2009年12月30日

満月の元旦に日本史上初の月食

日本史上初めて、元旦の初日の出の前に月食があります。

日本史上初と言うのは、本当に日本史上初で、「大和朝廷が統治を堅め、暦が採用されて以来、初めての元旦の月食」です。

我が国が最初に暦を制定した時期は古すぎて定かではないのですが、推古天皇の時代だとか持統天皇の時代だとか言われています。6世紀〜7世紀です。

何故これまで千数百年に渡って元旦に月食がなかったのかと言うと、太陰暦を使っていたからです。

太陰暦は「月の満ち欠けで日にちを決める暦」であり、1日は新月です。

月食は地球の影ですので、太陽−地球−月が一直線にならないと出来ません。

つまり、満月の時にしか月食は起きないんです。

太陰暦では原理上元旦には月がないので月食もあり得なかった訳です。

明治維新以来、太陽暦を採用したため、元旦に満月が来る可能性が出来たのですが、今回がそれ以来初めての元旦月食にあたるんです。

まぁ月食と言っても1割弱しか欠けない部分月食ではあるのですが、見える時間帯が4時〜5時で、ピークは4時22分と、比較的見やすい時間帯です。平日ではないですし、元旦と言うことで起きている人も多いでしょう。

しかも、日食と異なり月食ですので肉眼で見れます。元旦の初日の出の前、月食もなかなか面白いと思います。

4時22分のピークでも8%欠けということなので、じっくり見ていないと分からない月食ですが、もし覚えていたら、見てみてください。

少なくとも満月なので、晴れていれば大晦日〜元旦にお月見が出来ます。

とはいえ、一日に満月とか、江戸時代以前の人が聞いたら笑われそうな話ですけどね。15夜に新月ですからね・・・ありえないお話です。

まぁ今はどの日でも満月になり得るので、月の満ち欠けが29.5日周期ですから、単純計算で約30年に1回は満月の元旦ですけどね。それでも30年に1回、人生に4回はまずない元旦の満月です。


posted by new_world at 02:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 地球の科学・暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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