2005年06月19日

双子のヒヨコは生まれない

人間って双子が出来ますけど、ニワトリには双子が出来ません。

ちょっと不思議な感じがします。

人間の卵細胞は結構分裂した後で分離してもちゃんと成長しますし、牛などでも、受精卵を取り出して割って、別の牛に着床させてクローン(強制的な双子)を作ったと言う話を聞いたことがあります。

哺乳類では初期の受精卵であれば分裂させてもそれぞれが成長して行くんです。

ところが、カエルの卵から二匹のオタマジャクシが出ることはないんです。


この理由は簡単です。

哺乳類と異なり、魚類や両生類、爬虫類や鳥類は、卵を“産む”からです。

つまり、卵の中に確保されている栄養が限られているのです。

卵には一匹分の栄養しか入っていません。哺乳類のように母親から必要なだけ供給されるのではないのです。よって、双子が生まれないような仕組みが出来ています。


細胞の分化(この時点では大まかな役割決め)が最初の分裂の際にはすでに生じていて、それを切り離してしまうと、完全な胚が形成されなくて死んでしまうのです。

一方、人間であれば、卵細胞が何回か分裂した後で分化が起きるので、双子や三つ子が生まれるのです。


posted by new_world at 23:01| Comment(5) | TrackBack(0) | 生命の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうだったんだ〜
ごくまれに、ニワトリの卵を割ると黄身が二つあったりすると、”双子だ〜”と思っていましたが、1匹しか育たないのですね。
Posted by jun_ko at 2005年06月20日 09:49
この前ふとラブログからはいりまして閲覧しました。
興味深く読ませていただいております。
人は不思議ですね。
ではでは。
Posted by blog7 at 2005年06月20日 14:26
jun_koさん
黄身が二つあるのは(若鶏の多く見られる)排卵のミスらしいです。
ただ、どちらにしても、スペースがないので無理なんでしょうね。
上手くできています。

blog7さん
お越しくださってありがとうございます。

人を含め、生き物って言うのは凄く綺麗に出来ていて、こんなのが自然に生じたなんて信じられないです。
Posted by new_world at 2005年06月21日 03:21
こんにち▼・。・▼」」」」ーワンワン!!
こういうことに興味心身ですから全部読みたくなりました。またきます。
Posted by むっち at 2005年11月10日 16:44
むっちさん
全部ですか・・・まぁ科学系の記事は100個ちょい位なんで読もうと思えば読めると思いますけど。

ただ、まだ『小さな生物学』のカテゴリと最近の記事しか書式を変更していないので、他のカテゴリの昔の記事は読みにくいと思います・・・。

書式を変更したのをサイドの方で紹介していきますので、書式変更に関してはそれを参考にしてください。
Posted by new_world at 2005年11月10日 20:11
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