2010年01月02日

巨大な衛星、月

満月時

月ってめちゃくちゃ大きな衛星だってご存知ですか?

衛星の定義は惑星以上に曖昧らしいですが、現在、太陽系内で衛星は140個以上見つかっています。

その中でも、月は5番めの大きさです。準惑星の冥王星より大きな天体です。

月よりも大きな衛星は、水星より大きな木星のガニメデ、土星のタイタンのほか、木星のカリスト、イオだけです。いずれも直径が地球の10倍前後ある木星や土星に属する衛星で、月は地球サイズの惑星の衛星として月は巨大なのです。

ちなみに、月は太陽系で14番目に大きな天体です。

まぁ、惑星対比の大きさについては、以前もっと分不相応な衛星を持った惑星がありました・・・それは冥王星です。

直径を比較すると月は地球の1/4程度で充分に大きすぎる衛星なのですが、冥王星の衛星カロンは直径が冥王星の直径の半分以上あります。

ただ、冥王星が惑星から準惑星に分類が変わったことにより、カロンがいわゆる衛星とは呼べなくなったので、月が太陽系で一番分不相応な衛星となりました。

カロンや月等の不釣り合いな衛星については、色々と研究はされているそうですが、未だに分からないことだらけのようです。

たとえば、月の形成についても実際にアポロ計画で月の石を持ち帰るまでなかなか説がまとまらなかったそうです。

ちなみに、月の起源は地球だと言われています。

今のところ一番有力な月形成の仮説は「ジャイアントインパクト説」と呼ばれ、地球に地球の半分くらいの直径の天体が衝突し、その際に地球の上層(地殻・マントル)が飛び散って月が形成された、というものです。

この学説の根拠として
1.月の石の組成が地球のマントルに近い
2.月のコアが非常に小さい
3.月の石の年齢が地球と年齢がほぼ同じ
などがあげられます。

たとえば、もし月が地球の重力により引き寄せられたものであれば年齢が同じだったり組成が近かったりすることが説明しにくいですし(ありえないことではないですが)、地球ができた際に同時に出来たものであれば、地球に比べコアが極端に小さい理由が説明できません。

それで、ジャイアント・インパクト説と言う惑星級の天体の地球への衝突という仮説が導かれたんです。

この説だと、地球の上層部分が中心に飛び散って月を形成したため、地球のマントルの組成に近く、中心部であるコアが小さいことが奇麗に説明できます。

この学説の有力な証拠となったのは、前述の通り、アポロ計画で持ち帰られた月の石の研究成果です。


少し話が飛びましたが、この大きすぎる衛星の存在は、なかなか興味深いもので、いずれ技術が発展すれば、更なる月に関する知見や、他の惑星の衛星や、いつになるかは分かりませんが、冥王星とカロンについても何か面白い事実が判明するかもしれません。

まぁ足下にある地球の組成ですらよく分かっていない人類が月や他の惑星を語るのはおこがましいのかもしれませんが、分からないからこそ宇宙への興味は抑えられないんでしょうね。


posted by new_world at 23:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 地球の科学・暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは
 このブログやとある雑誌を見たときに月の満ち欠けに関する記事がのっていたこともあり、「旧暦美人DIARY2010」という書籍を購入しました。
 女性向けですが、仕事とは別の記録とかねて使えばお面白いかなと考えています。
Posted by sunadorineko at 2010年01月16日 15:09
sunadorinekoさん
旧暦は旧暦で意味のあるものです。太陽ではなく月の周期を基準にしているので、短期的に見れば太陽暦よりも奇麗です。

まぁでも、曜日意識など、なかなか現代の習慣と合わない部分もありますけどね。
Posted by new_world at 2010年01月26日 23:48
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