2005年12月16日

1月1日が今の位置にある由来

気が早いですが、お正月の話です。

元旦がなんで今の位置にあるかご存知ですか?

西暦の1月1日が今の位置にある理由です。


最初から今の位置ではないんです。

紀元前の古代文明でも一年の日数は測られていました。

エジプトで太陽暦が、メソポタミアで太陰暦が作れましたよね。

一年を数えるわけですからその初めを定義するのは自然の流れです

最初の王・皇帝が生まれた日とか即位した日を年の初めと定めてもいいのですが、メソポタミア文明やギリシア文明、ローマ帝国、古代の中国王朝でも夏至や冬至、春分などが年の初めと定めてあったそうです。

まぁでも、そのあと、あれこれ変わっていくみたいですけどね。

中国では後漢の頃に太陽の動きによって定められた24節気の立春を年の初めとし、日本でもそれが採用されていました

今で言う旧正月です。

それぞれの文明で太陽の動きが重視されたのは季節と生活が密着していたからだと考えられています。

中国が立春を年の始めにしたのも、気温が上がり始める頃を一年の始まりとしたようです。

他の文明でも同じような理由だと思います。

エジプトは春分や冬至を年の始めとはせず、シリウスが明け方に上る頃を年の初めとしました。

その理由も同じです。

よく言いますよね。

エジプトで暦法が進歩したのはナイルの氾濫を予測する為だと。

その、ナイルの氾濫が起こる頃が『シリウスが明け方に昇る頃』なんです。

7月頃みたいです。

ナイルの氾濫で一年が明けるなんてすごくエジプトらしいですよね。


最初の頃は生活に密着した決め方だったのですが、今の西暦の元旦は微妙な位置にありますよね

一番近いのは冬至(12月22日頃)ですが、微妙に離れています。

実はこれ、『キリストがユダヤの割礼を受けた日』を元旦としたといわれています。

でも実は、キリストが生まれた日はよく分かっていないみたいです。

今の説では紀元前4年の夏頃ではないかといわれているそうです。

全然違いますよね。

世界史の年表にも紀元前4年とか書いてあった気がします。



12月25日というのは、キリスト教の前に広まっていたミトラ教の一番のお祭りである“太陽神ミトラの”生誕祭の冬至祭の日なんです。

その冬至祭が、冬至の3日後の25日に行われていて
、キリスト教がミトラ教にとってかわった時も、その冬至祭を捨てずに、キリストの”聖誕祭として祝ったそうです。


なんで異教の祭りを残したのかは知りません・・・ミトラ教徒を上手く取り込むためでしょうかね。

しかも、ミトラ神の誕生日をキリストの誕生日にしちゃって・・・ミトラの誕生日が冬至(の三日後)なのは、ミトラが太陽の神で、昼が一番短い冬至の日に太陽神は一度死に、その三日後に復活すると信じられていたからだそうです。

そんな感じで、キリストの誕生日を12月の25日にしちゃうと、ユダヤの重要な儀式らしい割礼が8日目だそうで、その日が今の元旦なんです。


宗教色が濃いですね・・・旧正月の方がいいですよね。

まぁ真冬ではありますが、次第に暖かくなる頃です。


posted by new_world at 14:14| Comment(10) | TrackBack(3) | 生活の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

そうなんですよ。イエス・キリストの誕生したときは、聖書の記述からすると、冬ではないんですよね、すくなくとも。
 まぁ、そういうわけで、真面目な一クリスチャンとしては、クリスマスってあまり祝ったりしないんです・・・(^^;)せいぜい、こどもたちのためのお楽しみ会、程度。

 ちなみに、ほんの少しですが、前の記事見させてもらいました。あの、楕円とかって、どうやって記事の中に入れるのでしょう??

 
Posted by キャベツ at 2005年12月16日 14:54
キャベツさん
はじめまして。

そうなんですか。ヨーロッパとかで凄く盛り上がってる所をテレビとかで見てたんで、受け入れられているのかと思っていました。皆が皆そうでもないんですね。

楕円ですか?あれはパワーポイントで描いてJPEG形式で保存して適度なサイズに縮小して画像として貼っています。
Posted by new_world at 2005年12月16日 17:05
お久しぶりです。
蒟蒻パンチからkeiTAlowに名前変えました。

