2005年04月21日

新法王誕生・・・祝賀?

コンクラーベの行われるシスティーナ礼拝堂、大勢の人が新法王の決定を待つサンピエトロ広場・・・

そして、白っぽい煙が上がり、鐘・・・。

サンピエトロ広場は喜びに包まれます。


もう、彼らの中にヨハネパウロ2世はいないのでしょうか・・・?終身制の地位の場合、新任者が誕生する時は前任者が死んだときです。(天皇の場合、上皇というシステムもあったので毎回ではないかもしれませんが)


本来、喪に服していなければならない時期でしょう。


日本の場合、喪に服す為に、天皇崩御時は二段階で決定を行うのが慣例でした。

天皇崩御当日に行われる『践祚』と喪が明けた後で行なわれる『即位』。

これが破られたのは今上天皇のときくらいです。

昭和天皇が崩御し、本来喪に服していなければならない時期に今上天皇は即位してしまいました。

新たな時代の幕開けですね・・・。



践祚の方は即日で行われるのが慣例です。

これが破られたのは後嵯峨天皇の時くらいです。
これは高校のとき古文で読んだことが有る人も多いでしょう。
朝廷側が推した順徳上皇の嫡子忠成か、土御門上皇の嫡子邦仁か・・・。順徳上皇は後鳥羽上皇が後継者として指名した天皇で、朝廷側は順徳上皇の血筋が嫡流だとして、順徳の子を天皇にしようとしました。ところが、順徳上皇は後鳥羽上皇の起こした承久の乱の中心的人物なのです。

よって、鎌倉幕府は出来れば他の血筋から天皇が出したかったのです。

そこで白羽の矢が立ったのが土御門上皇です。
土御門帝は後鳥羽上皇からあまり可愛がられていなかったので、承久の乱のときも殆どのけ者状態だったのです。

この朝廷側と幕府側の行き違いのせいで、践祚が11日間も行われなかったと記録されています。


とはいえ、ヨハネパウロ二世が亡くなったばかりなのにお祝いムードなのはヨハネパウロ二世に失礼だと思います。
もしかしたら今のキリスト教には喪に服すという習慣がないのかもしれませんが、もう少し死者に対する礼儀をわきまえたほうがよいと思います。ドイツの方などは特に嬉しいのかもしれませんが、やはり、今は前法王を弔うべきだと思います。

祝うのは来年にでも出来ます。


posted by new_world at 21:47| Comment(2) | TrackBack(1) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私が気になったのはニュースで何度も「コンクラーベ」と連呼される事です。
根競べ根競べ根競べ・・・
私だけでしょうか?
低レベルの話で済みません。
Posted by waterpark at 2005年04月23日 11:46
小泉さんも言ってましたね。
『あっちではコンクラーベがあっているようですが、こっちでは(郵政民営化の)根競べがあってますね』
Posted by new_world at 2005年04月25日 01:41
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