2009年11月30日

お医者さんは風邪を引かない?

研修医をしている友達から興味深い話を聞きました。

病院に勤めている人は常に病原菌にさらされている為、免疫が通常の人よりも強くなっていて、医学研究のコントロール実験(※)として使えない。


本当かどうかは知りませんが、確かに常に病原体にさらされていると色々な免疫を獲得できそうです。直接的に接して強く感染すると発症してしまうものも、マスク経由や空気を浮遊しているもの等、間接的に薄い状態でされされると弱い感染で発症せずに色々な免疫を獲得できそうな気がします。天然のワクチン・・・は言い過ぎですが。

抗生物質などにさらされ続けて生まれる耐性菌の逆ですね(笑)

内科の開業医の先生などは毎日何十人も風邪の人に会っているのに、お医者さんが風邪で病院が休み、という事態は聞いたことがありません。

私なら三日で寝込む自信があります。

新型インフルエンザで医療関係者が倒れるって言う話をたまに聞きますが、そもそも、一つの病院に30人も40人も新型インフルエンザの感染者がいるのに感染しない方が奇跡なような気がします。

幼稚園〜小学校の子供は、既に約50%が感染したと言われていますし、ほとんど体は大人に近い高校生でも3割近くが感染しています。

そういう状況でも病院がお休みにならないのは、医者や看護士が病気に強いからかもしれません。

まぁでも、いくら豊富な免疫コレクションをお持ちの医療関係者でも、新型インフルエンザは未知の病原菌なので、感染しないはずがありません。

なので、医療関係者があまり感染しないのは、単に意識が高いから、と言えるかもしれません。



※コントロール実験
コントロールと言うのは、ある意味実験の中で最も重要なもので、実験の「ものさし」となるものです。一般に、「何もしていないもの」をコントロールとします。(既に結果が分かっているものを用いることもあります。)

たとえば、新薬の実験では、薬を投与した個体に対し、「薬を投与していない」個体がコントロールとなります。

また、遺伝子に変異を入れたものの機能を解析する場合は、「変異の入っていないもの」をコントロールとします。

中学校の理科等では、「対照実験」などと言っていた気がします。オオカナダモの光合成や呼吸を確認する為に「オオカナダモを入れていない試験管」を用意したり・・・これがコントロールです。


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2009年11月01日

日本の犬の25%は日本脳炎に感染

2005年に副作用を理由に厚労省がワクチン接種の積極的勧奨の差し控えをした「日本脳炎」ですが、依然として日本中にウイルスは蔓延しているようです。

山口大学の調査によると、全国の動物病院にかかった犬の25%が日本脳炎に感染している(もしくは感染した事がある)ことが判明したとのこと。

特に、四国で61%、九州で47%など、西日本で高く、中国26%、近畿23%、関東17%など東に行くに連れて下がり、北海道ではほぼ0%。

また、蚊が媒介すると言う点からか、室外で飼育されているイヌの方が室内犬よりも感染率が高く、室外犬45%、室内犬8%。

今の所、蚊が媒介したイヌ→ヒト感染はないので、このデータの示す事は「イヌに近づくのは危険」ではなく、「今飛んでいる蚊もウイルスを持っていて危険」ということになります。

「今飛んでいる蚊がウイルスを持っている」ことが重要なんです。

日本脳炎ウイルスは蚊が媒介するウイルスで、感染しても1%程度しか発症しない不顕性感染のウイルスですが、抗ウイルス薬がないため、対処療法しかありません。

脳症まで進行してしまうと致死率は20%と言われ、回復しても半数に脳へ障害が残りますので、完治するのは30%程度ということになります。

現在でも、東南アジアを中心に毎年1万人以上が発症しており、ワクチン接種が開始される前には日本でも毎年1000人が発症していました。

現在は、ワクチン接種のおかげで年間数人しか発症していませんが、05年以降ワクチン接種が行われなくなった事から、これからは子供を中心に次第に増えていくと考えられます。

ただ、ワクチン接種が始まった40年前とは環境がかなり異なります。「温暖化で蚊が増える」という人もいますが、40年前と今では、空調技術の向上から建物の密閉性があがっていて蚊を屋内で見る事は少なくなっていますし、虫除けスプレーや蚊取り線香(的な物)の性能も上がっています。

なので、実際にこれから毎年1000人もの人が感染して200人が亡くなる、みたいな状態に戻る事はないと思います。

ただ、一旦発症すると2割が死亡し5割に脳へ障害が残る危険な病気ですので注意は必要です。

特に、蚊に刺されやすい小さな子供がワクチン接種を受けていないことから、幼稚園や保育園、小学校では注意が必要でしょう。子供の頃に発症して脳に障害が残ると大変です。

今後、副作用が少ないワクチンが一般化すれば、また接種が再開される場合がありますが、その場合、何年か前に大学生に蔓延して大騒動になった風疹のような「ワクチン空白世代」が生まれてしまうかもしれません。

日本脳炎はこれから確実に増えていく病気ですので、注意していく必要があるでしょう。
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2009年09月06日

月齢

最近は出てない新聞もあるようですが、新聞に満潮干潮や日の出日の入りの時刻と一緒に月の満ち欠けが載ってますよね。

ふと思ったんですが、あれって何に使うんですかね・・・。

月がいつ出るとか、どのくらいの月齢だとか、正直、普段の生活では使いませんよね。

満月だと事故が多いとか、そういう説もあるようですが、そういうことを気にしている人なんてほとんどいないと思います。

まぁでも、たいていの人がある事を知ってると言う事は、見てるってことではあるんですけどね。
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2009年08月15日

下水排水からタミフル耐性インフルエンザ?

興味深い記事を新聞で見かけました。

「下水処理後の排水からタミフル(リン酸オセルタミビル)を検出」

というものです。ヒトに投与したタミフルの下水経由での自然界への流出は以前から言われていた事のようですが、今回、京都の下水処理場の排水から改めて確認されたようです。(京都大学の研究チーム調査)

人間に投与したタミフルの80%はそのまま体外に排出され、通常の下水処理だとその半分以上は除去されずに排水中に残ってしまうそうです。つまり、ヒトに投与されたタミフルの半分くらいは自然界に流出していると言う事です。(通常の処理に加えオゾン処理をすると10%以下まで除去できるようです。)

そのため、インフルエンザの季節に大量のタミフルが使用されると、下水処理後の排水のタミフル濃度が上がり、それを例えば、インフルエンザに感染した鳥などが飲んでしまうと、もしかすると、タミフル耐性インフルエンザが生まれるかもしれません。

耐性ウイルスが生まれる可能性は相当低いのでしょうが、現在、ブタ経由の新型インフルエンザの世界的な流行もあり、かつてない量のタミフルが世界中で用いられています。

もし、強毒性の鳥インフルエンザがヒトへ感染するようになった時にタミフルが効かなかったら、ヒトは最初から切り札を失う事になります。

世界中の下水処理場の機能を向上させることはできないので対策は打ちようがないのかもしれませんが、ただ、現在流行しているタミフル耐性インフルエンザウイルスは、タミフルの大量使用によってヒト体内で耐性を獲得したものでしょうから、下水処理後の排水中のタミフル濃度でウイルスが耐性を獲得できるかはよく分からないと思います。

排水からタミフル耐性鳥インフルエンザが出来ない事を祈ります。
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2009年07月11日

