2008年07月07日

シンジケートローン

協調融資と新聞では表現されていましたが、シンジケートローンと言う融資の仕組みがあります。今回はシンジケートローンについて軽く説明します。

名前が表す通り、協調して融資する融資形態です。

アレンジャーと呼ばれる代表の金融機関(主幹事)が多数の金融機関を取りまとめ(シンジケート団の形成)、多数の金融機関が1つの契約で企業に融資する融資形態で、企業にとっては複数の金融機関から別々に借りる手間が省け、また条件も一定となり、銀行にとっても大型案件のリスクを分散する事ができます。

加えて、シンジケート団に新規取引金融機関を加える事で、企業と金融機関の新しい関係の構築もできます。

様々な場面でこのシンジケートローンは用いられているのですが、多額の資金が必要な企業買収や大型の設備投資などに用いられる事が多いようです。

シンジケートローンは現在、企業にとっては社債と並ぶ重要な資金調達手段となっています。

欧米、特にアメリカとイギリスで盛んに行われていたのですが、ここ数年は邦銀の躍進が目立ち、08年1〜6月期では、欧米がサブプライム問題の影響で軒並み(投資額が)数十%の下落となり、56%上昇の日本がイギリスを抜いて世界2位の規模となりました。同時に、邦銀のアレンジャーとしてのランキングも、三井住友銀行が世界5位、みずほが7位、三菱UFJが9位となっています。

邦銀は欧米の銀行に比べサブプライム問題の被害が小さく、貸し渋るほど状況が悪化していないので、欧米の金融機関が貸し渋る中、比較的安定した財務基盤をてこに海外へ積極的に攻勢をかけています。

みずほのメリル支援や三井住友のバークレイズ支援なども行われましたし、どこまで続くかは分かりませんが、日本の金融機関の世界への影響力が少しずつ回復しているように感じます。


posted by new_world at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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