2010年04月03日

ゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト崩壊と言うのは、たとえば、漢字等をじっと見ていると形が崩れて漢字が間違っている様に感じたりする現象を言います。

こういった現象は脳内での処理過程で生じるものですが、どういった処理が原因でゲシュタルト崩壊が起きるのかは詳しくは分かっていないそうです。

ただ、この“ゲシュタルト”という考え方は私たちの認知を分析する上で重要な考え方です。

“ゲシュタルト”と言うのはドイツ語で『形(形態)』をさすのですが、このゲシュタルトと言う概念は、線の集合である漢字が意味を持ったり、音の連続がメロディーになったり、コマ送りの映画が動いている様に見えたり、)()()()()()()()(が)(の集まりではなく()の集まりで見えたりすることを説明するものです。

こういった集合体として発生する意味の部分を“ゲシュタルト”という概念で解釈し、それが崩壊し、たとえば、漢字が間違っている、つまり、集合体としての意味が崩れた状態になるので、ゲシュタルト崩壊と呼ぶのです。

ちなみに、()()()()()を()の集まりの様に感じたり、12 12 12を2 1の集まりではなく12の集まりの様に感じたりする、私たちヒトの知覚における傾向を分析した法則があって、それらをプレグナンツの法則と呼ぶそうです。


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2009年10月10日

書籍を「本」と呼ぶ

最近、ふと思ったんですが、製本された書籍を「本」と呼ぶのって凄いですよね。

「本」と言う漢字は“木の下の部分”をさし、「基本」や「本物」、「本来」といった意味を示しています。

書物が教科書を代表される様に物事の「基本」を示すことから、製本された書籍を「本」と呼ぶようになったようですが、「本」の示す意味を冷静に考えると、とても高尚なものに見えてきます。

でも、紙や本を作るのが簡単になってしまった今の時代では、「本」と呼ぶに値しないものも多くありますけどね・・・。

まぁ、でも、源氏物語も当時から冊子として製本されていますので、昔から「物事の基本」をさすだけでなく「娯楽」の一種として扱われていたようですけどね。

というかむしろ、源氏物語のような小説の場合、冊子にしないと読めないですよね。

巻物だと、読み終わるたびに巻き直し、続きを読もうと思ったら同じ場所まで開き直さなければなりません。

巻物は、一読して保存するだけの公的書類や横長い絵巻物等には使えるのかもしれませんが、検索性がないので、途中で一旦閉じて後日また読み直す可能性のある「小説」や、毎回少しずつ進めていく「教科書」には不向きですよね。

ましてや、特定の箇所を探す「辞書」なんかには到底使えません。

そう考えると、「物事の基本」をさすもの達は、「本」が主流だったんでしょうかね。

最近では、電子化されているものも多くありますけどね。


余談ですが、「本」と同義に使われがちな「書籍」という単語には、「本」だけではなく「巻物」なども含みます。最近は、「CD」なども「書籍」の一つとして分類する区分もあるそうです。
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2009年10月03日

無脂肪「牛」乳

明治乳業の「明治おいしい低脂肪牛乳」と「明治おいしい無脂肪牛乳」が2週間販売休止となりました。

低脂肪、無脂肪の牛乳はダイエット等をされている方が飲まれるのでしょうが、販売休止となった原因は・・・「重すぎたから」だそうです。

というのは、省令で「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」の規格が定められていて、その中に「15℃での比重」が定められており、明治乳業はその規格を知らなかったそうです。

品質の管理体制には問題ないんでしょうが、別の意味での管理体制に問題がありますよね。

そして、これからは、中身は変えず、製品名から「牛」ととり、種類名を「成分調整牛乳」に変更して販売を再開するようです。成分調整牛乳には比重の基準がないそうで。




※参考

(二) 牛乳、特別牛乳、殺菌山羊乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳及び加工乳の成分規格並びに製造及び保存の方法の基準

(中略)