夏は銀河の内側を向く

もう夏ですね。天の川の季節です。星空と言えば冬ですが、天の川は夏が一番良く見えるんです。

というのも、夜がある方向に銀河系の中心があるからです。

天の川って、私たちのいる銀河系の円盤状の部分が見えているものなんです。

そして、私たちの太陽系は、円盤状の銀河系の中心から少し離れたところにあるので、中心の方向を向いた時にたくさんの星が見えるのです。

具体的には、銀河系が直径約10万光年の円盤状で、私たちの太陽系は中心から約3万光年の所にあります。(参考

天の川は星座とは異なり明るい星で構成されているものではないので、観測場所が暗ければ暗いほど沢山の星が見える事になります。

月齢の影響も大きく、2009年で言えば、7月22日や8月20日の新月の前後がよく見えるでしょうね。



星の見方は人それぞれですが、多くの人は星を光の粒ように扱っている気がします。星は、文字通り“星”で、それは私たちと同様に実際に存在する“物”の姿なんですよね。まぁ遠くの星は、姿(光)が地球に届くまでに消えちゃってるかもしれませんけど。

数多くある星の中でも、特に天の川は、“身近な”宇宙の姿を目で確認できる数少ないものだと思います。

天の川を見る時には、自分が銀河系の中にいることを想像してみてください。
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2008年11月09日

バロメーター=気圧計

よく、何らかの指標の事をバロメーターと言いますよね。

〜は・・・のバロメーターだ、みたいな感じで。

実はこの、バロメーター、言葉の意味は気圧計なんですよね。指標といえば、気圧計、な訳です。意外ですよね。

何故、バロメーター、すなわち気圧計が指標の代名詞となったかと言うと、その“示すもの”が発明当時あまりに強烈だったからです。

気圧計が示したもの、それは“天候”です。

今では低気圧が来ると天気が悪くなる、っていうのはまぁ天気予報を見た事があれば常識ですよね。

気圧計が発明された当時、気圧計の動きと天候の動きが連動する事に気付いた人が、短期的な天気予報に気圧計を用いた訳です。

もちろん、ほとんど同時なんで、ごく短期の予報しか出来ない訳ですが、天気が予想できると言うのは、相当インパクトが大きかったようで、何かを示す数値の代名詞として、未だにバロメーター(気圧計)が用いられているんです。
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2008年08月09日

若き生物学者の遺産

前回、先月亡くなられたニュートリノ天文学の戸塚氏の話を書きました。58歳で癌が見つかり、66歳と言う若さで亡くなられた戸塚氏。自分の体で起こっている事を記録に残し、最後まで科学者であり続けたという話題が新聞などで紹介されていました。


分子生物学の世界にも同じ癌で若くして倒れた学者がいました。

白血病・・・原因は広島の原子爆弾。

岡崎令治氏。

1975年に広島原爆の後遺症(白血病)で44歳の若さで亡くなった日本の最も偉大な分子生物学者の一人です。岡崎令治氏もまた、最後まで科学者を貫いた方です。

その業績は、岡崎フラグメントの発見。分子生物学の教科書には必ずある項目です。

岡崎フラグメントについての説明は以前書いた事があります。岡崎フラグメントはDNAの複製方向の謎を解いた偉大な研究です。

岡崎令治氏は44歳と言う若さで亡くなられたのですが、その研究は岡崎令治氏の夫人である岡崎恒子氏が受け継ぎました。当時は女性の科学者に対する風当たりも強かったでしょうし、子供も2人いらっしゃり、引き継ぐのは大変だったでしょう。しかし、岡崎恒子氏もまた優れた科学者で、岡崎令治氏の死後、その理論に対して厳しい反論がされた際に、あきらめずに実験を続け、岡崎フラグメントによる不連続複製を改めて証明したそうです。

そういう点では、岡崎フラグメントの“岡崎”は、“岡崎夫妻”の“岡崎”と言えるかもしれません。

岡崎恒子氏へのインタビュー「岡崎フラグメントと私」がJT生命誌研究館のHP内にあります。

興味のある方は読んでみてください。
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『戸塚洋二の科学入門』

一月ほど前、物理学者の戸塚洋二氏が66歳の若さで亡くなりました。戸塚氏は、ニュートリノの検出及びニュートリノ天文学の創始でノーベル賞を受賞した小柴氏の弟子にあたり、戸塚氏も同分野で活躍、1998年にスーパーカミオカンデを用いてニュートリノ振動を検出し、ニュートリノが質量を持つ事を確認しました。

その戸塚氏の書かれた原稿をもとにした『戸塚洋二の科学入門』というサイトがあります。東大教養学部の立花隆氏のゼミHP内にあり、あまり大きくはないですが、戸塚氏の考え方がかいま見れるサイトです。

中には、亡くなられる2週間ほど前に行われたインタビューの記事が掲載されています。戸塚氏の学生から研究者になるまでの話や、最近の話題についてインタビューが行われています。

「ノーベル賞候補」って感じの雰囲気ではなく、親しみやすい大学教授との雑談って感じの内容です。


戸塚洋二氏は58歳の頃に大腸がんが見つかり手術。翌年にはスーパーカミオカンデの大事故が起こります。事故の原因究明や研究再開に尽力し、また、引責して東京大学を辞職し、高エネルギー加速器研究機構に移られました。しかし、癌の再発、転移が見つかり、06年に高エネルギー加速器研究機構を辞職されます。その後も、科学に対する情熱を失わず、また、自らの体に起こっている事を科学者として記録し、最後の最後まで科学者であり続けました。



科学は積み重ねです。

偉大な科学者の業績も時代の科学者が塗り替えるのが常です。科学者は自分の理論を持っていますが、それが否定される可能性も知っています。それが発展です。

知識はどんどん発見され、科学は進歩していきます。

戸塚氏はインタビューの中で次のように述べています。



私が嫌いな言葉がひとつあって、「子孫に負を残すな」っていう言葉。僕は「どんどん残せ」っていうんですよ。放射性廃棄物の処理にしても、環境問題にしても、エネルギー・食糧危機にしてもね。我々より頭が良くなってるはずなんだから、彼らに任せれば簡単にやっちゃうよ、って。そういうのを、期待してるんですよ。



私たちは、先人たちが生み出した知識を向上させ、先人たちが生み出した課題を解決していかなければならないんですよね。課題を解決する事で、更に進歩ができるでしょう。

ヒトは、積み重ねです。

ヒトは他の生物と異なり、情報を共有することで“誰か一人の発展”を“全員の発展”にできます。

私たち一人一人が、ヒト全体の発展を担っていると言えます。

戸塚氏は、まさにその発展を大きく成し遂げた人物だったのです。
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2008年07月12日

冷蔵庫で部屋を冷蔵?

