2005年06月12日

日本語の特徴1 日本語=日本人

日本語についての本を読みました。(有名な本なので読んだことがある人は結構いるかもしれません)
色々書かれていましたが、日本語は言語としては普通の言葉のようです。

ただ、使われ方が少し特徴的だそうですね。

日本語⇔日本人の言葉、が成り立つのです。

多くの国では複数の言葉が話されていますし、多くの言葉が国境をまたいで話されています。

日本語の場合、日本に日本語が分からない人は1%もいませんし、日本国外に日本語が分かる人は殆どいません。
このように日本語は日本の国語であり唯一の公用語ですが、日本以外の国ではまず使われません。(商売上使っている人や単語レベルの移動はありますが)

一国一言語の国は、日本の他の主要な国では朝鮮二国くらいしかないようです。他はバチカンなどの小国のみです。一億人以上の人がその言葉を話していて、しかも、一国でしか話されていないというのは他に例がないでしょう。

日本人には、「日本人は日本語を話す」「日本人が日本語を話す」という常識がありますよね。英語しか話せない日本人や、日本語を普通に話す白人や黒人がいたら違和感を感じるでしょう。

もう、この考えが頭にしみこんでいるんですね。


他にも、言語というより文字の使い方が意外と特殊なようです。
漢字、平仮名、カタカナ、アラビア数字、アルファベットを普通に使い分けています。これほど多彩な文字を使う言語はそうはないそうです。また、音読み訓読みのようなものがある言葉はあるそうですが、日本語のように殆どの漢字が複数のまったく関連のない読み方を持つような言葉は見当たらないようです。


また、日本語の言語としての特徴として、男女や身分による言葉遣いの違いがあります。(日本語だけの特徴ではないですけど)
最近では失われつつありますが、一世紀前であれば、素晴らしい話分けがありました。

日本人は文章に書かれた話し言葉を見ればそれが男性であるか女性であるかは勿論のこと、年齢がどれくらいであるか、どのような立場の人間か、会話の相手との間柄、など様々なことが読み取れます。
英語ではそう簡単には表現できません。
英文を読んでも、それが誰の言葉か分からないことが結構あります。和文では中々ないことですよね。

まぁ日本語でも平安時代などでは男女の使い分けは少なかったようです。そういえば古文ではそこまで違わなかったですね。ただ、書き言葉は男性は漢字、女性はかな文字と分かれていました。


日本語だけが持つ特徴というものはないようですが、日本語の特徴として語族の特定が出来ないというものがあります。
これには様々な説が出ているのですが、日本が雑種民族だという説が私は面白いと思いました。
朝鮮系と東南アジア系と太平洋諸島系の言語が混ざって出来たのではないかというものです。
そう考えると、語族が特定できないのもうなずけます。

このような語族を持たない言語は世界各地にいくつかあるようで、僻地に多いようです。(日本も僻地ですね)
因みに、アイヌ語も同属を持たない言語のようです。

ただ、それらの言語と違うのは、日本が大きいということです。
日本の面積は中の上(60位)くらいですし、人口は1億を超えます。
日本語を話している人口はドイツ語やフランス語より多いのです。(殆ど日本人ですが)

日本人は少数民族とは言えないですよね。



まだ色々面白い話がありましたので、いくつか抜粋してまた今度紹介したいと思います。

本の名前は『日本語(上)(下)』(金田一晴彦・岩波新書)です。



posted by new_world at 17:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近は間違った日本語とか美しい日本語を・・・とかの本がでてますね。
せめて日本語だけでも、間違えなく使用したいですね!!
Posted by mayu at 2005年06月12日 21:16
日本語の本は結構出てますよね。使われなくなりつつある単語とかを紹介したり、昔の名作を紹介したりしていますね。あと、誤用の多い単語の正しい意味とか。

ほんと、自分の言語くらいは正しく使いたいものです。
Posted by new_world at 2005年06月13日 02:15
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