(4) 成分調整牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  酸度(乳酸として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
  牛乳の例によること。

(5) 低脂肪牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  乳脂肪分 〇・五%以上 一・五%以下
  比重(摂氏十五度において)一・〇三〇―一・〇三六
  酸度(乳酸として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
   牛乳の例によること。

(6) 無脂肪牛乳
  1 成分規格
  無脂乳固形分 八・〇%以上
  乳脂肪分 〇・五%未満
  比重(摂氏十五度において) 一・〇三二―一・〇三八
  酸度(乳酸_として) 〇・一八%以下
  細菌数(標準平板培養法で一ml当たり) 五〇、〇〇〇以下
  大腸菌群 陰性
  2 製造及び保存の方法の基準
   牛乳の例によること。
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2009年07月07日

七夕に何を食べるか?

七夕は月と日で奇数がぞろ目となる五節句の一つです。
3月3日は上巳(桃の節句)、5月5日は端午(菖蒲の節句)、7月7日が七夕で、9月9日は重陽(菊の節句)です。

七夕だけは〜の節句と言う別名を知りませんが、何かあるんでしょうかね。まぁ菊の節句とかはもはやその存在すら知らない人が多いかもしれませんが。

ところで、七夕の話をしていて、「七夕には何か食べるものあったっけ?」という話になりました。

私の記憶では特に何も思い出せなかったのですが、福岡の久留米出身の人が唐突に「スイカ」と言いました。

七夕にスイカとか、聞いた事がありません。

ただ、帰って調べてみると、福岡県南部の筑後地方では、明治時代から七夕になると子供に大きなスイカをあげる習慣があるとか。

福岡や熊本に結構長く住んでいましたが、その中間の久留米にそういう風習があるのは初めて知りました。

この季節、まだまだスイカは高いでしょうね・・・

まぁでも、色々な風習が各地にあるんですね。
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2008年08月13日

我々はまだ踊っている

サブプライムローンが発覚し始めた昨年7月頃、CITIグループのチャールズ・プリンス会長兼CEOは次のように発言していました。

「曲が流れる以上、踊らなければならない。我々はまだ踊っている」

当時、といっても1年前ですが、まだ、その深刻さが理解されていなかったため、このような強気の発言になっていたようです。プリンス会長は曲調が変わった事に気付かなかったんです。

結果、プリンス会長は、CEOとして年を越す事はできませんでした。

世界最大の金融グループのトップですら、これですから・・・経済と言うのは難しいんですね。

ただ、厳しい金融界の中でも、サブプライムをうまく処理している欧米の金融機関もあり、こういう際に、経営者の舵取りの能力が試されるんでしょう。

日本には経営者が足りないと言われています。

日本はどうしても集団意識の高い民族なので、やむを得ないのかもしれませんが、トップダウンで経営を行うような経営者はなかなかいないようです。官僚と政治家の関係と似たような印象を受けますね。

日本的な会社にもいいところはあるのでしょうが、その仕組みも時代とともに変化していかなくてはならないと思います。
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2008年07月11日

どんたくは日曜日?

最近知ったのですが、「どんたく」って「日曜日」って意味らしいですね。

オランダ語の日曜日のなまったものらしくて、日曜日が転じて、休日と言う意味で用いられるようになったようです。

半休を意味する「半ドン」もこれが語源です。


ちなみに、博多どんたくは現在「憲法記念日」と「みどりの日(2007年より名称変更)」に行われていますが、当たり前ですが、この祝日は戦後にできたものなので、博多どんたくが今の時期に行われるようになったのは戦後です(正確には憲法が施行された翌年からで、祝日になったのもその年からです)。

戦前は他の祝い事の日にあわせて行っていたようです。
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2008年03月22日