電車の中で間違った認識をされている方がいたのですが、冷蔵庫を開けっ放しにしても、部屋が冷える事はありません。

冷蔵庫はヒートポンプという「熱を移動させる機械」なので、冷蔵庫を明けっ放しにしていても熱の移動が起きるだけで部屋の温度は冷蔵庫が使用した電気分だけ上がるだけです。まぁ開けた瞬間は中の冷気が広がるので少し冷えるかもしれませんが。

同じヒートポンプであるエアコンで街が冷えないのと同じ原理です。



ヒートポンプと言うのは冷蔵庫、冷凍庫、エアコン(冷暖房)以外にも色々と使われている技術で、たとえば、今はヒートポンプを用いて外気の熱でお湯を沸かす機械もあります。

つまり、気温でお湯を沸かす訳です。

有名な商品としてはオール電化住宅などで宣伝されている『エコキュート』(関西電力の商標)という電気給湯器(自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機)があげられます。

エアコン暖房と同様に外気が冷たい寒い環境では使えません。(エアコンについては以前書いた事があります。)
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2008年03月19日

一酸化炭素とバックドラフト

当たり前といえば当たり前ですが、一酸化炭素って燃えるんですよね。



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2007年02月03日

同じ温度でも

以前、同じ事を書いたことがあるのですが、温度計の温度と触ったときの温度って違うんですよね。

たとえば、同じ90℃でも、お湯なら火傷しますが、サウナなら火傷しません。

小学校などの校庭の鉄棒、冬場は冷たいですよね。あれも温度は気温と同じです。続きを読む
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2007年01月18日

センター試験とクローバー

もうセンター試験みたいですね・・・私も3年前には受けたはずなのですが、凄く昔の事のような気がします。のどもと過ぎれば何とやらで、あまりに苦手で苦痛でしかなかったセンター試験も過ぎ去ればただの通過点・・・まぁ実際、私の学部はセンター試験は足きりにしか使われず、合否は大学別の二次試験の点数のみで決まるので、本当に通過点でしかなかったのですが。

京都大学の二次試験は面白い問題も多く試験時間に余裕もあるので結構楽しんで受けられたのですが、時間に追われ流れ作業的に問題を解かされるセンター試験は本当に嫌でしたね・・・。



とはいえ、受験シーズンです。

入試が近いからか、商店街の文具店で四葉のクローバーの押し花(押し葉)のしおりが並んでいました。お守り代わりに参考書かなんかにはさんで持っていくんですかね。

でも、その大量の四つ葉のクローバーはどうやって生産してるんでしょうね。続きを読む
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2006年11月21日

鉛筆とシャープペンの芯の違い

鉛筆とシャープペンの芯は材料が違います。勿論、両方とも黒鉛(炭素の結晶)を用いてはいるのですが、それを固める素材が違うんです。

鉛筆の芯は黒鉛に粘土と水を混ぜて高温で焼いたもので、シャープペンの芯は黒鉛を合成樹脂(プラスチック)と混ぜて高温で固めたものです。

高校程度の化学を学んでいれば分かるのですが、これは大きな違いです。

粘土による骨格はケイ素(シリコン)であるのに対し、合成樹脂によるものは炭素です。

つまり、シャープペンの場合、固める樹脂も“炭”なんです。まぁ黒鉛ほどは黒くはならないようですが。また、合成樹脂を用いたほうが硬度が増し、細くすることが出来るので、シャープペンの芯は合成樹脂で黒鉛を固めているようです。

鉛筆の芯に今でも伝統的な粘土製が使われている理由は知りませんが、価格的な問題か、硬度の問題だと思います。芯に合成樹脂を用いた鉛筆は開発されてはいるようですが、流通はしていません。
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2006年10月09日

卵とヒヨコ

当たり前ですが、ヒヨコは卵から生まれますよね・・・ということは、卵より小さいって事です。

でも、卵ってかなり小さいですよね・・・

実物のヒヨコを見た記憶はないのですが、もう少し大きいイメージがあります。水にぬらしたら卵サイズになるんですかね・・・まぁ、どんどん成長する時期ですから、私のヒヨコのイメージがすでに大きくなったものなのかもしれませんけど。
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2006年10月08日

お花畑

“花”というものを人は好んで育てます。庭や校庭の花壇から、大きなものでは丘全体を花畑にしたような場所まであります。コスモスやひまわりなど、たまにテレビで紹介されていますよね。他にも、サクラが数え切れないくらい植えてある場所とかもあります。

でも、そういった無数の花を見るたびに思うのですが、花というものは、本来、虫などを呼んで遺伝子を運んでもらうための器官なんですよね。多すぎるのは、植物にとっては無駄だと思います。

勿論、自家受粉などもするのでしょうけど、せっかく鮮やかな花を咲かせているのですから、虫の一匹にでも来てもらいたいのではないでしょうか。

まぁ人間の世界では、綺麗な花を咲かせれば、人間が虫の代わりに受粉を助け、天敵の害虫を駆除し、競合相手の草木を取り除き、栄養や水もしっかり与えてくれますけどね。


自然界でどの程度まで拡大できるのかは知りませんが、花畑という状態は、沢山の虫の存在なしでは維持し得ないはずです。まぁ自家受粉とかあるようなので、実際にどうなのかは私はよく分かりませんけど。
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2006年06月10日

岡田さん?

オカダ酸というものがあるんですね。

オカダ酸ですよ、オカダ酸。

ちょっと笑ってしまいました。続きを読む
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2006年05月13日

身近な放射性物質の利用 煙センサー

一般教養の講義で、“放射線の取り扱い”に関する授業を受けているのですが、その中で、放射線の利用法として『煙感知器』(←火災時の)が紹介されていました。

天井についていて、バルサンを炊く時にはカバーをしたりしなきゃいけないあれです。

その煙感知器の方式の一つに、放射線の一種であるα線を用いたものがあるんです。

まぁ日本では光を用いた方式のものが主流(約9割)のようですが、世界的に見ると、このα線を用いたものが主流(約9割)のようです。(放射線を用いたものの方が安いそうです。)

α線は、ヘリウムのイオンで、粒子が大きく、厚紙一枚でも遮断できます。ただ、電離作用は大きく、ぶつかった原子を強く電離します。

電離することで電流が生じるのですが、α線は遮断されやすいので、センサー内に煙がたちこめるとα線が遮断されて(=煙に吸収されて)電流が生じなくなります。

そうやって、煙の有無を、機械で識別しやすい電流の有無に置換するんです。
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2006年01月13日

東北大、SF作家を工学部特任教授に。

ホラー小説『パラサイト・イブ』の作家である瀬名秀明氏が東北大学工学部の特任教授になるそうです。

仕事は『最先端の研究の現場を見て、夢あふれるSF小説を生み出すこと

科学者で小説家、みたいな人はたまにいますが、小説家を工学部の教授にするなんて、東北大学も思い切ったことをしましたね。

確かに今の日本においてロボット工学が発達したのは手塚治虫氏の「鉄腕アトム」などの影響がかなりあると言われていますし、そういった形でのアピールも科学の発展につながるでしょうね。


まぁでも、瀬名氏は薬学部出身でホラー小説の作家ですけどね・・・ホラー小説には夢はあふれていない気がします。


とはいえ、人選は別として、このような試みは面白いと思います。
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2005年12月21日

紫外線や遠赤外線は“見えない”

図書館で暇つぶしに眼の本を読んでいて、久々に目からウロコ的な感動をしました。

『水は電磁波を吸収しやすい物質で、遠赤外線や紫外線は吸収してしまう』そうですが、『可視光や近赤外線の一部だけは透過できる』みたいです。(理由は知りません。今度誰かに聞いてみます。)

だから、『水晶体やガラス体も細胞なので水分を多く含んでおり、水を透過できる光でないと見ることは出来ない。』


そうなんです。

眼の内部を通り抜けて網膜まで行けないものは見られないですよね。

いや、勿論、危ないんで見られないですけど。


でも、『水分が吸収してしまうので見られない』っていうのは知りませんでした・・・ちょっと感動しちゃいました。


まぁ紫外線とかはあまり地表まで届きませんけど(届いたら大変ですけど・・・)。


いやでも、びっくりでした。


水が吸収するなんて考えたこともなかったです。



で、そのため、強い紫外線や遠赤外線による障害は眼の入口側(角膜や水晶体)に生じ、可視光や近赤外線による障害は眼の奥(網膜)に生じるそうです。




・・・と、そういえば、蝶々は紫外線を見ていましたね。

その紫外線が水が吸収しないくらい可視光よりの紫外線だったんでしょうか・・・波長まではよく覚えていません。

水分がないことはないと思いますが・・・眼が小さいから問題ないのかも知れません。

複眼の効果にも小ささの克服がありましたね(焦点距離の問題)。

まぁ今度、その教官に聞いてみます。(そういえば、その教授、今日、長靴はいて校舎内を歩き回っていました・・・)

