2005年07月01日

ケセラセラ:こけの生き方

コケです。
コケは原始的な植物ですが、面白い生態を持っています。水の中から比較的乾燥した場所まで様々な種類が存在します。

今回はその中で日向に生える乾燥に強いコケの話です。ちょうどコンクリートの壁や岩などに生えているやつです。

岩やコンクリートは土ではないので晴天が続くと水分が補給できなくなります。
乾燥地帯などに住む植物などは一般に、葉を厚くしたり、またはトゲのようにしたり、表面にロウのようなものを塗ったりして乾燥を防いでいます。

ところが、コケにはそのような高度な機能は備わっていません。

そのため、すぐに干からびてしまいます。

他の植物であれば“枯れた”ら死んでしまいますよね。観葉植物に水をやり忘れたら枯れてしまいます。
しかし、そのような種類のコケはそれくらいじゃ死なないんです。(死んでたら絶滅していますね)

彼らは生体機能を休止させて乾燥の被害を抑えるのです。

他の生物が複雑化して高度化していく一方で、あくまでシンプルに、乾燥が来てもそれに身を任せて対処しているのです。
種によっては数年に渡り生き続けているものもいたそうです。
このような乾燥に対して無抵抗主義な生き方をする植物は原始的な種には結構あるようです。
あと、そのようなコケに生息する小さな動物の中にも同様に乾燥期には活動を停止するものがいるそうです。宿主のコケと一緒に仲良く乾燥を寝てやり過ごすんです。


ただ、乾燥すると生体機能を停止しなければならないのは生物としては不利です。そのため、より高度な植物では、様々な方法で乾燥に積極的に対処するのでしょうね。



posted by new_world at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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