2005年06月21日

世界で一番深い穴

世界で最も深い穴はどのくらいか知っていますか?

地球の半径は6300kmくらいですけど、人間が到達できているのは、その外側の0.2%にも満たない約10kmです。たった10kmしか掘れないんです。

そのため、それより内側はよくわかっていません。
今の科学では地球の中心の温度すら大体しか分からないのです。

この理由は温度です。

地球は、100m掘るごとに約3℃(※)温度が上がるのです。
つまり、1kmで30℃上がります。
ということは、10km掘ると300℃も上昇することになるのです。
しかも、これは非火山地帯の話で、火山周辺ではすぐに温度が上がるので、1km掘るのも容易ではありません。

昨年、雲仙普賢岳で、標高約850mの側面から標高0m付近まで約2000mの穴を掘り、火道の岩石(噴火時のマグマ)を採掘しようとしたそうですが、それには17ヶ月(予算約20億円)かかったそうです。
一時は予算の都合で火道まで到達できるか微妙な状況だったようですが、坑の長さを1800mから1950mまで延長してなんとかたどり着けたそうです。

雲仙普賢岳の現在の火道の温度は200℃ほどで、予想よりは低かったようです。これは、周辺の地下水が冷却水の役割を果たした為と考えられています。

それでも地下0mで200℃です。
このような高温の地面を掘る為には、耐熱機器は勿論のこと穴の中の冷却装置も必要で、かなり高度な技術が求められるのです。

地面は冷たいイメージがありますが、地球の中心はとても熱いのですから、地中も熱いはずですよね。


※100mで3℃
これは「地殻」における温度上昇です。地殻は地球表面の数km〜数十kmにある固体の部分です。

地球の内部の構造は下の図の通りです。(学研のHPより)

地球内部の構造





地殻の下はマントルで、マントルはマグマのものとです。ただ、マントルは柔らかい固体です。
マントル=マグマ=液体のようなイメージがありますが、あくまで固体です。
温度はマントルよりマグマが若干低いのですが、地中は圧力が極めて高いので固体になっています。
マントルが上昇して圧力が下がると液体になりマグマと呼ばれるものになります。
マントルの成分はよくわかっていません。

マントルの内側は液体の外核で、その内側が固体の内核です。
核は鉄などの金属で構成されていると考えられています。

核の環境はよくわかっていません。温度も成分もだいたいの値です。


posted by new_world at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 地球の科学・暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。