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2005年12月11日

中学生の科学者像

神戸大の教授が15歳(中学3年)530人に対して、理科に関するアンケートを行ったそうです。530人とそこまでたくさん調べたわけではないのでどこまで正確なのかは分かりませんが、結構面白い統計が出ています。


まず、理科が全ての科目の中で最も好きな学生は全体の3割いたそうです。

理科離れとか言われていますが、結構な人気科目なんですね。

私は社会の方が好きでした。


その理科好きの中学生は
「能力や才能を発揮できる仕事をしたい」92%
「重要で意味があると考える仕事をしたい」87%
そうですが、

その科学好きの男子の56%、女子の81%は

「科学者にはなりたくない」

と答えたそうです・・・理科が最も好きな学生でも、その多く(殆ど?)が科学者にはなりたくないんですね。


その理由として考えられるのが、『テレビや漫画、映画などにおける科学者の描写』だそうです。

どうしても、『暗い』『マニアック』な存在で、いまいち『現実味がない』・・・そういった科学者像が今の子供たちに広がっていると。

教官らを見ていて、確かに『マニアック』であることは認めますが、『暗い』とは思いません。

中学や高校の先生とそこまで変わらないと思います。

まぁ変な人は多いですけど・・・。



『現実味がない』というのも残念です。

別に科学者は『生体兵器』とか作ってるわけじゃないですし・・・(作っている人もいるかもしれませんが)

現代社会では科学が一番生活に密着している分野だと思うんですが、かなりブラックボックス化していて、いまいちお近づきになりにくいんでしょうね・・。

冷蔵庫や電子レンジ、コンピュータやDVDなどの電化製品関連はもとより、鏡やプラスチック、合金やガラスといった素材まで作り方はよくわかりません。

それでいて漫画や映画では怪しげな科学者がたくさん出てきます・・・。

まぁ確かに科学を使えば人を簡単に殺したり改造したりできそうですから、“悪”としては使いやすいですよね・・・


それに、なにより、科学者との接点がないんですよね。

子供が実在の科学者を見る機会は殆どないと思います。

最近は大学の先生とかが子供向けの公開講座とかしたりしていますが、まだまだ少ないです。



科学者の方も、もっと子供にアピールしないと、逃げられちゃいますよね。

少子化してますし・・・

島津製作所の田中さんがノーベル賞をとったりして、科学者への認識は次第に変わってきてはいるようですが、依然として雲の上の存在というか、縁の下の存在というか、よく見えない存在なんですよね。
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2005年10月22日

異常気象

気候学の教官が話していましたが、『私がまだ学生の頃、伊勢湾台風というものが名古屋に来て何千人も死んだんだが、あの頃も、異常気象、異常気象と叫ばれていた。確かに伊勢湾台風は異常だったが、それが地球が変化したものなのか、偶然の産物なのかは今でも分からない』

もう、かれこれ45年も、異常気象を叫んでいるんですね・・・
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2005年10月16日

ヤドクガエルは無毒の蛙

中南米の原住民が矢に塗る毒を採取したといわれるヤドクガエル。子供用の図鑑にも載っている有名なカエルです。
しかし、鮮やかな模様をしているため、珍しいものをペットにすることが流行している最近では、ヤドクガエルもペットとして結構飼われているそうです。

『毒をもつカエルをペットに??』って思いますよね。まぁ毒を持つ生き物を飼っている人もいるとは思いますけど。

でも、実は、ペットとして飼われているヤドクガエルには毒がないそうです。


その理由が、やっと分かったそうです。

今までは、食べていたほかの昆虫(アリなど)から毒素を得ているのかと思われていましたが、実は、ある種のダニを食べることで毒素を獲得することが分かったそうです。しかも、そのダニ、日本にもいるそうです。

そのため、ペットとして飼われているうちは、ダニが入らない環境であることが多いので大丈夫だということです。ただ、もし、野外に出てそのダニを食べてしまうと、毒素を出すようになるそうです。日本にもそのダニは生息しているのでヤドクガエルは日本でも充分に毒を獲得できます。


ヤドクガエルは、最強の毒を持つといわれています。でも、実際はごく一部の種だけが強力な毒を持ち、他の種類はそこまで強い毒は持っていないということです。また、希少種として国際的な保護の対象にもなっています。(お店に出ているのは殆どが人工繁殖・飼育したものだそうです)

色が鮮やかで昼行性であるため、ペット向きのカエルらしいです・・・私はあまりいい趣味だとは思えませんけど。また、一般の人の飼育下での繁殖も可能みたいです。
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2005年10月09日

梅酒には『氷砂糖』を使います。

なんか、一週間の疲れが休みになってどっときました・・・久々の授業でしたから余計に疲れたんでしょうね。昨日は友人の引越の手伝いとかをした所為もあって、今日は何か更に疲れた感じです。スタミナがないんです・・・8時間寝たのに、朝から夜みたいに疲れてます。

疲れてるので、今日は適当な話でお茶を濁したいと思います・・・

確か、高校の頃に習ったと思うんですが、梅酒に氷砂糖を入れるのは理由があります。知っている方も多いと思います。

あれは、浸透圧の変化を利用しているのです。


氷砂糖の特徴は『すぐには溶けない』というものです。

そのため、最初の状態ではウメの中の方が濃くて、焼酎がウメの中に浸透します。それによって、ウメの中の成分を水とアルコールに溶かし込むんです。
そして、そのあと、氷砂糖がとけると、ウメの外側の濃度が濃くなります。すると、いったんウメの中に浸透した焼酎が今度は外に出てくるんです、ウメの中の成分を溶かし込んだまま。

それで、梅酒のウメはしぼむんです。

ちなみに、最初から粉の砂糖を入れてもウメはしぼみます。しかし、この場合は、ウメの水分が抜け出ただけで、香りや味などの成分で水に溶けにくいものは出てきません。

いったん、焼酎のアルコールをウメの中に入れることが重要なんです。水に溶けなくてもアルコールに溶けるものが結構あるんです。


浸透圧を知らない方も何となく浸透圧が分かりましたよね?水やアルコールみたいな、ものを溶かしているものは、溶けているものの濃度の薄いほうから濃いほうへ移るというだけです。


浸透圧に『圧』という字がついているのは、浸透圧が、『浸透を止める為に必要な圧力』からきているからです。

ある種の薄膜(半透膜)は水など小さな分子は通しても砂糖など大きな分子は通しません。その性質を利用し、濃度の濃い水溶液と純水を隔てた場合、純粋から濃度の濃いほうへ水が移動しようとします。その浸透を止める圧力が浸透圧です。

圧力は面積あたりの力ですので、浸透圧は面積あたりの浸透する力ということになるのです。


ウメの皮は半透膜みたいに高性能ではないので、アルコールに溶け込んだ成分も一緒に外に出してくれるんです。

多分、最初に梅酒を作る時に氷砂糖を入れたのは偶然だとは思いますが、それが製法として定着したのにはちゃんと理由があるんですね。

と、高校の頃、感心したのを今でも覚えています。
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2005年10月05日

