2007年03月20日

郵便記号“〒”

約半年後に事業移転を控えた日本郵政株式会社(郵政民営化の準備会社)が新しいロゴや制服を発表したそうですが、郵便記号である“〒”は今後もグループのブランドマークとして使っていくことになったようです。

ところで、この“〒”のマーク、不思議なマークですよね。何となくカタカナのテのようなアルファベットのTのような、郵便とどういう関連があるのか分からないマークです。

考えれば、もっと郵便らしいマークがあると思います。

たとえば、韓国の郵便局のマークは三匹のツバメ・・・まぁ、正直、これもいまいち分かりにくいですけど、ツバメというモデルがあるので、何となく機敏(?)な感じがします。韓国の郵便ポストは日本と同じ赤色ですが、三匹のツバメの模様がついています(参照HP)。

それに対し、日本の郵便ポストなどについている“〒”のマークは、何かを模した物ではなく、その意味がさっぱり分かりませんよね。まぁ何となくポストの形には似ていますが・・・。

外国の方が見たら意味が分からず困惑するかもしれません。正直、日本人の私にも〒の示す意味はさっぱり分かりませんし。まぁ外国の方には漢字の一種とでも思われているのかもしれませんね。


で、その日本の郵便の記号“〒”の由来について軽く調べてみました。

この〒という郵便事業のシンボルマークは120年前に決められたもので、初めはアルファベットの“T”として発表されたそうですが(1987年2月に逓信省が発表)、1週間ほどあとに「Tは間違いだった」と“〒”に改められたそうです。

その間違いがどういう間違いだったのかは知りませんが、一説によると、「Tのマークが万国共通の“料金不足のしるし”として国際的に使われていたため、それと同じものは適切でないから〒とした。」とか。

ただ、訂正が1週間後と(お役所的には?)早いので、もしかしたら単なる手違いだったのかもしれません。

この〒のマークの由来も、『逓信(Teishin)のTに1本線を足したもの』(逓信大臣榎本武揚の発案?)という説と『テイシンの“テ”』という説があるようです。


ちなみに、逓信というのは『とりついで音信を通ずること』で、まぁ手紙や電話のようなもののことです。逓信省という省が明治中期から戦後にかけてあり(一時、統廃合で名称はなくなっています)、逓信関連の事業を行っていました。

その流れをくむものは総務省や日本郵政公社、NTT、KDDI、NHKなどです。

まぁKDDIは、逓信省の流れをくむKDD(国際電信電話)が京セラのDDIやトヨタのIDOなどと合併してできたものなので、今ではあまり役所的なイメージはないですね。

ただ、逓信関連の博物館である『逓信総合博物館“ていぱーく”」(→HP)は今は日本郵政公社とNTT東日本とNHKが運営していますが、2001年まではKDDIも運営に参加していたそうです。



それにしても、“〒”のマークって普通に記号として打ち込めるのが凄いですよね。「郵便」と打つと、変換リストに「〒」があります。郵便番号の記号として一般化しているというのもありますが、ロゴマークが普通に打てることって中々ないと思います。

韓国の郵便番号はどういう表記になるのかは知りませんが、さすがに三匹のツバメの絵は変換されないでしょうね。


posted by new_world at 01:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
逓信病院てまだありますものね。アメリカの大学に手紙出したときに差出人住所にこのマークつけたら、返信でわけわからんマークになって帰ってきてました。あのときはアホでした。
Posted by tenmado_skylight at 2007年03月21日 21:08
tenmado_skylight さん
返事が遅れてすみません。

逓信病院ってありますよね。京都にもあった気がします。

〒は日本だけのマークですからね・・・海外では意味不明だと思います。
Posted by new_world at 2007年03月31日 10:53
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