2008年05月18日

瞳の色の違い

(以前書いた「目の色」を修正したものです)
虹彩の色、いわゆる目の色っていくつかありますよね。日本人は基本的に濃い茶色をしていますが、他の地域には青色や灰色、黄色っぽい人もいます。

この違いは、メラニン色素の量で、これは、肌と同じです。

肌の色と同様に、光を防ぐ働きがあります。

目は光を見るものですので、常に明るいところにさらされる事になります。そのため、太陽光の強い地域では、光を受信する網膜に到るまでに、余計な光をカットするしっかりとした遮光板を作っておく必要があるんです。それが虹彩の色として現れているんです。

虹彩はカメラで言うしぼりの役割をするもので、瞳孔の大きさを変化させて光を受信する網膜に入る光の量を調整しています。そのため、そこを光が透過してしまっては意味が無いんです。

そこで、光の強い地域の人は黒っぽい虹彩を持つ事になります。

逆に、緯度の高い光量の少ない地域の人は、光を遮断する必要がないため虹彩が黒くなる必要はありません。ただ、肌はビタミンDなどを作るために必要な一定量の紫外線の供給のためにメラニンを減らす必要があるのは分かりますが、なぜ目の色が青くなる必要があるのかは私はよく知りません。

肌の色よりも目の色が濃いところからも、目が光を積極的に遮断しようとしてるのは確かです。


とはいえ、実際に、青い虹彩では光を充分に遮断する事ができないため、青い虹彩の人には明るい地域ではサングラスが必要になります。

よく、地中海岸や東南アジアを旅行する白人は眼鏡をかけていますが、あれはファッションではなく本当に必要だからなんです。もし、日本人がまぶしいと感じるような環境であれば、青い目の人は相当まぶしく感じているはずです。

サングラスも日焼け止めも、高緯度地域を離れた白人の人にはかなり重要なものなんです。


他の記事で紹介しますが、逆に黒人の人が高緯度の地域に行って体が異常を来す事もあります。

地域間で遺伝的変異の極めて少ないヒトですが、必要な部分はきちんと適応しているんです。


posted by new_world at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 生命の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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