2005年12月23日

昆虫の動脈と静脈はつながっていない

まぁ心臓ではつながっているんですけどね。

開放血管系という循環系があります。

心臓から動脈と静脈が伸びていて・・・それだけです。

私たちのような毛細血管はありませんし、血管が肺や腎臓とかともつながっていません。

私たちは心臓⇒動脈⇒毛細血管+排出系+呼吸系⇒静脈⇒心臓という流れがありますが、昆虫などの節足動物や貝などの軟体動物には真ん中が“抜けて”います。

大動脈で血体腔という空間に送り出すだけです。

こういうのを開放血管系と呼ぶのに対し、私たちはそれが毛細血管で閉じている閉鎖血管系といいます。


あと、私たちの体の中を流れている血液とは少し違う液体です。

私たちの閉じた血管系だと、細胞間を満たしている組織液を通して、血管やリンパ管が細胞とコミュニケーションをとっています。

しかし、昆虫のような開いた血管系だと血体腔がその役割を果たすので、血液・リンパ液・組織液の境がなく、組織液・リンパ・血液の働きを一括して行う体液が心臓から送り出されることになります。

血リンパという素直な名前で呼ばれたりもします。


ただ、毛細血管がないので、足や羽など細い部分への体液の循環が悪くなってしまいますよね。

そのためにその付け根にはちゃんと小さな心臓みたいな脈を打つ器官が付いているそうです。



※排出系
私たちは腎臓の毛細血管から老廃物を排出しますが、昆虫は血体腔から老廃物を排出します。

昆虫やクモはマルピーギ管という腸から枝分かれした細い管でそれを行っています。

まぁクモと昆虫では腸の別の部分から出来ていて、同じ機能で同じ名前ですが違うものとして扱うこともあります。

※呼吸器
昆虫は気門から空気を取り込み、体全体に張り巡らされた気管を通して、血体腔に酸素を供給しています。



posted by new_world at 19:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アグリナから「メリ−クリスマス」
プレゼントは、「感謝の気持ち」です。
「昆虫の動脈と静脈はつながっていない」知らなかった。そういえば、今年の秋に宮城県に生息していたゲンゴロウを見ました。群馬県にはもうゲンゴロウはいないな〜〜。
Posted by アグリナ at 2005年12月24日 11:14
アグリナさん
どうも、メリークリスマスです。

有難うございます。

ゲンゴロウですかぁ・・・テレビ以外では見た記憶はないですね。
Posted by new_world at 2005年12月25日 23:47
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