2005年11月10日

群れの形成

『利己的な群れの形成』というモデルがあります。

群れの形成はどことなく“協力”っぽい香りがしますが、実は必ずしもそうではないみたいです。

5匹カエルがいるとします。主人公はBです。

A   B   C   D   E

こんな感じでカエルが並んでいた場合、Bが外敵から襲われる確率はAとCの間よりもCとDの間の方が低いんです。

だから、ぴょんと移動して

A       C B D   E

という風になるんです。

同様に、AやEも狙われる可能性が高いので誰かの間に入ろうとして・・・

群れが出来るんです。


まぁこれは一つのモデルであって、利己的な群れの形成を行う種でも、完璧これと同じ原理で動いているわけではありません。


まぁ動物は基本的に利己的なんです。

人間の“優しさ”は結構マイナーなんです。

種を守ることは必要なのですが、種を守ることよりも己を守ることの方が優先されがちなんです。まぁ当たり前ですけどね。


群れを作る目的は自分の襲われる確率を下げるだけでなく、集団が襲われる確率も下げるといわれます。

群れが大きくなると目立つので見つかりやすくはなるのですが、群れを作ることで、監視する個体の数が増え、外部への警戒がしやすくなり、危険が近付いた際により早く逃げることが出来るようになるんです。


ただ、群れを作った場合に問題になるのが食料です。

群れが大きくなると食料が足りなくなります。


そのギリギリのところがその群れに含まれる個体の数なんです。


あと、必ずしも利己的であるといえないものが他にもあります。

たとえば、メスをめぐるオスの喧嘩です。

教育番組とかでメスを争ってオスが喧嘩したりしていますよね。

私も昔から気になっていたのですが、あの喧嘩、結構手ぬるいですよね。

子孫を残すという生命最大の使命の為なのに、なんか手を抜いているような戦いをよく見ます。

勿論、怪我をして死んでしまう場合もあるのですが、多くの場合が、相手を死に至らしめることなく勝敗が決まります。

人間の場合、昔は決闘とか普通に殺しあったりもしていたみたいですが、基本的に勝敗と生死は関係ありません。


毒蛇のガラガラヘビの喧嘩もそうです。

毒蛇のガラガラヘビのオスは、メスを取り合って喧嘩する時にその毒を使うことはありません。

ガラガラヘビもガラガラヘビにかまれたら死ぬのですが、決して相手を噛んだりはしません。


なんか、相手よりも頭を高く持っていったら勝ちみたいです。


手加減してるんですかね・・・こういうのを儀式的な闘争とも言います。


鳥の求愛のダンスやセミの鳴き声など、こういった儀式的なものが主流みたいです。



posted by new_world at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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