2008年08月16日

失敗知識データベース

前回のニューヨーク大停電の話の情報を集めていて見つけたのですが、科学技術振興機構のホームページに『失敗知識データベース』という国内外の過去の様々な科学技術分野の事故や失敗の事例を分析しているデータベースがあります。

分析はかなり詳細で、専門家による詳細な分析結果をデータベース化して公開しているものなのですが、微妙に気になるのがその事件の代表図と称された絵です。

なるほど、と呼べる物もあるのですが、つい笑ってしまう物もあります。

たとえば、御巣鷹山の日航ジャンボ機の墜落の代表図は次のもの。

御巣鷹山の日航ジャンボ機事故.jpeg

このジャンボ機事故は、機体後方の内圧を保つ為の圧力隔壁が、以前の事故において破損していた(修理が不完全だった)ことが原因で、圧力隔壁の崩壊により機内の空気が急激に流出し、その影響で隔壁より後方にあるいくつかの機器が破壊され、また、垂直尾翼にも急激に空気が流入し、その殆どが破壊され機体は制御不能に陥りました(参考図)。

その垂直尾翼の崩壊を示したのが上の代表図です。



その他にも、第二次大戦中の1945年、帰還した爆撃機が濃霧でエンパイヤーステートビルに突っ込んだ事故の代表図がこれ。

エンパイヤーステートビル爆撃機衝突事故.jpeg


この事件の反省から、アメリカのビルでは航空機が突っ込んでもすぐには崩れない構造がとられるようになったそうです。

もし、この事故が無かったら、2000年の貿易センタービルへのテロの際、本当に避難する間もなく倒壊していたかもしれません。




他にはこの図。

チェルノブイリ原発事故.jpeg


チェルノブイリの原発事故の代表図です。もう、世界中に影響を与えた感じが出ていますよね。






あと、これは事故なのかよく分かりませんが、

どんぶり勘定.jpeg

バブル景気の影響か、公共事業においては工期や品質ばかりにこだわり、費用に関してはどんぶり勘定になっているという事故(?)。平成大不況で多少は改善したかもしれませんが、未だに解決されたとは言えませんね、たぶん。




様々な事件事故に付いて専門家による分析がなされているサイトです。興味がある方は見てみてください。


posted by new_world at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 生活の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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