公共で使われる方言

福岡県で電車に乗ると、「離合待ちです」というアナウンスがたまに流れます。

熊本県のスーパーに行くと、わけぎに「ひともじ」と書いてあります。

ともに方言なのですが、これほど堂々と公共の場で使われるとどこでも使える気がしますよね。

たぶん、ほかの地域でも同じようなことがあると思います。

ことなる地域にでかけたときには、こういうものを探すのもいいかもしれませんね。
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2008年02月09日

みぞれとあられ

この冬、京都は雪ばっかりです・・・何度積もれば気が済むんですかね。京都にきて4回目の冬ですが、こんなに何度も雪が積もるのは初めてです。まぁ積もると言っても翌日には溶けてしまう程度の積雪ですが。

ところで、最近、天気予報で“みぞれ”という天気をたまに見るのですが、“みぞれ”と“あられ”の違いってご存じですか?

まぁ何となく「あられ」の方が固そうなイメージはあると思いますが、「みぞれ」というのは「雨や雪が混ざったもの」で、「あられ」というのは「降下中に上昇気流にあおられて何度も上下して比較的大きな(2-5mm)氷の固まりになったもの」だそうです。

しかも、「みぞれ」の途中であられが降っているときは「あられ」の状態という定義らしく、「みぞれ」と「あられ」は全くの別物と言うことになります。

ちなみに、似たようなものに「ひょう」がありますが、これは「あられ」が強力な上昇気流によって更に巨大化したもので、定義としては5mm以上のものが「ひょう」と呼ばれているそうです。

この「ひょう」の形成には“強力な上昇気流”が必要なのですが、「ひょう」ができるほどの上昇気流は積乱雲を作るレベルだそうで、「ひょう」は積乱雲が形成される夏期(特に初夏)に確認されることが多いようです。
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2008年01月01日

年越しそば

年が明けましたね。昨年5月に祖母がなくなったので、この正月は喪中で、年賀状もあけおめもなしです。まぁ亡くなったのは母方の祖母で帰省先とは違うので、おせち料理はするみたいですが。年越しそばも食べました。

そう、年越しそばについて、私の家では間違った風習が伝わっていました。

例年、年越しそばを年を越してから食べていたんです。

年越しそばは年を越す前に食べるもので、そばを残して年を越すと“縁起が悪い”とか、“金運がなくなる”とか言われているそうです。

ダメダメですね・・・これから挽回です。
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2007年07月30日

korea=高麗

ちょっと調べ物をしていて見つけたのですが、韓国のkoreaって“高麗”のことなんですね。

しかも、高麗の日本語読みの「こうらい」が江戸時代に日本に来ていたオランダ人によりヨーロッパに持ち込まれたとか・・・(まぁ中国でも朝鮮でも似たような読みになるでしょうから本当に日本語由来なのかは分かりませんが)。

ちなみに、高麗は10世紀〜14世紀に存在した朝鮮の王朝で、江戸時代にはすでに滅びているのですが、日本では江戸時代まで朝鮮のことを高麗と呼んでいたらしいです。

日本の中国語読みがJapanの由来だというのはよく聞きますが、高麗がKoreaの由来だとは知りませんでした。
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2007年06月17日

警視庁と警察庁

警視庁と警察庁の違いってご存知ですか?続きを読む
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2007年06月10日

時の記念日

今日6月10日は『時の記念日』です。

「時の記念日」は、私にとっては「そういえばあったなぁ」程度の記念日だったのですが、意外と認知度の高い記念日らしいですね。

ちなみに、何故6月10日が時の記念日かというと、日本で始めて“時報”が開始された日だからだそうですね。

それを行ったのは天智天皇・・・あの、大化の改新の天智天皇です。大化の改新が西暦で言うと645年ですから、そのくらい昔のことです。

日本書紀によると、天智天皇が当時の都である近江大津宮で水時計のよる時報を始めたのは西暦で言う671年・・・1300年以上前の話です。

まぁ天智天皇はその年に亡くなっていますし、翌年(672年)には天智天皇の跡目の争いである壬申の乱が起こり、その翌年(673年)には壬申の乱で勝った天武天皇により都が飛鳥に移されてしまいますので、その時報がいつまで続いていたのかは知りません。ですが、記録上日本初の時報ということです。



