2005年08月08日

植物の二酸化炭素吸収量

植物の二酸化炭素吸収量は結構多くて、森林などの植物の多い地帯では、晴れた風のない日には二酸化炭素濃度が通常よりも6〜7割程度低くなるそうです。

樹齢10年程度のリンゴの木が1本あれば、毎日200g近くの二酸化炭素を吸収してくれると言われます。

200gと言ってもわからないと思いますが、200gの二酸化炭素は、まぁ、100ℓくらいですかね。

二酸化炭素の濃度は通常0.03%、つまり、空気1に対して0.0003ですので、木は100ℓの二酸化炭素を得るために、33万ℓもの空気を毎日吸収していることになります。つまり、毎秒3.8ℓの空気を吸収していることになりますね。

とはいえ、それでも、年間で二酸化炭素200g×365=73kgです。

日本人一人当たりの平均二酸化炭素排出量は9400kgですから・・・。

しかも、毎日晴れるわけではありませんし、一年中葉が茂っているわけでもありません。

そのリンゴの木の一日の吸収量は、低燃費自動車の代名詞“プリウス”が“1km”走る際の平均二酸化炭素排出量よりちょっと多いくらいだそうです。

リンゴの木1本ではプリウスも1日1kmしか走っちゃいけないんです。


あと、人間の呼吸による二酸化炭素の排出は一日1kgだそうです。つまり、人間の呼吸を支えるためにも、リンゴの木が5本も必要なのです。つまり、私たち一人が呼吸で出す二酸化炭素を取り除くために、一日で150万ℓの空気を“浄化”しないといけないんです。

しかも、実際は工業などでその25倍の二酸化炭素を放出しているので、私たち日本人1人あたり、毎日3750万ℓの空気の浄化が必要になるのです。

年間では計算したくないですね・・・。


植物の吸収量は多いと思いますが、私たちの排出量は桁違いに多すぎですね・・・。



posted by new_world at 15:23| Comment(8) | TrackBack(1) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふげ〜(><)現実の数字はズキュンと来ますね〜〜↓
ウチの職場は道路沿い(国道)なので、道路に面したベランダ。。。やっぱ緑化計画にしよ〜っと!

(;;)

暑さのためにもやろうと思ってて、日常に流されて忘れてました↓

ありがとう(^^)地球に(私達に)良い事教えてくれて!
Posted by ゆうこ伝 at 2005年08月08日 18:26
先が見えてくるような数字ですね。。。
二酸化炭素を出さない便利な物を
博士になって作ってください<(_ _*)>
Posted by マチルダ。 at 2005年08月08日 18:26
具体的な話を有難うございます。

やはり、私達って、現実がどういうものなのか、殆ど知らないんですよね。
特に、二酸化炭素のように目に見えないものの場合は。
Posted by koo at 2005年08月09日 09:41
ゆうこ伝さん
緑化は大切ですよね。せめて、自分が呼吸で出す分くらいは植物を増やさないといけませんね。

頑張ってください。


マチルダ。さん
現実は厳しいですね・・・
多くの科学者・技術者が新しい技術を作ってくれていますが、なかなかうまくいかないようです。


kooさん
なかなか厳しい数字ですよね。

私も書きながら悲しくなってきました。更に実際は窒素酸化物などの有害物質も大量に放出しているので・・・不安になります。
Posted by new_world at 2005年08月09日 18:02
水稲の、1年間の二酸化炭素の吸引量は、どのくらいですか、
Posted by 石下光男 at 2007年02月07日 21:30
石下光男さん
すみません、分かりません。植物種ごとの二酸化炭素吸収量のデータは持ってないです。
Posted by new_world at 2007年02月10日 21:29
生ゴミを、1s焼却した場合の二酸化炭素の排出量はお分かりになりますか。

また、水を1s蒸発させた場合の二酸化炭素の排出量もご存知でしたらお教え下さい。
Posted by 才田 春光 at 2007年06月04日 22:56
才田 春光さん
残念ながら、両方とも数値まではわからないです・・・

生ゴミの焼却の方ですが、二酸化炭素の排出量はそれに含まれる炭素量に比例すると思います。ただ、生ゴミの平均炭素含有量はわかりませんね・・・

あと、水を蒸発させるために必要なエネルギーを作る際に生じる二酸化炭素ですが、これは発電方法によって異なります。たとえば、原子力発電で作られた電気であればほとんど二酸化炭素は発生していないことになるとおもいます。逆に、薪で水をわかしたとかの場合は、結構な量が出てくるのではないでしょうか。また、水を蒸発させるための方法によっても変わってきます。いわゆる熱効率というもので、たとえばガスコンロの場合は、放出した熱の半分くらいは周辺の空気をあたためる方に使われてしまっているといわれています。自動車でも、同じ重さの車が同じ量の燃料を積んで走っても走行距離は結構な差が出ます。いわゆる燃費というやつです。
Posted by new_world at 2007年06月15日 20:52
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