2007年02月14日

襖(ふすま)

そろそろ終わるようですが、京都の国立博物館で御所の障壁画の展示があっています。大学にポスターがはってありました。

「障壁画」と聞くと何となく仰々しい雰囲気がありますが、まぁ屏風や襖(ふすま)に描かれた絵のことです。高校の日本史で『安土・桃山時代、城郭の建築とともに障壁画が発展した』とか習った記憶があります。

ところで、その博物館のポスターを見て思ったのですが、日本建築には当たり前のようにある襖、これを“壁”の一種と見ると、ちょっと面白いですよね。

なんといっても、襖は“取り外しできる壁”です。

部屋の広さの調節や柄を変えることで模様替えも出来ます。

壁であり扉であり絵画でもあるんです。


まぁでも、昔はどうだったか知りませんが、今はあまり目立たないものですけどね・・・私も、ポスターを見るまで、ふすまの機能について考えたことはありませんでした。

襖を取り外して部屋を広くする機会はほとんどありませんし、絵画のように襖を何種類も持っている人はまずいないと思います。

まぁ襖自体ない家も多いですしね・・・。

冠婚葬祭を家で行っていた時代であれば襖を取り外して大勢を呼ぶこともあったでしょうけど、最近は自宅で結婚式やお葬式をする人は殆どいませんからね。

たぶん、核家族化が進んで、冠婚葬祭を手伝う親戚やご近所、式を行う広さがなくなったんでしょうね。

それに、自宅で出来たとしても、専門の業者の人に頼んだ方が絶対楽です。15年ほど前、母方の曽祖父のお葬式は母の実家で行われたそうですが、それはもう大変だったそうです。その教訓から、昨年の曾祖母のお葬式は葬儀屋さんに頼んで、斎場で行われました。

母親の実家は築150年(?)くらいの結構広い日本建築で、殆ど部屋の区切りは襖です。間取りは良く覚えていませんが、12〜15畳の部屋が6部屋(2×3)くらいはつながったと思います。

まぁ田舎であればそういった家も珍しくないのでしょうけど、普通は中々ないですよね・・・

ふすまは壁としては不完全ですし、プライバシーなどの点でも今の人の感覚にはあわないのかもしれません。

移動可能な壁っていうのは面白いと思うのですが・・・。





あと余談ですが、私が6年生の頃通っていた小学校の教室の廊下側の壁は移動(収納)可能でした。しかも、廊下がワークスペースと呼ばれ、教室と同じくらいの幅があり、教室の壁を収納することで、教室の広さが実質倍になりました。(熊本市立長嶺小学校のHPに授業風景の写真あり。絨毯の部分が廊下、床の部分が教室。)

まぁでも、その小学校には1年くらい通っていましたが、この可動壁が取り外されているところを見た記憶は殆どないんですよね。動いた記憶はあるので、1回は取り外されたと思うんですが・・・。


posted by new_world at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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