2006年04月23日

五月病の変化、うつ病の遺伝

教官が話していたのですが、私の大学でも、以前は1割以上の学生が五月病にかかって、中には自殺(未遂)者までいたそうです。

でも、最近の学生には、五月病というものがあまり見られないみたいです。理由は分かりませんが、教官曰く、『最近の学生は授業に期待していないからかな』と。

また、以前は、受験が今以上に厳しく、また、今以上に休講が多かったりしたので、気力を失う学生が多かったとか・・・。



あと、最近の学生は「真面目さ」が常識らしいです。

「授業に出るのは当たり前で、それをあまり苦痛に感じていない」そうです。

まぁでも、授業に出てない人は結構いますけどね・・・ただ、そういう人たちって殆どがサークルとかアルバイトが理由なんですよね。

なので、五月病みたいな人は見たことがないです。

私は今の学生しか見たことがないので昔の学生がどうだったのかは知りませんが、世間ではかなり『うつ病』が増えているのに大学生では増えていないみたいです。


ちなみに、うつ病は遺伝性があると言われていて、日本人の2割くらいはそれを持っているのではないかと考えられています。(正確な情報ではありませんけど)

勿論、うつ病の素因をもっていても、必ずしもかかるわけではなく、環境要因と遺伝的要因があってはじめて生じる精神状態です。

また、うつ病は治療できます。






ここから先は私の意見ですが、うつ病の素因を持つ人が多いというのは、実はいい(というか、よかった)ことなのではないでしょうか。

うつ病に遺伝性があるとすれば、うつ病も遺伝病の一種とみなせます。

重度のうつ病になると生活すら困難になるので、もし、重度のうつ病になった場合、子孫を残せる可能性が減ります。

ダーウィンの自然淘汰説が正しいとすれば、うつ遺伝子は淘汰される傾向にあるはずなんです。

それが多く残っているということは、それだけ精神的なストレスが少ない社会だったと言えます。


冬季にうつになる季節性うつ病というものがありますが、こういった遺伝子があるとすれば、それは常夏の地域の人に一番多いはずです。

冬がない地域では全く関係ないので、生活に影響しないんです。

一方、高緯度の地域であれば、重度の季節性うつ病の人は子孫を残せる機会が減りますので、自然と減っていく傾向にあるはずです。

素因を持っていても環境要因(冬)のない地域では冬のうつにはなりようがないので、患者数は高緯度地域に多いことになります。

あと、遺伝性があれば、低緯度地域から高緯度地域に移住した人たちにはより高頻度で冬のうつが生じることになると思います。

まぁ季節性うつ病に遺伝性があるのかは知りません。

単なる体のメカニズムの問題かもしれません。

ただ、体のメカニズムは遺伝子でコントロールされているので、高緯度地域に長く住む民族では、このような疾患を減らすシステムが出来ているかもしれません。


posted by new_world at 17:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遺伝子なんですか。。。
それもあるかもしれませんね☆
私は今はうつではないですけどいち時期そんな感じで

遠いかもですけど父方の祖母の弟、母方の祖父の弟が
そうですね。o○

後、従姉妹に一人そんな感じの子が。。。

よくはわからないけどうつは厄介です(苦笑)
頭の良い方に副作用のない薬をお願いしたいです(笑)
Posted by マチルダ。 at 2006年04月24日 12:54
マチルダ。さん
20%も持っているのなら予備軍がたくさんいるってことですし、精神の病気は分かりにくいですからね。

あと、うつだと思い込んじゃってうつになる人もいるみたいです。

最近、うつ関連の本が結構出てますよね。ああいうのを読んで、『自分もうつかも』とか勘違いしてしまうそうです。メディアの影響って大きいですからね。
Posted by new_world at 2006年04月27日 15:29
こんばんは☆
よく、ストレスが胃に来るとかいいますけど同様に
その方向が脳内伝達物質系に来やすいとも考えられるし・・・
っと思うときがあります。
あくまでも個人的意見ですけど(^_^;)

鬱、遺伝要素、当家は。。
死者まで出ていますから(^_^;)

医学方面からの鬱のメカニズム解明、
早く進んでいって欲しいものです。
Posted by 玉漣(もと惺) at 2006年04月28日 19:10
玉漣さん
最近は精神病が病気として扱われるようになって来ていますよね。治療法も色々と見つかってきているようです。中には、混乱している脳の一部に電極を挿してペースメーカーみたいに電気刺激を送り続けるような、力ずく的な療法も見つかっているようです。

脳の機能に分からないことが多いので、脳の病気というのは中々解明が難しいようですね。
Posted by new_world at 2006年04月29日 21:13
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