マイクロ波(電子レンジ)

『マイクロ波は人体(生物)に有害かどうか』はよく分かっていないそうです。

いや、勿論、マイクロ波を浴びると水分の多い生物は体温が上昇して死ぬので有害であることは間違いないのですが、その温度上昇以外で体にどのような影響を与えるかはよく分かっていないそうです。これは『携帯電話が有害か』ともつながります。

ちょっと物理学をかじった人間なら分かるのですが、電子レンジに使われているマイクロ波は、X線やγ線とは異なるものです。勿論、両方とも電磁波ではあるのですが、マイクロ波は赤外線や電波と仲間だといえます。

つまり、波長の大きさです。

波長は長い方から『電波>マイクロ波>赤外線>可視光>紫外線>X線>γ線』です。

因みに、波長と振動数(周波数)は反比例の関係にあり、また、電磁波の持つエネルギーは振動数に比例するので、波長が小さいほど大きなエネルギーを持つことになります。

そのため、紫外線・X線・γ線などは有害なのです。

一方、可視光よりもエネルギーが低いものは基本的に人体へはあまり影響を与えないようですが、実際どうなのかはよく分かっていないようです。ただ、波長の短いX線などは規制が厳しく使用制限がされていますが、波長が長いほうの電波などは使用が制限されていないので、もし何らかの影響が確認されたら大変なことになるでしょうね・・・。


あと、マイクロ波や赤外線は水などの極性分子の運動を速める(=温度を上げる)そうですが、その理由は、私は知りません・・・今度物理系の友人に聞いておきます。
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2005年09月30日

50年後は海に貝が溶ける時代

二酸化炭素濃度上昇による海水の酸性化によって、2060年頃から貝殻やサンゴ、殻を持つプランクトンの殻などが溶け出し、生態系に大きな影響を与える可能性が指摘されています。

現在の海水はpH8程度(弱アルカリ性)で、今の調子で二酸化炭素が増えていくと2060年ごろにはpHは0.3程度下がり、貝殻などの主成分である炭酸カルシウムの平衡が傾いて、殻が現在より多く溶け出してしまい、殻を持つプランクトンなどが殻を保てなくなり死滅する可能性があるそうです。

また、二酸化炭素は低温の方が溶けやすいので、南極・北極付近が最初に影響を受けます。そのため、殻のあるプランクトンを餌としているクジラなどへの影響は避けられません。


今後は、二酸化炭素濃度上昇の温暖化以外への影響も注目されていきそうです。
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2005年09月20日

ペットにスッポン

最近、スッポンの子供(500円玉サイズ)が一匹300円で売りにだされているそうです。

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2005年08月09日

フィールズ賞

日本人は3名フィールズ賞を受賞していますが、3人というのは結構多いようですね。

現在フィールズ賞受賞者は45名しかいないのです。

ノーベル賞は自然科学だけでもこの10倍以上の受賞者がいるのに日本人は9名です。

まぁノーベル賞の方が少し古いと言う理由もありますけど、日本人は結構数学が得意なんです。フェルマーの定理の証明でも日本人の貢献が大きかったと言います。


フィールズ賞はノーベル賞とは大きく異なる賞で、40歳未満の現役の数学者しか受賞できませんし、4年おきにしか選ばれません。それに、特定の研究に贈られるのではなく、人物に贈られるもので、ノーベル賞のように複数回受賞することはありません。(40歳以上で受賞したのはフェルマーの定理を解いたA・J・ワイルズだけです。)


余談ですが、ゴールドバッハの問題(予想)と言うものがあります。まだ証明されていませんが、すごく面白い法則です。

『4以上のすべての偶数は、二つの素数の和で表される』というものです。

4=2+2、6=3+3、8=3+5、12=7+5・・・

 

○日本人フィールズ賞受賞者
・小平邦彦
 長野出身。1997年死去。東大名誉教授。調和積分論・代数曲面の分類。1954年フィールズ賞受賞
・広中平祐(74)
 山口出身。現在、創造学園大学学園長。代数幾何学。夫人は政治家(民主党・元環境庁長官)。1970年フィールズ賞受賞
・森重文(54)
 愛知出身。現在、京大教授。代数幾何学。1990年フィールズ賞受賞

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2005年08月06日

体感する暑さと温度

以前何度か紹介しましたが、温度というものは案外あてになりません。

もちろん、物理学的にはきちんとした定義があるのですが、私たちの“体感する”温度、すなわち、“暑さ”や“熱さ”は温度とは違った現象なのです。

80度の水ではやけどするのに、80度の空気(サウナ)ではやけどしなかったりするのです。

これは“熱を伝える力”と“温度”との違いからきます。


温度が気体の場合、“分子の平均運動エネルギー”であらわされるように、“1分子”についてのエネルギーを示しているのに対し、“体感する熱”は“与えられたエネルギー”、つまり、“全体”についてのエネルギーを示しているのです。

よって、400km上空の1000度の空気は密度が低い(=エネルギーを与える分子が少ない)ので暑く感じません。

ただし、エネルギーをやり取りしているうちに、その空間に存在する分子それぞれのエネルギーは均一になろうとします。よって、80度のサウナの中に水を入れていればゆっくりですが80度まで加熱されますし、400km上空の1000度の空気中におけば、長い時間をかけて1000度まで加熱されることになるでしょう。(もちろん、水によって周囲の温度はかなり下げられることになると思います)

posted by new_world at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

スクリューの泡(キャビテーション)

船のスクリューから泡が出ている映像をよく見ますよね。あの泡は何処から出てきてると思いますか?続きを読む
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2005年07月07日

七夕+天の川

大学にもあちこちで笹が置いてあります。
短冊も沢山ついているのですが、妙な内容ばかり・・・小学生の方が遥かに綺麗な短冊を書くでしょう。
ほんと、歳をとるって汚くなることなんだなぁって実感しました。夢がないんですよね・・・
小学生なら、本気で願いを書くでしょうが、大学生にもなれば、遊びで書いている人が殆どです。

と、汚い話はここまで。続きを読む
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2005年07月06日

光ピンセット

「光ピンセット」という機械で、数十nm(ナノメートル)〜数十μm(マイクロメートル)のものをつかむことが出来るそうです。

光ピンセットはレーザー光の反射・屈折時に物質に与える圧力を利用したピンセットです。
光の与える圧力ですから、ごく小さなものしか持てませんが、逆に弱いからこそ対象に殆ど損傷を与えずに持つことが出来ます。
光が運度量を持っていることは高校物理でも習いますが、それをピンセットのようなものをつかむ道具に応用しようと思った人は凄いです。

赤血球が7μmくらいですから、赤血球の100分の1〜10倍くらいが持てる範囲です。

km→m→mm→μm→nmの順に1000分の1になります。
大きいほうはkmまでしか使いませんが、小さいほうはどんどん利用されていますね。

ついでに、単位の冠詞について書いておきます。

kmにしてもnmにしても、kとnをm(メートル)に組み合わせたものです。
この単位法は共通です。kgやmgも使いますね。

まず大きい方は・・・
da(デカ):10の1乗
h(ヘクト):10の2乗
k(キロ):10の3乗
M(メガ):10の6乗
G(ギガ):10の9乗
T(テラ):10の12乗
P(ペタ):10の15乗
E(エクサ):10の18乗
Z(ゼタ):10の21乗
Y(ヨタ):10の24乗

