「下水処理後の排水からタミフル(リン酸オセルタミビル)を検出」
というものです。ヒトに投与したタミフルの下水経由での自然界への流出は以前から言われていた事のようですが、今回、京都の下水処理場の排水から改めて確認されたようです。(京都大学の研究チーム調査)
人間に投与したタミフルの80%はそのまま体外に排出され、通常の下水処理だとその半分以上は除去されずに排水中に残ってしまうそうです。つまり、ヒトに投与されたタミフルの半分くらいは自然界に流出していると言う事です。(通常の処理に加えオゾン処理をすると10%以下まで除去できるようです。)
そのため、インフルエンザの季節に大量のタミフルが使用されると、下水処理後の排水のタミフル濃度が上がり、それを例えば、インフルエンザに感染した鳥などが飲んでしまうと、もしかすると、タミフル耐性インフルエンザが生まれるかもしれません。
耐性ウイルスが生まれる可能性は相当低いのでしょうが、現在、ブタ経由の新型インフルエンザの世界的な流行もあり、かつてない量のタミフルが世界中で用いられています。
もし、強毒性の鳥インフルエンザがヒトへ感染するようになった時にタミフルが効かなかったら、ヒトは最初から切り札を失う事になります。
世界中の下水処理場の機能を向上させることはできないので対策は打ちようがないのかもしれませんが、ただ、現在流行しているタミフル耐性インフルエンザウイルスは、タミフルの大量使用によってヒト体内で耐性を獲得したものでしょうから、下水処理後の排水中のタミフル濃度でウイルスが耐性を獲得できるかはよく分からないと思います。
排水からタミフル耐性鳥インフルエンザが出来ない事を祈ります。
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