2005年07月31日

免疫が働かないもの

免疫シリーズ第10弾「免疫が働かないもの」です。
ある基準で体内のものを入れると、免疫が反応しない場合があります。

それは、大きさです。

免疫が対処できる大きさには限界があり、ある程度大きくなると免疫が反応しません。というか、対応できないのです。

医療事故で『メス』が置き忘れられたりすることがありますよね。でも、それに体が反応していると言うことは聴いたことがないと思います。大きなメスには免疫が働けないのです。
ただ、多少の炎症は起きるようです。その理由はよく知りませんが、それは何か付着物があったからではないかと思います。

しかし、免疫細胞の手に負えないからといって、体は黙ってはいません。異物が極端に大きい場合、体は、膜で覆うことで対処します。つまり、そこをまるまる外部にしてしまうのです。ペースメーカーなどを取り出そうとするとペースメーカーの周りは膜で囲まれているそうです。

ただ、“金属アレルギー”と言うものがありますよね。ピアスなどの金属装飾品などによるかぶれなどです。これは別の原因で生じています。
この場合、直接の原因は装飾品ではなく、装飾品がイオン化して溶け出したものが原因です。


大きくて対処できないもので身近なものの一つは刺青でしょう。刺青はある程度大きな粒子を皮下に注入することで色を出しています。その粒子が大きいので免疫細胞が処理しきれず、ずっと残ります。
ですから、レーザーなどでそれを粉砕すると、小さくなって免疫が反応し、マクロファージ・好中球などが食べてくれます。こうやって刺青は取れます。



posted by new_world at 18:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 生活の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の不思議。。。
刺青って普通に考えたら、毎日新陳代謝を繰り返して
皮膚は入れ替わっているので
いつかは消えてなくなる気がするのですが。。。
聞いたところ、多少は薄くなるようですけど
消えることは無いんですよね。。。
不思議です。。。
Posted by マチルダ。 at 2005年08月01日 11:59
刺青の粒子は分裂する細胞の下に入れるそうです。つまり、刺青って細胞の下から透けて見えているんです。
Posted by new_world at 2005年08月02日 05:47
細胞の下ですか。。。
とにかく深い所に色を入れてるから消えないんだ。。。
だから熱がでたりするんでしょうね☆
Posted by マチルダ。 at 2005年08月02日 11:30
刺青をつけたら炎症や発熱が出るのは刺青の粒子の一部が崩れてマクロファージなどの免疫が反応するためだと思います。あとは入れたときの傷口から侵入した菌などが原因でしょう。
Posted by new_world at 2005年08月05日 16:42
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