2005年07月27日

大学の黒字経営

国立大学が法人化されたため、決算が公開されたようです。東大、経常利益、53億円・・・。

これまでは与えられたものを使うだけだった大学が、お金儲けが出来るようになったわけですよね。まぁいい面も悪い面もあるでしょうけど。

ただ、“金儲け”が出来るようにはなったのですが、実際のところ(今の所?)、利益の大半は“節約”によるものだそうです。

それって、別に法人化されなくても・・・

やはり、人間、自己責任にならないと何にも出来ないんでしょうね。

私も、1人暮らしを始めてから初めて節約を意識しました。

ただ、前代未聞・空前絶後(?)の長い不景気の最中ですし、節約しようという気にさせただけでもよかったのかもしれません。ただ、節約節約というと、何か国立大学の持っていたおおらかさと言うか懐の深さがなくなってしまった気はしますが・・・。


あと、東大関連ですが、来年から「ゆとりの教育」世代が入学してくる為、『基礎の徹底』を目的に、『必修の基礎科目』を増やし、『成績評価・卒業認定の厳格化』をすすめ、さらには『成績優秀者の表彰』まで行う予定だそうです。それって、東大出身のお偉方が始めたゆとりの教育を否定することにはならないんでしょうかね・・・

とはいえ、学生の方は大変ですね。

私の学部なんて、『必修科目はない』ですし、『成績評価は甘い』上、『誰が優秀かなんてどうでもいい』感じですが・・・。

そもそも、試験の成績で優秀とか決めるのは大学では意味がない気がします。院試はありますが、研究の力って学科試験じゃ上手く測れないと思います。
まぁ東大に行く人たちは成績が相対評価された方がやる気が出るのかもしれませんが・・・

今でも、成績で進路が絞られるという『進振り』制度のある厳しい東大なのに、もっと厳しくなるんですね・・・個人的には、東大の学部教育の方針はあまり好きじゃないです。競争は必要でしょうが、あそこまで競わせるのは少し行きすぎだと思います。
大学に入ったんだから好きなことさせてあげてもいいんじゃないかと・・・。


あと、単位をとっても、一月経てば忘れてしまうと思います。とくに嫌々やったことは覚えていません。
私も、教養で経済学や環境学、哲学の授業をとりましたが、もう、何も覚えていません。面白かったのに覚えていないんです。私に欠陥があるのかもしれませんが、知識は1回じゃ身に付きません。

ほんと、教養をつけるのって難しいです。


教育において、個性を重視するか、教養を重視するか、難しいところだと思います。


posted by new_world at 03:09| Comment(4) | TrackBack(1) | 政経な話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
暑いですが、お元気ですか??

私も、教養学部に在籍している関係でジェンダーや音楽学、キリスト教など多くの教養科目を履修しました。
もちろんそれそれの詳細は覚えてないけど、そこで学んだ考え方を獲得していればいいのではないかと…。
私は、教養=知識ではないと思うんですよね。
もちろん知識も必要です。しかし、一度学んだことはそんなにぱっとは忘れるものではないと思うので、関連するようなことが出てきた場合、ふと「知識」として思い出すものなのではないでしょうか。
それが大学院などへ進んだ場合に役に立つのかな、なんて思ったりしています。

learned personではなくedcated personになることが教養を身につける、ということだと私は思います。
Posted by cobatch at 2005年07月27日 12:46
自分で稼いでいると、無駄をそぎ落とすことを厭いませんが、他人のお金となると、気にしない輩が多い・・・ような気がします。
モチロン東大に限らず、先日も某公団職員が捕まりました。
誰に何を頼めばいいのでしょうね。
Posted by waterpark at 2005年07月27日 13:48
cobatchさん
確かに知識だけじゃないですね。
でも、教養は一夜漬けとかでやった科目が多いので(それでも単位が取れるのが問題かもしれませんが)、私には定着してないです・・・単位が取れただけです。
きっと、必修科目を増やしても私みたいな生徒が増えるだけじゃないでしょうか・・・特に東大の生徒さんは要領がいいんで。

教養を全体的に教え込もうとするのは官僚系の職業には向いていますが、理系の研究職には向かないと思います。勿論、教養はあって損はしないのですが、その所為で専門とすべき分野がないがしろにされては意味がありません。
と、こんな感じでうちの教官は私の学部の教育方針を自己正当化していましたが、私の学部は逆に教養教育がなさ過ぎだと思います。
生徒の意思に任せられるほど生徒が優秀じゃないんで。

みんな、教養がないまま卒業していくみたいです。

だから、うちの生徒は変なのが多いって言われるのかもしれません・・・
Posted by new_world at 2005年07月27日 14:01
ほんと、国立大学なんてその象徴でしょうね・・・まぁ学問というものはお金とは切り離すべきなのかもしれませんけど。

国の支出はお金を動かすことが目的なので、節約をする必要はないとは思いますが、使い方はしっかり考えてもらいたいものです。
不景気になって消費が落ち込むと、国が国民に借金をして、国民に金を回してたんですよね。
でも、その金を回した“国民”がごく限られた人たちだったのが問題でした。

せっかくお金を使うなら、それを決める人たちの利権は無視して、より多くの国民が恩恵を受けられるように・・・と、人間、そんなに綺麗じゃないんですよね・・・。
Posted by new_world at 2005年07月27日 14:07
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