次に小さい方は・・・
d(デシ):10の−1乗
c(センチ):10の−2乗
m(ミリ):10の−3乗
μ(マイクロ):10の−6乗
n(ナノ):10の−9乗
p(ピコ):10の−12乗
f(フェムト):10の−15乗
a(アト):10の−18乗
z(ゼプト):10の−21乗
y(ヨクト):10の−24乗

意外かもしれませんが、小さいほうの単位の方が先に出来てきたんです。

フェムト・アトが1964年、エクサ・ペタが1975年、残りの10の±21乗・±24乗は1991年に追加されたそうです。

私はテラ〜ピコまでしか知りませんでした。

日本語にもありますよね。小学校の頃、図鑑で見て覚えた記憶があります。





万=10の4乗
億=10の8乗
兆=10の12乗
京(けい)=10の16乗
垓(がい)=10の20乗
紓(じょ)=10の24乗
穣(じょう)=10の28乗
溝(こう)
氵+�(かん)
正(せい)
載(さい)
極(ごく)
恒河沙(こうがしゃ)
阿僧祗(あそうぎ)
那由他(なゆた)=10の60乗
不可思議(ふかしぎ)=10の64乗
無量大数(むりょうたいすう)=10の68乗

途中は面倒だったので書きませんでした。同様に10の4乗ずつ増えていきます。

ついでに小さい方・・・は23乗(こちらは1桁ずつあります)までありますが、書くのが面倒なのでやめておきます。

まぁ分→厘→毛くらいまでは知っているとは思います。

あと、単位の漢字について書いておきます。
m:米突(メートル)
dm:粉=米+分:使われない
cm:糎=米+厘:センチメートル
mm:粍=米+毛:ミリメートル
そして、kmは粁=米+千です。

同様に
l:立脱耳
dl:竕
cl:竰(使われない)
ml:竓
kl:竏

g:瓦羅牟
dg:瓰(使われない)
cg:甅(使われない)
mg:瓱
kg:瓩
t:瓲

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2005年07月02日

エイズに勝った体

免疫系の遺伝子にある種の遺伝子を持っている人はエイズにかかりにくいそうです。

まだ単なる統計の段階で、詳しい機構はわかっていないようですが、今後、その詳しい機構がわかればエイズ克服も期待できそうです。

さすが、生体システムですね。
人類の科学より先に、エイズ対策を進めています。
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2005年06月08日

体内時計の調節

体内時計の調節は朝日で行われると聞いたことがあります。朝日を浴びることで毎朝リセットしていると。

そのことで、以前、医学部の友人に聞いたことがあります。

『失明している人の体内時計はどうなるのか?』と。医学部の友人が教官に聞いてくれたところ、どうも、体内時計はリセットされないとか。

なんか色々説明してくれましたが、よく覚えてません。

ただ、最近は盲目の人でも他の組織で光を捉えているのではないかという説もでているようです。

盲目の人も時差ぼけをすることがあるそうで・・・。



生まれつき目が見えない方は感覚としては聴覚や触覚、嗅覚が生活の中心なるわけですが、その場合、経験も全て聴覚や触覚などで構成されているということですよね。勿論、言葉はありますので言葉として記憶しているものも多いでしょうけど。

私達は不意に風景を思い出しますが、目が見えない方は触った感じを思い出すのかもしれませんね。

あと、夢もきっと聴覚や触覚などで出来ているんだと思います。


同様に、耳が聞こえない人の夢は、視覚や嗅覚(夢に臭いがあるかは覚えてませんが・・・)、触覚から出来ているんでしょう。


でも、私達は結局、情報を電気信号に変換して認識しています。

その情報の受信方法は種族によって全然違います。


たとえば、色。

私達が見ている色と鳥が見ている色は違います。

鳥の方が視物質が多いので鮮やかであるというのもありますが、そもそも視物質の光の波長に対する感受性のピークが違うので、最も赤い赤が違う赤なんですね。


音もそうです。

人間は耳が左右対称についていますので、上下の音の変化に対して疎いです。勿論、耳の内部の構造から上下の音も聞き分けられるのですが、左右に比べて遥かに感度は低いです。
それに対し、ふくろうなどは左右の耳が少し上下にずれているので上下の差も左右の差と同様に感知することが出来ます。地面の獲物の場所を的確に捉える為の高性能な耳です。

つまり、音の聞こえ方も生物によって違うんですね。

よく聞こえるとかじゃなく、どう聞こえるかまで違うんです。


味覚なんてのもそうですね。

人間は酸味が強いものも食べられます。これは体内でビタミンCが作れないからでしょう。
犬にレモンを食べさせても多分吐き出すでしょう。
腐っていると判断するんです。

あと、人間は苦味にも鈍感でしたね。進化の過程で知能を手に入れて判断力が増したからでした。



考えたら色々ありますが、生き物のセンサーはその生き物の環境や特性に適応して変化してるんですよね。

一度くらいは鳥の目で世界を見たり、ふくろうの耳で世界を聞いたりしてみたいものです。あと、犬の舌で食べ物を食べたり・・・。


・・・また話が変わってしまいました。タイトル、体内時計なんですが、感覚の話になってしまいました。
posted by new_world at 07:27| Comment(9) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月07日

弱火にすると湯気が出る理由

強火で鍋の水を熱し、沸騰させ、急に火を弱めるとたくさんの湯気が出ます。

この現象の原因はわかりますか?


これは湯気が見える理由を考えたらわかります。

湯気って何で見えるんですか?

それは水蒸気じゃなくなったからです。

雲と同じです。あれは水滴なんです。


つまり、強火で熱しているときは鍋の外側などからもれる熱が多くていったん水蒸気になった水が液体に戻ることなく上昇し拡散していくのですが、弱火にすると、その熱がなくなり、集まっていた水蒸気が液化して水滴が生じ、見えるようになるのです。

まぁ私の予想ですけど。

posted by new_world at 05:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月03日

世界を一周したら・・・

昨日、時間の話をして思い出したのですが、小学校の時に担任の先生から聞いた面白い話があります。

『マゼランが世界一周をしたら1日ずれていたんです』続きを読む
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2005年06月02日

人を信頼させるホルモン

脳内で作られるホルモンの一種であるオキシトシンが、人間に対する信頼感を強める働きがあることを実験で確認したそうです。続きを読む
posted by new_world at 22:38| Comment(6) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時間の定義

ニュースでよく『○億年に一秒の誤差しかない時計を開発』と聞きます。

聞くたびに思うのですが、その次元になると1秒の定義の問題にならないでしょうか。
とりあえず、地球の自転・公転の誤差よりはセシウム基準の時間に近いような気がします。

秒というものに完璧な定義はありません。
セシウムがどうの(書くのが面倒なくらいの定義です)という定義しかありません。

もともとは地球の公転周期から求めていたのですが、地球の公転周期って一定じゃないんですね。

本末転倒な気がしますが、時間の基準を別に作っちゃったわけです。

つまり、時間を公転から独立させたわけです。

基準が公転から時間に変わりました。公転で時間を計るのではなく、時間で公転を計るようになったのですね。

しかし、こうなると大問題が生じます。


この定義は地球の自転・公転を定義にしていないので、だんだんずれていってしまいます。

つまり、一日が24時間じゃないのです。


何のための時計でしょうね。こんな時計、無意味です。

科学者的には『地球が綺麗に動かないから悪い』のかもしれませんが・・・



とはいえ、実は、公転基準の時間でも一日は24時間ではありませんでした。

地球が楕円軌道を回っているからです。

一日24時間は平均値でしかなかったのです。



誤差といえば、もっと大きな誤差がありますね。「1年365日」です。

1年が365日でないことくらい小学生でも知っています。地球の公転周期は365日と5時間48分くらいで、地球が太陽を一周するためには365日だとちょっと足りないんです。

