出しがずれたり文字間隔が変になったりして気持ち悪い思いをしてきました。本当に奇麗にまとめたいときには方眼のルーズリーフやグラフ用紙などを使っていたくらいです。

私は、ノート作りが好きで、基本的にノートにまとめるところから勉強は始める主義なので(なので問題集派の人よりスピードが遅いのですが・・・)、今回コクヨが発売したノートには結構期待しています。

近いうち、文房具屋に探しに行こうと思います。


ただ、まぁ、東大生のノートから生まれた、っていうキャッチコピーはどうも気に食わないのですが・・・
posted by new_world at 23:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 色々な紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

とうとうアメリカも再編期に・・・

誰も助けてくれなくて、リーマンブラザーズが破綻しました。身売り先が見つからずに破綻した山一証券と似た破綻です。

同様に苦しんでいるメリルリンチには、バンク・オブ・アメリカが手を差し伸べ、救済合併が行われるそうです。リーマンの身売り先として有望視されていたバークレイズは今回の買収劇からは身を引いたようです。

半年前に、米国証券5位のベア・スターンズがJPモルガンに救済買収されたばかりですが、一気に同3位メリルリンチ、4位リーマン・ブラザーズもなくなってしまいました。

まだ次がありそうなので、これから先の動きから目が離せません。


まぁでも、私にとっては目の前の資格試験の方が深刻ですけど・・・


posted by new_world at 18:01| Comment(4) | TrackBack(1) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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