西暦何年かは忘れましたが、10〜20日くらい日付のない日が続いたそうな。
そういうのが2回くらいあって、各種修正によって現在のグレゴリオ暦があるみたいで、現在から逆算で計算すると、西暦1年1月1日は2〜3日前後するらしいです。曖昧で申し訳ないです…。
ちなみに、西暦には0年や0月が無いです。
全部1から始まるそうです。
Posted by keiTAlow at 2005年12月16日 20:07
う〜ん、こういうお話もおもしろいですね。

ミトラ教というを初めて聞きました。
キリスト教も最初はユダヤ教の異端として始まったと記憶していますが、ミトラ教ってどういう関係にあったのかとても興味深かったりします。

太陽神があるという事は、ギリシャ神話のように多神教ですよねぇ。ユダヤ今日は一神教・・・。う〜ん、複雑・・・。

こんなに日々、生活に密着していることなのに、今もはっきりとわかっていないというのがまた面白い話ですね。

正確には一年は365.2422日あるそうです。その端数の調整のために4年に一回閏年を設けて調整し、それでもきれいに端数はなくならないので、数十年か数百年に一度閏年をなくしたり(すみません、ここはちょっとウロ覚えです)、とても複雑な事をして調整しているそうですね。
Posted by やまさん at 2005年12月17日 01:26
アジアの多くの国では、旧暦の正月で、お祝いするの場合が多いですね。ちなみにキリスト教の重要な祝い事である、復活祭は旧暦で、お祝いしますね。なんでやねん?
Posted by おおくぼ at 2005年12月17日 10:24
カンボジアでは3回お正月の休日があります。
西暦正月、旧正月、それに4月13日の仏教正月・・・。
休んでばっかり。
Posted by mika at 2005年12月17日 11:59
keiTAlowさん
どうもです。

昔は暦も適当でしたからね・・・冬が厳しい国だと、動きのない冬には月を作らなかったりしていたみたいですしね。

太陰暦も360日とかですし。閏月とか普通に作るくらいです。

一年12ヶ月と13ヶ月じゃ全然違うのですが、当時はそれでも良かったんでしょうね。

西暦は0年がないですね。中学校の歴史に時間に習った気がします。




やまさん さん
ミトラ教って言う名前は聞いたことありましたが、どういう宗教なのかは知りません。
でも、ヨーロッパで結構広まっていた宗教みたいです。


4で割り切れれば閏年、でも、100で割り切れれば閏年じゃなく、更に400で割り切れる年は閏年にするみたいですね。

2000年は閏年でした。
Posted by new_world at 2005年12月18日 18:34
おおくぼさん
中国の影響でしょうね。

復活祭の日時がずれるのはカトリックとプロテスタントの宗教的な対立からだって聞いたことがありますが、よく覚えてません。

なんででしょうね。



mikaさん
へぇ・・・そうなんですか。大変ですね。三回も明けましておめでとうですか。

宗教や風習がからむと色々大変ですね。
Posted by new_world at 2005年12月18日 18:38
>中国では後漢の頃に太陽の動きによって定められた24節気の立春を年の初めとし、日本でもそれが採用されていました。

一年を24分割なんですか? 立春って何が基準なのですか?
Posted by おおくぼ at 2006年12月25日 02:10
おおくぼさん
24節気は、季節がずれてしまう陰暦を修正するための“季節”(=太陽を基準とした)の要素ですが、なぜ24なのかは私は知りません。季節を修正するためには月の数の12個あればいいと思いますが、季節を規定するのに24という数字が適度だったんだと思います。他にも色々理由はあるんだと思いますが。

「立春」は「冬至」と「春分」の中間にあり、中国人的には“気温が上がり始める頃”であるとされていたようです。ただ、より明確な理由というものは私は知りません。(あと、日本の気候とは若干一致しないでしょう)

実際に気温が上がり始めるのがいつなのかはわかりませんが、時期的には、このあたりではありますね。「立春」の前の24節気は「大寒」で“最も寒い時期”だそうですので。(もっとも寒いということはそれ以上は寒くならないということですし)

冬至から春分までの24節気は、「冬至」で太陽が最も低くなって、気候はどんどん寒くなり、「小寒」→「大寒」でもっとも寒い時期を迎える。そうすると、次の「立春」の頃には寒さが緩み始め、「雨水」の頃には雪が溶け、「啓蟄」の頃には虫が起きて、次に、昼と夜の長さが等しい「春分」に至る・・・そんな感じです。
Posted by new_world at 2006年12月31日 01:17
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