つまり、元旦の地球の公転軌道上の位置は、閏年の後、だんだん遅れていっています。

まぁこれは当たり前のことでしょうね。月みたいに綺麗に自転と公転が揃っている場合もありますが、普通に考えてみて、自転と公転がそろうなんて変です・・・ん?では、なんで月は・・・ちょっと考えないでおきます。



あ、因みに、自転周期と1日の長さは違います。

地球は太陽の周りを回っていて、自転も公転も同じ方向なので、太陽の方を向く為には一周より少し長めに回らないといけません。

分かりやすく説明すると、半分が黒で半分が白の球の黒い方を手前にむけ、奥に太陽を置いた地球のように円軌道を回します(自転はさせないで)。

すると、180度回ったところでも、黒い方がこっちを向いています。

これじゃ駄目ですね。白い方が太陽を向いてないと。


で、一日は太陽の見え方が基準なので、回転の方向から、自転周期はそれより短くなります。(まぁ個人的には一日が自転周期より長いといいたいですけどね。)

もし、地球の公転周期がきっちり365日で、軌道が綺麗な円軌道であれば、365日で元に戻るように毎日1/365日分自転周期が短いことになります。

さっき『楕円軌道を回っているから1日が24時間じゃない』と書きましたが、理由はこれです。

楕円なので、再び太陽を拝む為に必要な余分の回転角度が綺麗に1/365日分にならないんです。



なんか、ごちゃごちゃ書きましたが、結局、時間って計りにくいものだということですね・・・。

アインシュタインは時間は一定じゃないと言っていますし・・・。

時間が一定でないなら時間を一つに定義しようと頑張っている人たちは少し可哀相ですね。
あ、でも、時間の流れが一定として計算した方がいいことは結構ありますし、綺麗な基準を作ることが無駄というわけではないでしょう。それに、今の所、科学の水準が彼の理論の域に達していませんし。

ただ、科学がこのまま順調に進歩していけば、いずれ時間が一定でないという壁にぶつかるでしょうね・・・

posted by new_world at 00:58| Comment(5) | TrackBack(1) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

文科省の周期表ポスターが人気

文部科学省が無料配布用に作った周期表ポスター(A2判)が人気を呼び、実費販売されることになったそうです。

原子番号1〜113までの元素とその元素の代表的な物質・製品の写真を載せた周期表で、『一家に一枚周期表』と名づけられたそうです。

詳しくはここ
posted by new_world at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月29日

原発導入の理由

○イギリスの放射線漏れ事故
一月ほど前の話です。
イギリス中西部のセラフィールドにある使用済み核燃料再処理施設「ソープ」で放射性溶液漏洩事故が起きたのですが、その施設を管理しているBNGという組織は9カ月間も漏えいに気付いていなかったそうです。続きを読む
posted by new_world at 16:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月28日

数字の数え方

ヨーロッパでは科学技術が発展しましたが、どうしても理解に苦しむのは数字の数え方です。

私の習った範囲では81をフランス語では“4×20+1”と言いますし、ドイツ語では“1+80”といいます。

どういう思考回路がそれを自然にしているのか不思議でなりません。明らかに日本語の方が数字を扱いやすいです。日本語の場合はきちんと左から右に読めますし、数字それぞれが独立しています。英仏独語に比べれば格段に合理的です。

間違っても80をみて4×20と読みませんし、131をみて1→1→3の順に目は行きません。


英語でもそうです。
11〜19、20はそれだけで読みがあり、少々読みにくい形になってしまいます。慣れてしまえばそれでいいのかもしれませんが・・・。10と30、40、50・・・でもかなり違う読みになっています。(これはドイツ語やフランス語でも似ています・・・仏独の方が難しいですけど)

そもそも、10進法を取り入れているのに、11とか12が依然として特別扱いされているのが古いです。

12012という数字を見たとき、日本人であれば1→2→0→1→2と見ていくのに、英仏独では12→0→12なのです。
読むだけなら速いですが、やはり合理的ではないです。12を見たら12がかたまりで浮かぶんです。

メソポタミアの名残か何かは知りませんが、少し考え物だと感じました。

あと、英語のandやドイツ語のund、フランス語のetなど、数字を読む時に調子を整える為に語を付け足すのもいまいちです。まぁその方が読みやすいのでやむをえないのかもしれませんが・・・。



数字の読みに対し文字は優秀です。

アルファベットは文字としては素晴らしい発明です。

日本のように二つの文字を混ぜずに全ての単語を簡単に表せるとは大変有能です。

漢字など象形文字だけだと、どうしても多言語への適応力が低く、学ぶのも大変です。

古代エジプトでは日本語と同じように音で表す文字と意味で表す文字があったようです。


この複雑な文字に対し、フェニキア人が作り上げたのがアルファベットです。
アルファベットの利点は文字をそのまま読めることです。

アルファベットのお陰で読み書きが非常に楽になったのです。

勿論、時代の流れの中でアルファベットの持つ音標文字という性質は少しずつ失われつつありますが。


アルファベットは“読み”を文字にあらわしたものであったので、数字の読み方の合理性は得られなかったのでしょうかね。

アルファベットは左から読むのに数字を左から読まないなんて変ですよね・・・。


というか、本当にフランスの科学者は81をみたら4×20+1と読むんでしょうか・・・。
ドイツの科学者は21を1+20と読むんでしょうか・・・。

よくそれで科学が発達したものです・・・。

posted by new_world at 01:16| Comment(5) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月20日

光がなくなること

不意に不思議になるのですが、光ってなくなりますよね。

いや、別に不思議じゃないんですけどね。続きを読む
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2005年04月29日

小型人類と最後の一人

インドネシアで“小型人類”の村を確認したそうです。昨年発表された“小型人類の化石”の子孫の可能性もあるそうですが、どちらも信憑性は微妙なところだそうです。

今の所、その化石は“新種”なのか現代ホモサピエンスの“亜種”なのかは議論中だとか。

その村の人たちの身長は日本人よりも30cm以上低く、殆どの男性が145cm未満、女性は135cm未満だそうです。人類の平均身長は知りませんが、男性で170cm程度とすると少なくても平均より30cm程度低いことになります。

生物学的には“交配して子孫が残せる”ならば同種ですが、雑種は可能でも種として異なる霊長類は他にもあります。種、進化は連続しているので区分けが難しいのです。

勿論、種として違うからどうとか言うわけではありません。単に生物学的にはどう分類するかの問題で、人類には変わりありません。

中学生の時、人類の進化の歴史を習いましたよね。

そのとき、ネアンデルタール人が現代人類に負けない“心”を持っていたと習いました。花葬をすると言う話です。

しかし、ネアンデルタール人は絶滅したといいます。

つまり、絶滅したということは“最後の一人”がいたということです。

同種族が全くいなくなった世界で、最後の一人はどう感じたんでしょうね。

その“心”は何を考えたのでしょうか・・・。

これは、他の絶滅した種族にも言えます。

絶滅したということは最後の1体がいたのです。

勿論、最後が数体同時に死んだという可能性もありますが、中には1体だけ取り残された種もあったでしょう。

最後の1体はこの広い地球を、同種を求めて彷徨っていたかもしれません。

ただ、彼には最後の1体だということは知らされていませんので、孤独と戦いながらも、最後まで希望を捨てずに生き抜いたのでしょうね。
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2005年04月23日

90℃のサウナで火傷しない理由

これははるか昔のお話です。
多分私が7〜8歳だった頃、通っていたスイミングスクールにサウナ室があったのです。(その時しかサウナに入ったことがないです)

そこで誰かに却下された質問
『90度のお湯だと火傷するのにサウナは何で90度なの?』


わかります?



