2005年08月06日

体感する暑さと温度

以前何度か紹介しましたが、温度というものは案外あてになりません。

もちろん、物理学的にはきちんとした定義があるのですが、私たちの“体感する”温度、すなわち、“暑さ”や“熱さ”は温度とは違った現象なのです。

80度の水ではやけどするのに、80度の空気(サウナ)ではやけどしなかったりするのです。

これは“熱を伝える力”と“温度”との違いからきます。


温度が気体の場合、“分子の平均運動エネルギー”であらわされるように、“1分子”についてのエネルギーを示しているのに対し、“体感する熱”は“与えられたエネルギー”、つまり、“全体”についてのエネルギーを示しているのです。

よって、400km上空の1000度の空気は密度が低い(=エネルギーを与える分子が少ない)ので暑く感じません。

ただし、エネルギーをやり取りしているうちに、その空間に存在する分子それぞれのエネルギーは均一になろうとします。よって、80度のサウナの中に水を入れていればゆっくりですが80度まで加熱されますし、400km上空の1000度の空気中におけば、長い時間をかけて1000度まで加熱されることになるでしょう。(もちろん、水によって周囲の温度はかなり下げられることになると思います)



posted by new_world at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。