2005年12月11日

中学生の科学者像

神戸大の教授が15歳(中学3年)530人に対して、理科に関するアンケートを行ったそうです。530人とそこまでたくさん調べたわけではないのでどこまで正確なのかは分かりませんが、結構面白い統計が出ています。


まず、理科が全ての科目の中で最も好きな学生は全体の3割いたそうです。

理科離れとか言われていますが、結構な人気科目なんですね。

私は社会の方が好きでした。


その理科好きの中学生は
「能力や才能を発揮できる仕事をしたい」92%
「重要で意味があると考える仕事をしたい」87%
そうですが、

その科学好きの男子の56%、女子の81%は

「科学者にはなりたくない」

と答えたそうです・・・理科が最も好きな学生でも、その多く(殆ど?)が科学者にはなりたくないんですね。


その理由として考えられるのが、『テレビや漫画、映画などにおける科学者の描写』だそうです。

どうしても、『暗い』『マニアック』な存在で、いまいち『現実味がない』・・・そういった科学者像が今の子供たちに広がっていると。

教官らを見ていて、確かに『マニアック』であることは認めますが、『暗い』とは思いません。

中学や高校の先生とそこまで変わらないと思います。

まぁ変な人は多いですけど・・・。



『現実味がない』というのも残念です。

別に科学者は『生体兵器』とか作ってるわけじゃないですし・・・(作っている人もいるかもしれませんが)

現代社会では科学が一番生活に密着している分野だと思うんですが、かなりブラックボックス化していて、いまいちお近づきになりにくいんでしょうね・・。

冷蔵庫や電子レンジ、コンピュータやDVDなどの電化製品関連はもとより、鏡やプラスチック、合金やガラスといった素材まで作り方はよくわかりません。

それでいて漫画や映画では怪しげな科学者がたくさん出てきます・・・。

まぁ確かに科学を使えば人を簡単に殺したり改造したりできそうですから、“悪”としては使いやすいですよね・・・


それに、なにより、科学者との接点がないんですよね。

子供が実在の科学者を見る機会は殆どないと思います。

最近は大学の先生とかが子供向けの公開講座とかしたりしていますが、まだまだ少ないです。



科学者の方も、もっと子供にアピールしないと、逃げられちゃいますよね。

少子化してますし・・・

島津製作所の田中さんがノーベル賞をとったりして、科学者への認識は次第に変わってきてはいるようですが、依然として雲の上の存在というか、縁の下の存在というか、よく見えない存在なんですよね。


posted by new_world at 15:10| Comment(7) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回のネタは『Amazing Life』とかぶってますね。やはり現場の科学者にとって、かなり気になるニュースなんですね。
Posted by おおくぼ at 2005年12月12日 02:10
私もあの田中さんでイメージは変わりましたけど
でも枠は狭い感じはありますね〜。。。

やりたいと思っても出来ない感じが強いです(*´∇`*)
Posted by マチルダ。 at 2005年12月12日 11:17
おおくぼさん
あら、そうでしたか。私はまだ学生ですがちょっと気になりましたね。

私の周りは『科学者になりたい』と思ってしまったらしい人だらけなので、ちょっと意外なデータだったんです。



マチルダ。さん
枠は確かに狭いでしょうね・・・でも、検察とか裁判官とかに比べればまだ楽なほうだと思います。別に試験があるわけでもないですし。

まぁ私にはまだよく分かりませんけど・・・あと10年くらいしたら分かるかもしれません。
Posted by new_world at 2005年12月12日 15:31
確かに自分たちが中学生くらいの頃とは、なんか違うような気がします。

全体的に大人になるのが遅い社会のようですし、高校生くらいになって、科学者のイメージが固まればいいのではないでしょうか。
Posted by goma at 2005年12月12日 21:53
gomaさん
確かに中学生には早すぎますね。私も中学生の頃には文系か理系かすら考えていませんでした。

進路に悩んでいる高校2年生の3学期くらいに聞いてみてもらいたいです。
Posted by new_world at 2005年12月13日 22:36
こんにちは☆
私,小さいときから科学者になりたいと思っていたんですけど,大学に入るまで,研究者は有名大学京大とか東大とか東北大とか・・・・
に行かないとなれないものだと思っていました.
もっと早くになり方とか,
職場とかを知っていたら人生設計変わったかもっと大学時代思いました(‥;).

具体的な進路は決まらない中学生の頃でも.
具体的な職場や学校なんかを知ると,イメージもマッドサイエンティストから脱却しそうな気がします.
Posted by at 2005年12月14日 15:07
惺さん
大学はあんまり関係ないと思います。まぁ大学入試の段階だとどうしても有名な大学に行きたい気分になりますけど。

確かに有名な大学には優秀な研究者が多いので勉強はしやすいと思いますが、有名な大学に入るための能力と科学者としての能力は一致するものじゃないと思います。まぁ理解力や思考力が高いと両方とも有利ではあるでしょうけど。


中学や高校で職場訪問とかありますよね。でも、実際のところ、どれくらいそれが効果があるのか疑問です。

私、高校1年の時、裁判所に行ったはずなんですが、いまいち記憶にないです。

機会を与えるのは大切なんですが、職場訪問のやり方も考えるべきだと思います。
Posted by new_world at 2005年12月15日 22:25
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