2008年08月17日

朱肉の朱とは何か?

朱肉ってありますよね。あの赤い色、何だと思いますか?

あれは、硫化水銀だそうです。

実は、弥生時代から辰砂という鉱物から作られる顔料として使われていたもので、今では工場で化学的に合成していますが、主成分は硫化水銀のままです。

朱肉として使われ始めたのは結構最近で、日本で使われ始めたのは室町時代頃だそうです。


posted by new_world at 18:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 生活の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Σ(- -ノ)ノ エェ!?
私には「水銀」と言う文字が強烈なんですけど
体温計のとは違いますよね?

体に悪い物?
Posted by マチルダ。 at 2008年08月18日 10:23
マチルダ。さん
あの水銀です。高温で加熱すると水銀が分離するようで、危険だそうです。

水銀と言うのは常温で唯一液体の金属で、大変便利な金属なんですが、有毒で人類史においても多くの死者を出してきた物質です。

古くは奈良の大仏の大量の水銀による金メッキ、最近では水俣病の有機水銀。まぁ後者は単体ではないですけどね。

ちなみに、古代の水銀は、この朱肉の朱である辰砂から作られたそうです。朱肉の朱が水銀の原料なんです。

辰砂を高温で熱すると水銀が分離し蒸発します。その上記をパイプで回収して空冷すると、パイプから水銀が出てくる訳です。


水銀は他の金属と合金を作りやすい性質があります。アマルガムと呼ばれる合金です。

その合金の水銀を蒸発させると、とけ込ませた金属が残る訳です。メッキです。

で、奈良の大仏のメッキをしたときには大量の水銀の蒸気が発生して、多くの死者を出したと言います。
Posted by new_world at 2008年08月18日 20:18
え〜!!
じゃぁ、間違って手についたり、なめたりしたらやばいじゃないですか!

そんなの初めて知りましたよ!!
でも朱肉が無いと、印鑑押せませんよね?

普通のインクじゃダメなんですかね?
銀行とかも朱肉、置いてありますよね?
Posted by マチルダ。 at 2008年08月18日 22:15
マチルダ。さん
ですね。あまり体にいい物じゃないですよ。まぁでも、硫化水銀は有機水銀よりかなり毒性は低いようですが。

印鑑が朱肉なのは、保存性の利点が大きいようです。通常のインクだと色が変わったり変質したりしてしまうようで。
Posted by new_world at 2008年08月19日 20:47
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