2006年05月06日

言葉の獲得

人類が言葉を習得したのはいつごろだと思いますか?

これ、結構最近なんですよね。勿論、言葉というものは跡が残りませんので、あくまで推定でしかないのですが、だいたい、10万年前くらいだといわれています。

この数字は、人間の構造(舌下の神経管の化石)の進化と、言語習得に必要な遺伝子の解析によって得られたものだそうです。


この10万という数字は、ちょうどネアンデルタール人とクロマニヨン人との間にある数字です。

ネアンデルタール人には我々のような高度な言語能力はなかったと考えられているんです。

ネアンデルタール人は数万年前まで生き残っていたと言われていますが、我々の祖先と異なり、言語能力を獲得できなかったというのです。

言語能力が私達の思考の中枢ですので、この言語能力を持たなかったというのは、ネアンデルタール人にとってはかなりの痛手です。

勿論、言語能力を持たない類人猿も生き残っていますので、それだけが原因ではなかったのでしょうけど、少なくとも、同じ環境で競争をすれば、ネアンデルタール人にはかなり不利だったといえます。

なぜネアンデルタール人が言語を習得するように進化できなかったのか、や、なぜ私たちが言語を発達させえたのか、など、解決されていない問題もかなりあるでしょうけど、こういった進化の問題は実験のしようがないので、タイムマシンでも開発されない限り、正解は見つからないでしょうね。


posted by new_world at 02:15| Comment(15) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
言葉が使えないってことは殴り合いとかになってたんでしょうね(*´∇`*)

違うのかなぁ(笑)
Posted by マチルダ。 at 2006年05月06日 11:32
マチルダ。さん
ネアンデルタール人は、言葉は使えなかったのですが、脳の大きさ自体は現代人よりも大きく、ある程度の技術は持っていたと言われています。たとえば、火(炉が見つかっています)や打製石器は使えますし、死者を埋葬したとも言われています。また、外見も私たちとそこまで違わないものだったようです。
Posted by new_world at 2006年05月06日 17:53
そうなんですか。。。
アウストラロピテクスってのいませんでしたっけσ('、`)?
ネアンデルタール人はでも人って字がつくんですね。o○

何か書いてる途中でわらけてきました(笑)
私の頭の中にある絵はまったく違うような気がします☆
Posted by マチルダ。 at 2006年05月06日 18:21
言語の発達・言葉の習得は道具の使用とともに
人類の進化に大きく貢献したと聞きますが、

素朴な疑問としていつも考えるのですが、
イルカやクジラのような泣き声などのコミュニケーションは
一種の言語として捉えたりするんでしょうか?
人間でも国が違うといろんな言語があるじゃないですか?
イヌも寂しい時には「クゥ〜ン」と鳴きますよね。
↑これは極端です?

う〜ん、どこからどこまでを言語として考えてるのでしょうねぇ〜?
最近よくその言語を忘れて
『え〜っと、何やったっけ?』を繰り返してしまう私は退化中ですね。
(それを老化というんですね)
Posted by やまさん at 2006年05月06日 19:15
マチルダ。さん
アウストラロピテクスは400万年前くらいの猿人と呼ばれる人類の祖先です。

アウストラロピテクスの外見(骨格からの想像ですが)はチンパンジーそっくりですからね。アウストラロピテクスはやっと直立歩行を始めた頃で、打製石器すら使っていなかったと言われている時期です。火はまだ使えません。
Posted by new_world at 2006年05月06日 19:20
やまさん さん
言語の定義ですか・・・なかなか難しいですね。私達の言葉というものも、もともとは犬の鳴き声とかと同じですからね。

ただ、私達の話している言葉のような複雑な音を文法という規則に則って用いるためには、かなり複雑な動きと高度な知能が必要です。

イルカや類人猿などには、外敵やそれに対する対応の種類などまで伝えられる警戒音を持つものも居ますが、結局は音の種類程度で、ヒトのような複雑な音を文法に則って組み合わせて使うようなことはできないと思います。

鳥の仲間にはヒトそっくりの音声を再現できるものもいますが、あくまでボキャブラリーの段階であって、それを文法を持って組み立てる能力は備わっていません。

類人猿であれば、記号としてヒトが教え込めば、ある程度文章を理解することは出来るかもしれませんが、かなり難しいと思います。

まぁイルカや類人猿のコミュニケーション能力については私はよく知りませんので、間違っているかもしれませんが。
Posted by new_world at 2006年05月06日 19:53
文法を組み立てる能力というのは、主語+動詞+目的語みたいなのでしょうか?
例えば、
私はリンゴが食べたい。

