2009年10月10日

書籍を「本」と呼ぶ

最近、ふと思ったんですが、製本された書籍を「本」と呼ぶのって凄いですよね。

「本」と言う漢字は“木の下の部分”をさし、「基本」や「本物」、「本来」といった意味を示しています。

書物が教科書を代表される様に物事の「基本」を示すことから、製本された書籍を「本」と呼ぶようになったようですが、「本」の示す意味を冷静に考えると、とても高尚なものに見えてきます。

でも、紙や本を作るのが簡単になってしまった今の時代では、「本」と呼ぶに値しないものも多くありますけどね・・・。

まぁ、でも、源氏物語も当時から冊子として製本されていますので、昔から「物事の基本」をさすだけでなく「娯楽」の一種として扱われていたようですけどね。

というかむしろ、源氏物語のような小説の場合、冊子にしないと読めないですよね。

巻物だと、読み終わるたびに巻き直し、続きを読もうと思ったら同じ場所まで開き直さなければなりません。

巻物は、一読して保存するだけの公的書類や横長い絵巻物等には使えるのかもしれませんが、検索性がないので、途中で一旦閉じて後日また読み直す可能性のある「小説」や、毎回少しずつ進めていく「教科書」には不向きですよね。

ましてや、特定の箇所を探す「辞書」なんかには到底使えません。

そう考えると、「物事の基本」をさすもの達は、「本」が主流だったんでしょうかね。

最近では、電子化されているものも多くありますけどね。


余談ですが、「本」と同義に使われがちな「書籍」という単語には、「本」だけではなく「巻物」なども含みます。最近は、「CD」なども「書籍」の一つとして分類する区分もあるそうです。


posted by new_world at 19:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

無脂肪「牛」乳

明治乳業の「明治おいしい低脂肪牛乳」と「明治おいしい無脂肪牛乳」が2週間販売休止となりました。

低脂肪、無脂肪の牛乳はダイエット等をされている方が飲まれるのでしょうが、販売休止となった原因は・・・「重すぎたから」だそうです。

というのは、省令で「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」の規格が定められていて、その中に「15℃での比重」が定められており、明治乳業はその規格を知らなかったそうです。

品質の管理体制には問題ないんでしょうが、別の意味での管理体制に問題がありますよね。

そして、これからは、中身は変えず、製品名から「牛」ととり、種類名を「成分調整牛乳」に変更して販売を再開するようです。成分調整牛乳には比重の基準がないそうで。




※参考

(二) 牛乳、特別牛乳、殺菌山羊乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳及び加工乳の成分規格並びに製造及び保存の方法の基準

(中略)

(4) 成分調整牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  酸度(乳酸として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
  牛乳の例によること。

(5) 低脂肪牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  乳脂肪分 〇・五%以上 一・五%以下
  比重(摂氏十五度において)一・〇三〇―一・〇三六
  酸度(乳酸として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
   牛乳の例によること。

(6) 無脂肪牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  乳脂肪分 〇・五%未満
  比重(摂氏十五度において) 一・〇三二―一・〇三八
  酸度(乳酸_として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
   牛乳の例によること。
posted by new_world at 21:35| Comment(7) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アイとアユムのご褒美システム

少し前の話ですが、シルバーウィークの初日に、お台場の科学未来館で、京大霊長類額研究所の公開講座を受けてきました。

松沢所長のお話と4人の研究者の方の研究紹介があったのですが、それぞれに興味深い話が多く、来年も受けてみたいと思いましたね。

まぁ具体的な内容についてはもしかしたら別の機会に書く事があるかもしれませんが、その講演の中で聞いてちょっと衝撃を受けた話を書きたいと思います。

それは、アイとアユムのご褒美のシステムです。

アイとアユムと言うのは、テレビとかでもたまに出ていますが、短期記憶力などの研究の対象となっているチンパンジーです。

画面上に1、2、3・・・とバラバラに配置されていて、それがぱっと消えた後に、その数字があった場所を1から順番に触れていく、みたいな実験です。

チンパンジーの短期記憶力は私たちヒトの記憶力よりも優れていて、最速で0.2秒(眼球の動きよりも速く)で5〜6くらいの数字の場所を記憶してしまうそうです。


そして、正解すると小さなリンゴ等が出てくるそうです。

いわゆる「ご褒美」ですね。

ただ、このご褒美、ちょっと衝撃的なカラクリ(?)があります。

実は、このご褒美、その日のエサの一部だそうです。
つまり、成功しても失敗しても一日に食べられる量は同じ・・・

ご褒美と言うより、お小遣いの前借り的なものです。食べ過ぎは良くないですからね。

とはいえ、銀行員をしている私は、融資というそれと同じような仕組みで食べているので、それは酷いとは言えませんけどね。

アイとアユムのご褒美は、「エサそのもの」ではなく、「早く受け取る事が出来た」と言う事で、同じだけもらえるとすると、お金で言う金利の分は得している訳です(笑)
posted by new_world at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 生命の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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