2007年02月19日

双子が生まれる確率

教官の雑談で聞いた話で確かな根拠はないのですが、最近、日本において双子が生まれる確率が高くなっているそうです。
双子には一卵性と二卵性がありますが、一卵性双生児の発生確率は人種をとわず0.4%程度と一定なのに対し、二卵性双生児の発生確率は人種(=遺伝)や環境的な要因によって結構差があるようです。(今日本で増えているのは二卵性の双子です。)

一卵性双生児の発生は卵の分裂によるもので外的要因を受けにくいのに対し、二卵性双生児は多排卵によるもので結構遺伝的要素や外的要因の影響を受けやすいようです。

どういった理由かはわかりませんが、日本では(二卵性)双子は少なく、白人や黒人に多く見られるそうです。

ヒトやウシのような子供を1体ずつ出産する哺乳類において双子は広く確認されているそうですが、やはり、体積が倍になるわけですから、母親にかかる負担は尋常ではないようです。

そのため、出産に対するマイナス要因が多い環境では双子を生みやすい血統は出産により母体が死亡する可能性が高く、淘汰されることになります。

日本で双子が少ないのは、日本や日本人のルーツとなった人たちの生きた環境が出産に厳しかったからなのかもしれません。

ちなみに、今の日本人の二卵性双生児の出産確率は最近ヒトの一卵性双生児出産確率(0.4%)を超えたそうです。つまり、出産数の1%弱が双子ということになり、子供の数の1%強が双子ということになります。


あと、昔、日本では後から生まれるほうを兄(姉)にしたそうですね。

この習慣の解釈は、“先に入った方が後から出てくると考えたから”など幾つかあるそうです。


posted by new_world at 13:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 生態の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
普通におばあさんが双子だと双子が産まれると思ってました☆

何かいろいろとあるんでしょうね?(笑)
卵の中に黄身が2個ってのは一卵性って言うんですかね(・_・?)

あれは、、、ちゃんと育てると二羽産まれてくるんでしょうかね。o○
それとも有精卵には無いんですかね?(笑)
Posted by マチルダ。 at 2007年02月19日 16:48
▼o・_・o▼コンニチワン♪
最近は子供ができにくいため、排卵誘発剤をつかうからですかね。
でもそれだと一卵性じゃないしね。
多卵性になるね。
Posted by むっち at 2007年02月19日 17:03
マチルダ。さん
ニワトリの卵に黄身が二つ入っているのは、二卵性双生児のでき方に近いのではないかと思います。未受精卵で生じるなら有精卵でも生じるはずです。白身と殻がつくのは黄身ができた後なので(メスのニワトリを解剖したらよく分かります)。

ただ、双子のニワトリは生まれないでしょうね。殻の大きさって結構ギリギリなので。
Posted by new_world at 2007年02月19日 17:33
むっち さん
多排卵は、「民族の特性」などの遺伝的な要因のほかに、「30代(比較的高齢)の出産」「経産婦」などに多く見られるそうです。勿論、排卵誘発剤を用いる不妊治療でも多排卵になるので双生児は生まれやすくなります。

一卵性双生児は受精卵の発生メカニズムの産物ですので、その確率は変化しにくいと思います。発生の段階は他の段階に比べて遺伝的な変異が致命的(発生の失敗)になりやすく、遺伝子の変異が起こりにくい段階です。そのため、人種を含めた個人差が極めて少ない部分です。

「個体発生は系統進化を繰り返す」という仮説も、発生の部分は変化しにくいからだと言われたりもします。
Posted by new_world at 2007年02月19日 17:45
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