貴方にリンゴをあげる。
とか

猿やチンパンジーには無いのでしょうか?
Posted by おおくぼ at 2006年05月06日 20:29
言葉=人間の進化
ではないでしょうか。

何処で誰かのひらめきを伝えなければ、その考えはほとんどが無意味になります。そこが現在生き残った人間と絶滅した人間との違いではないでしょうか。

また、寿命が増えたことによって、長い経験を後世に残せるようになったとも言われています。そのときから「おばあちゃんの知恵袋」というものがあったんですかね・・・。

まぁ厨房の俺が言ってもなぁ・・・・(*´ェ`*)
Posted by 金魚 at 2006年05月06日 22:45
使えるのと、理解出来るのとは差がありますよね。
犬なども、ある程度は理解して、動くことは出来ますもんね。
使える、と考えると…そうか…人だけかぁ。
波動とか超音波みたいなもので、細やかな意思の伝達が出来る生物は…いないのかなぁ…
Posted by ゃょ。 at 2006年05月07日 14:50
そういえば、イルカや類人猿などで簡単に意思の疎通ができるものがいますが、それは本能的に発してるんでしょうか・・・。
それとも、人間みたいに周りの音を聞きながら、次第に覚えていくのか・・・・(。-`ω´-)ンー・・・・

インコなどは、周りから得た音を使っていますが、それは訳も分からなく繰り返すだけで言葉とは言えないですよね?
稀に、ホームビデオなどで鳥自身が使い分けているように聞こえるのですが、そこまで頭がいいと思えないので、ヤラセだと思ってます。

人間は、言葉を得るために、周りの状況と音を認識して、言葉のそれぞれの意味を理解できるから、言葉として使うことが出来るんですかね・・・・・((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
Posted by 金魚 at 2006年05月07日 18:46
そういえば、「怪しげな黒コートを着ている、時に優しい、医師免許を持たない天才外科医が登場する、某医療マンガ」を読んでいたら、「馬の脳を人間に移植したことがある」とその外科医が言ってる場面を思い出しました。

実際には無理でしょうね・・・(;^ω^)・・・

仮にできたとしたら・・・・・・例えば、声マネが出来る巨大インコなどに人間と同じような知能、理解する頭脳を持たせたら、ベラベラしゃべるようになるんですかね・・・・。
あくまでも、人間と同じ頭脳です。他にも周りを知るための五感も人間レベルとしてです。

もししゃべったら、陣内智則もビックリですね・・・(;^ω^)・・・確か、オウムですけど・・・・

みなさんも、頭脳+発音の両方が備わってたら、言葉を使えるようになると思いますか?
Posted by 金魚 at 2006年05月07日 22:19
おおくぼさん
通常の類人猿にはない感覚じゃないでしょうか。ただ、脳の能力的に不可能なのかは知りません。
ヒトの幼稚園児程度の文章を作る能力があると聞いたことはありますが・・・。


金魚さん
言語によってヒトはより正確な情報を交換できるようになりましたからね。思考力とそれを出力する言語能力、あとはそれを記録する技術の開発がヒトの社会の発達に大きく寄与していますね。思考力も言語化によってより効率的にできるようになりましたし。

鳥の鳴き声も学習みたいですね。人の声を真似るのもそうですし、前に記事にも書きましたが、上手になくウグイスのそばで育てたウグイスは上手になくようになるらしいです。

鳥の発声とヒトの発声が同じなのかは知りませんが、鳥にはかなり発声がうまい種がいますよね。

ヒトの脳とそれを出力可能な発声器官があれば普通に話せると思います。それは、パソコンで打った文字をスピーカーで音声化するのと同じですし。たとえば、ヒトのように声をあやつる鳥の脳をコンピュータなどでヒトがコントロールできれば、ちゃんと話せるはずです。
Posted by new_world at 2006年05月08日 13:09
ゃょ。さん
ヒトの情報伝達能力は精密さでいったら群を抜いていますね。
まぁ伝達距離などではヒトより優れた種も結構居ますけど、機械を使ったらヒトに勝てる種はないでしょうね。地球の裏側からでも月からでも交信できますし。
Posted by new_world at 2006年05月08日 13:14
こんな風に書き込みをするのも、よく考えるとすごいですよね。
PCがどのように動いてるかも知らないというのに・・・。

昔は、自分が知ったことを何度も何度も何人もが繰り返していくうちに文明ができていったのでしょう。
この凄まじいスピードの裏には言葉というものがあるということでしょうか。

今、人間が築いている文明もその延長線にあるんだろうなぁ・・・・。
けれど、現代人は仕組みも分からないものを、周りと同じように使ってるだけ。すべてを知った気になって、どのような物かも分からないまま使ってる。これってある意味危険なことですよね(;^ω^)

そのうち、人間は自分がしてることも理解できなくなったりして・・・

なんか自分で書き込めることも分からなくなってきた((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
Posted by 金魚 at 2006年05月08日 22:46
金魚さん
科学などはかなりのスピードで蓄積されていますが、いわゆる“匠の技”なんていうのは継承するだけで何十年もかかったりしますよね。

原理が分からなくても使うだけなら問題ないですからね。まぁ原理とかいったら、歩く原理が摩擦にあるとか考えて歩いていないですけどね。
Posted by new_world at 2006年05月12日 13:01
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