2005年09月12日

カニの呼吸

カニって陸上に上げてもなかなか死にませんよね。

魚なら呼吸困難で死んでしまうのに、カニはそう簡単には死にません。よく干潟などでカニが歩いているのをテレビでやっていますよね。

一部の陸上のカニ(オカガニなど)は肺のような器官を手に入れているのですが、普通のカニにはエラしかありません。

カニは、エラ呼吸しか出来ないのです。

しかし、エラと言う器官は空気から酸素を取り込むことはできません。

これは全ての魚などのエラにいえることですが、湿っていればある程度呼吸が出来るのです(乾燥してしまうと危険です)。

つまり、カニのエラは常に湿っているのです。というか、湿らせているのです。

カニは、水分の循環させているんです。

つまり、入口から酸素を含んだ水分を取り込み、エラでその80%以上を吸収し、出口から排出します。そして、出口から出た水は、外気に触れ、酸素を取り込んで、また入口から入っていくのです。

これを繰り返すことで、カニは陸上で長期間生きていくことが出来るのです。



posted by new_world at 17:31| Comment(9) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カニの泡はそのためだったのですか。
いやー、ためになりました。
華麗なカレーの話といい、加齢で
ボロボロの脳にはいい刺激でした。
また、おもろい話を頼みます。
Posted by yoyo at 2005年09月12日 19:19
初めて知りました〜(*´∇`*)
そんな技を持っていたんですね、カニ。

アリも凄いですよ!
水の中につけるとしばらく手の上を歩いているんです。
そして浮ぶ。。。
死んだと思うでしょ?普通は。。。
でも乾くと復活するんです!何度やっても(笑)
アリに水死は無いですね☆
Posted by マチルダ。 at 2005年09月12日 19:19
こんばんわ

こういう話大好きです!
子供にも教えてあげよ〜っと。
Posted by みっちゃん at 2005年09月12日 19:42
凄いなぁ、カニ!
学校では絶対教えてくれない知識です。
私も子供に教えよう。
(知ったかぶりして…)
Posted by ドキドキ at 2005年09月12日 20:45
カニのすごいですね〜。
なぜそんな身体になったんだろう。
Posted by 玲乃 at 2005年09月12日 22:14
生物の進化と適応、本当に驚嘆します。
わたしは工学部を出て生物系に再入学し、そのとき初めて細胞がミトコンドリアなどとの共生体だと知って、価値観が変わるほどのショックを受けました。生物の無限に広がる進化には、ほんとにわくわくさせられます。
Posted by shinshia at 2005年09月13日 00:37
こんばんは。
とても勉強になりました。
身近な生物にも、色々な不思議があるのですね。
Posted by スウ at 2005年09月13日 01:56
yoyoさん
カニの泡は、循環させすぎて濃くなった為に起こる現象で、あれは、循環を鈍らせてカニの命に関わることみたいです。
生物系の記事をこれからは多めに載せていこうと思っています。


マチルダ。さん
昆虫は軽いですからね。あと、昆虫はあまり呼吸が上手じゃなくて、もともとあまり酸素を使わないように小さく+軽く出来ています。まぁ飛ぶ系の昆虫は気流で呼吸を上手くしているようですけど。



みっちゃんさん
川や海に行ったときの話題にもなりますね。
子供の方がこういうことには興味を示すかもしれませんね。


ドキドキさん
私も昔本で読んだだけです。ちょっと最近、カニを見て思い出しました。
昆虫関連の本を読んでいて、昆虫は外骨格だから大きくなれない、とか書いてあったのですが、カニって結構大きいですよね。まぁ水中だといろいろ環境が違いますので大きくなれたのでしょう。
Posted by new_world at 2005年09月13日 15:09
玲乃さん
やはり、多くのカニが陸に上がる機会が多かったからかもしれません。ずっと海中にいるカニにこの能力があるかはよく知りませんけど、ずっと海中にいるタイプのカニでも結構長時間空気中で生きているのは見たことがあります。実際どうなのかは知りません。


shinshiaさん
ミトコンドリアも面白いですね。エネルギー源を作るだけでなく様々なところ(細胞死など)で生体システムに関与してきます。
それぞれの生物の持つ機能は本当に凄いです。


スウさん
生物に限らず、物理や化学、地学といった分野においても、それなりの知識があると、物を見たときに感じる印象はかなり変わってくるでしょうね。

私はよく、お風呂の水を見ながら、水が透き通っていることに感動します。これも、ある程度物理や化学を学んだからだと思います。
透き通っているということがどういうことなのか、何となく分かるので、感動が増すんです。

カニを見ながら、あそこで水が循環してるのか、と思うと、カニを見るだけで楽しくなりますよね。
Posted by new_world at 2005年09月13日 15:18
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