天智天皇が漏剋(水時計)による時報を始めたのは当時の暦の4月25日らしいのですが、大正時代、現在の暦になおした6月10日が『時の記念日』として定められたそうです。(定めたのは文科省外郭団体の生活改善同盟会という組織)

ちなみに、戦後、電電公社(現NTT)による時報サービスが始められたのも6月10日(1955年)らしいです。
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2007年04月29日

おくれては 梅も桜におとるらん

おくれては 梅も桜におとるらん 魁(さきが)けてこそ 色も香もあれ
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2007年03月20日

郵便記号“〒”

約半年後に事業移転を控えた日本郵政株式会社(郵政民営化の準備会社)が新しいロゴや制服を発表したそうですが、郵便記号である“〒”は今後もグループのブランドマークとして使っていくことになったようです。

ところで、この“〒”のマーク、不思議なマークですよね。何となくカタカナのテのようなアルファベットのTのような、郵便とどういう関連があるのか分からないマークです。

考えれば、もっと郵便らしいマークがあると思います。

たとえば、韓国の郵便局のマークは三匹のツバメ・・・まぁ、正直、これもいまいち分かりにくいですけど、ツバメというモデルがあるので、何となく機敏(?)な感じがします。韓国の郵便ポストは日本と同じ赤色ですが、三匹のツバメの模様がついています(参照HP)。

それに対し、日本の郵便ポストなどについている“〒”のマークは、何かを模した物ではなく、その意味がさっぱり分かりませんよね。まぁ何となくポストの形には似ていますが・・・。

外国の方が見たら意味が分からず困惑するかもしれません。正直、日本人の私にも〒の示す意味はさっぱり分かりませんし。まぁ外国の方には漢字の一種とでも思われているのかもしれませんね。


で、その日本の郵便の記号“〒”の由来について軽く調べてみました。

この〒という郵便事業のシンボルマークは120年前に決められたもので、初めはアルファベットの“T”として発表されたそうですが(1987年2月に逓信省が発表)、1週間ほどあとに「Tは間違いだった」と“〒”に改められたそうです。

その間違いがどういう間違いだったのかは知りませんが、一説によると、「Tのマークが万国共通の“料金不足のしるし”として国際的に使われていたため、それと同じものは適切でないから〒とした。」とか。

ただ、訂正が1週間後と(お役所的には?)早いので、もしかしたら単なる手違いだったのかもしれません。

この〒のマークの由来も、『逓信(Teishin)のTに1本線を足したもの』(逓信大臣榎本武揚の発案?)という説と『テイシンの“テ”』という説があるようです。


ちなみに、逓信というのは『とりついで音信を通ずること』で、まぁ手紙や電話のようなもののことです。逓信省という省が明治中期から戦後にかけてあり(一時、統廃合で名称はなくなっています)、逓信関連の事業を行っていました。

その流れをくむものは総務省や日本郵政公社、NTT、KDDI、NHKなどです。

まぁKDDIは、逓信省の流れをくむKDD(国際電信電話)が京セラのDDIやトヨタのIDOなどと合併してできたものなので、今ではあまり役所的なイメージはないですね。

ただ、逓信関連の博物館である『逓信総合博物館“ていぱーく”」(→HP)は今は日本郵政公社とNTT東日本とNHKが運営していますが、2001年まではKDDIも運営に参加していたそうです。



それにしても、“〒”のマークって普通に記号として打ち込めるのが凄いですよね。「郵便」と打つと、変換リストに「〒」があります。郵便番号の記号として一般化しているというのもありますが、ロゴマークが普通に打てることって中々ないと思います。

韓国の郵便番号はどういう表記になるのかは知りませんが、さすがに三匹のツバメの絵は変換されないでしょうね。
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2007年02月20日

