2006年08月26日

排水量

艦船の大きさの基準に「排水量 ○t」ってありますよね。

「排水量」と聞くと、なんとなく船から出てくる水のような印象を受けますが、実はこれ、船の“質量”なんです。

この“排水”というのは、“船を浮かべたときに押しのけられる水”で、その水にかかる重力が浮力に等しいので、浮かんでいる(浮力=重力)船にとってはその水の質量が船の質量と等しくなります。



ちなみに、フェリーなどでは『総トン数』などの指標が用いられています。

この総トン数というのは“容積”を示すもので、この“トン”は容積をあらわし、重さのトンとは違います。総トン数は“容積”なので船の“広さ”や“大きさ”の指標となり、フェリーなどの大きさを示すのに適しています。

他に、貨物船などでは、運行可能な範囲ぎりぎりまでつめる物資の重量・体積である“載貨重量トン数”や載荷容積トン数”を船の大きさの基準としているようです。

(補足)
容積と重量にともに“トン”が用いられているのは、この“トン”という単位が、船に積む酒樽を数える目的で用いられ始めたためだそうです。酒樽(=標準的なワイン樽:252ガロン)の体積から容積のトンが、重さから質量のトンが出来たみたいです。


posted by new_world at 17:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど。
船から出る水の量だとは思ってませんでしたが、本当の意味を知りました。
やっぱり、日本での単位の表し方は面白いですね。
Posted by 金魚 at 2006年08月27日 19:21
金魚さん
まぁ私も排水だとは思っていませんでしたが、普通は思いつかない意味ですよね。
Posted by new_world at 2006年08月30日 20:02
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