考え方の糸口は、『なぜ火傷をするのか』ということです。

つまり、水と空気では温度は同じでもそこの状況は違っているはずなのです。


何で火傷するんですか?

この質問は自明ですが、一応、火傷した時の対処法から答えを導きます。
火傷した時、『冷やし』ますよね。

つまり、『皮膚が熱を持つ』から火傷するんです。

ということは、90℃のお湯につけたら皮膚が熱くなるが、90℃の空気につけても皮膚は熱くならない、ということです。


となると、なぜ空気では皮膚が温められないのか?ということになります。

その頃の私の頭には“熱の定義”なんてものはないので、この質問は次のように自分の中で決着していました。

『水の中では汗がかけない』

汗が蒸発して体温を下げつことくらいは知っていたので、汗が蒸発できない水の中では温度が下がらないんだと軽く納得していました。

ほんと考えが足りません。

汗をかいたくらいで瞬間的に温度が下がるはずがないのです。そもそも、入った瞬間はどうなるでしょうか。
30℃の部屋から90℃の部屋に入った瞬間は発汗状態は30℃のものです。

つまり、その理論だと、90℃のお湯に指をつけた瞬間と90℃の部屋に入った瞬間は同じ状況になってしまうのです。

全く解決になっていません。

問題はそこじゃなかったんです。


そして、中学の時、“比熱”というものを知って解答案がレベルアップしました。

水と空気では熱の出し入れが違うということを知ったのです。

ところが、これでは何の解決にもなりませんでした。

初め、ちょっとした勘違いから『空気は比熱が低くて温度が変化しやすい。だから、体表付近で温度が下がっちゃうんだ!』と考えてしまいました。

これも考えが足りません。

問題は空気が与える熱です。周囲の温度じゃありません。温度が差上がるということは熱を与えるということなのです。
温度が下がれば熱が与えられます。

体表付近で空気の温度は下がりました。では、その分の熱はどこに行ったのでしょう?
それは、きっと、体でしょう。

まったく解決になっていません。


そして、最後に思いついたのは“熱伝導性”です。

熱伝導性とは熱の伝わる“速さ”です。

この単語こそ私が幼稚園の頃から求めていたものです。

調べたところ、水は空気の20倍程度の熱伝導性を持っているのです。

つまり、単位時間当たり、90℃の水からは90℃の空気の20倍ものエネルギーが皮膚に与えられるのです。



物理学は私の専門ではないので比熱と熱伝導性の関係などは分かりませんが、比熱が直接的に熱伝導性に関係あるような気はしません。

そもそも、比熱が大きい方が熱いのか比熱が小さいほうが熱いのかすら予想できません。
比熱が大きさは1℃下げるのに必要なエネルギーは求めてくれますが、それが1秒あたりのエネルギー変化とは(見た感じ)直接的には関係ありません。



《結論》
発汗の効果や体表付近の温度変化がどの程度なのかは分かりませんので、一概にそれまでの説を否定は出来ませんが、私としては熱伝導性の差が納得の決め手でした。


そして、温度についても少し考えさせられました。

温度って何でしょう?

温度は温度計で測りますよね。

温度計は温度を測れるんです。

つまり、温度計がどのように温度を測定しているかで間接的に温度を捉えることができます。

物理学的にはしっかりした定義があるでしょうが、今回はそれがどのように現れて熱になるのかが問題です。

温度計は何を測っているのですか?

温度計は熱平衡状態の時の(温度計の)状態を数値化して表しているのです。

熱平衡状態では熱は移動しません。

しかし、この状態がまたさっきの問題を困らせるのです。

90℃という状態が及ぼす影響です。

90℃の水が及ぼす影響と90℃の空気が及ぼす影響が等しくなければ温度計は同じ状態にならないのではないでしょうか?
及ぼす影響が違えば、温度計は違う状態にならないでしょうか?


すこし困りました。


しかし、すぐ分かります。

先ほどと今回では決定的に違うことがあります。

今回は温度が変化しないのです。


簡単なことです。


90℃のお湯は熱いのに40℃のお湯は熱くないのと同じだと考えていただければ結構です。

分かりました?


よく知りませんが、感覚的に、熱伝導の速さは温度差によって異なるようです。

つまり、温度差が小さいほど熱伝導の速さは遅くなるのです。


先ほどの熱伝導性の考え方で言えば、温度計で違うのは“温度計の動く速さ”なのです。

理科の実験で記憶にありませんか?

気温を測るのには時間がかかるのに水温は結構楽に計れるという状況です。
暖かい部屋に持っていった水銀柱は中々変化しませんが、水に入れた水銀柱はすぐに変化します。

これが熱伝導性です。


そして、こんな経験はありませんか?

温度が実際の温度に近付くほど水銀柱の動きが鈍くなる経験です。

私はしょっちゅうです。

前にも話したとおり、お風呂のお湯を温度計で測っているもので(笑)



なんか話があちこちに行っちゃいましたが、分かりましたか?

熱伝導性と熱の平衡状態。



あ、あと、これは私が考えたことが殆どで、特に参考にしたものとかはないので、間違っているかもしれません。

空気と水の熱伝導性は調べたのであっていると思います。

《補足》
熱伝導性ですが、液体は衝突だけでなく振動によってもエネルギーを伝える為、衝突だけで伝える気体よりも、お隣さんへのエネルギーの受け渡しが速いそうです。

posted by new_world at 01:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月28日

考古学者が昆虫の糞の研究

古墳の横穴式石室を中心に各地の遺跡で出土し、五穀豊穣や子孫繁栄を願う儀式に米の代用品として使われたと思われてきた土粒が、実はただのカブトムシの幼虫の糞だったことがわかったそうです。

その考古学者たちは6年にわたり“遺物”として詳細な分析を行ってきたらしく、驚き、また苦笑しているそうです。

考古学者が生物学の研究をしていたことになります。続きを読む
posted by new_world at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月17日

“木材”を食用可能に?

大阪の食品メーカー(グリコ)がセルロースをアミロースに変化させる技術を開発したそうです

食料難への対策などに応用可能な技術なので今後注目されそうです
posted by new_world at 23:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月11日

ひまわり6号

この前の衛星、愛称が『ひまわり6号』になったらしいですね。

理由はありませんが、ちょっと嬉しかったです。

やはり、気象衛星は『ひまわり』でないと駄目ですよね。


運輸多目的衛星新1号(MTSAT―1R)じゃ堅すぎます。
posted by new_world at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月03日

北海道、シャチの死亡の原因は?

先日、北海道で流氷に囲まれて死亡したシャチの群れの解剖が行われたそうです。続きを読む
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2005年02月14日

タイヤから空気が抜けること

昔、タイヤや風船から空気が抜けることがすごいと思っていました。だって、「見えない穴から空気が抜けている」と言う事なんで。

しかし、今考えてみれば、空気が「抜けないこと」がすごいんですよね。

なにしろ、「穴がほとんどない」訳ですから。

分子のシートであるビニールなどに穴ができないのって当たり前ではありますが、とても凄い事のように感じます。
posted by new_world at 08:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学の雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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