2005年10月13日

生物の痕跡〜生命がいると世界が乱れる〜

今回は少しだけ生物です。生物の痕跡って大きな生物なら分かりやすいですが、小さなもの、特に初期の生物の痕跡は良くわかりません。その存在を決定付ける生物の痕跡があります。今回はその話です。


そういや、前の記事で書き忘れたことがあります。この記事とは全く関係ないですけど・・・

放射性元素は決められたペースで減っていきます。決められたペースといっても“毎秒何個”ではなく、“毎秒何%”です。放射性元素が崩壊するのは“確率”なんです。その半分になる時間を半減期といいます。これはその元素固有の数値です。半減期はコンマ数秒のものや数億年のものなど色々あります。

前から半減期は知っていたんですが、最近久々に半減期に出会って、次のような当たり前のことに気づきました。

『半減期が5000年ということは、5000年前には倍あったのか・・・』

つまり、昔になればなるほど放射性元素は沢山あったということです。ということは、それだけ沢山崩壊していて、放射線を出して地球を温めていたんです。

まぁ当たり前のことなんですけど、こんなことに気付いていなかったんです。まぁテキストにはこんなこと普通載ってないですけど。
でも、思いついたときは、面白かったです。



まぁ、生命の痕跡とは関係ありません。

では、『生命の痕跡』についてです。

初期の生命の痕跡らしいものの中に、人が見ても痕跡には見えない痕跡があります。

それは、同位体です。

また、同位体です。今週は同位体週間ですね・・・またあと一つ同位体について書く予定です。その話も生物系の話です。今回はその前置きみたいな話です。まぁ今回は地学関連ですけど。


生物は炭素で出来ています。二酸化炭素などから炭素を取り込んで自分の体を作るんです。それは体内の酵素で行われるのですが、酵素は大変敏感で、同位体を微妙に区別するんです。勿論、極端に差をつけるわけではないです。ほんのちょっとだけ多く、軽い炭素を取り込んだりするんです。

つまり、痕跡とは『同位体比が崩れた場所』です。(同位体については『地球の年齢』に説明があります。)

人間の目では中性子の差なんて分かりませんから、見ただけではなかなか分からないのですが、分析してみると、『地球共通』のはずの同位体比が、その場所では崩れているんです。

これが生物がいた痕跡なんです。


posted by new_world at 22:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 地球の科学・暦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉ〜
昔の友達にそんな話をよく聞きましたぁ(^_^;)
彼は一生懸命、話してくれるんですけど、
私は、ふーん…って(笑)
Posted by のび at 2005年10月15日 15:28
のびさん
私もよく話しています。大学の友人には結構受けがいいんですが、兄弟とか親に話すと、ちょっと孤独を感じます。

私も、文学とか美術の話をされると「ふーん・・・」って感じです。
Posted by new_world at 2005年10月15日 16:56
「生物がいた痕跡」って、骨や食べたものの化石が残っているということだと思っていました。

目に見えないところで、そんな複雑なことが起きているのは感動ですね。「おおーっ」と思います(^-^)
Posted by bow_n at 2005年10月15日 20:30
bow_nさん
最初の生命とかだととても小さいので、同位体の偏りとかが決定的な証拠になったりするんです。

見えないところまでしっかり跡がついてるんです。
Posted by new_world at 2005年10月15日 20:53
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