春節(中国の元旦) 春運(中国の帰省ラッシュ)

先週から妹が中国の友人宅に遊びに行っています。中国は太陽暦2月18日が今年の春節(旧暦の元旦)らしく、今はお正月真っ盛りだそうです。

中国ではお正月を日本以上に祝う習慣があるようで、誰かが『まさに盆と正月が一緒にきた感じだ」と話していました。続きを読む
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2007年02月14日

襖(ふすま)

そろそろ終わるようですが、京都の国立博物館で御所の障壁画の展示があっています。大学にポスターがはってありました。

「障壁画」と聞くと何となく仰々しい雰囲気がありますが、まぁ屏風や襖(ふすま)に描かれた絵のことです。高校の日本史で『安土・桃山時代、城郭の建築とともに障壁画が発展した』とか習った記憶があります。

ところで、その博物館のポスターを見て思ったのですが、日本建築には当たり前のようにある襖、これを“壁”の一種と見ると、ちょっと面白いですよね。

なんといっても、襖は“取り外しできる壁”です。続きを読む
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2006年12月12日

微妙な言葉の使い分け

「のぼる」と「あがる」みたいな、意味が殆ど同じでも微妙に使い方が違う言葉って結構ありますよね。「くだる」と「さがる」、「さける」と「よける」も同様で、私達は無意識に使い分けています。(両方とも使える場合もあります)


「2階に上った」
「山に上った」

「物価が下った」
「川を下った」

「ボールを避けた」
「人ごみを避けた」

一般には「山に登った」「物価が下がった」などと書きますが、こういった書き方も可能です。外国人への日本語教育でどのように教えているのかは知りませんが、この使い分けは結構難しいと思います。まぁ単に「こういうときはこういう」と教えているのかもしれませんが。

まぁ私達ネイティブの日本人なら、単に覚えただけなのか何らかの意味合いを把握しているのかは別にして、普通に読めますし使い分けていますよね。

頭に血は“あがり”ませんし、給料は“のぼり”ません。

車からは“おりる”ことはできますが“くだる”ことは出来ません。

階段を“のぼって”2階へ“あがったり”もします。


言語学などを学んだことはないので明確な説明を付けることは私には出来ないのですが、誰しも、何となく“ニュアンス”のようなものは感じていると思います。

のぼる場合は何となく経過が強く出ていて、あがる場合は結果が中心、みたいな印象があります。

ただ、全てにきっちりした説明は付けられないとも思いますね。使い分けのきっかけが意味的なものだとは限らないと思うので。

でも、こういった微妙な使い分けがあると思うと、「外国語を習得するのは難しい」って思いますね・・・。



※そのほかにも
“にぎる”と“つかむ”
“近づく”と“近寄る”
“ふれる”と“さわる”
“こぼれる”と“あふれる”など
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2006年11月30日

コンコルドの誤り

過去の投資に囚われて引き時を誤ることを「コンコルドの誤り」と例えることがあります。

あの超音速旅客機のコンコルドです。

資金の回収が絶望的であることは明らかだったのに、夢と意地と過去の投資に囚われて開発を中止することの出来なかった英仏合作の商用航空機コンコルド。

特殊性から離陸できる飛行場が限られ、大量輸送・低価格の航空業界の流れに乗りそこね、最後には100名以上の死者を出す事故まで起こして、後継機不在のまま廃止されました。

そのため、過去の投資にとらわれて途中でやめることができない人間の心理の例えになってしまっているようです。

公共事業の批判などでこういう話はよく聞きますが、人間なら誰しも陥りうる状況ですよね。全くの無駄にはしたくない、と思っちゃうんです。


ただ、商業的には失敗した『コンコルド』ですが、初の超音速旅客機として歴史に名前を残せたわけですし、そういう点では、開発の意味はあったんだと私は思います。

まぁ夢に対する投資にしては大きすぎたようですけど・・・
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2006年11月25日

離合

九州の方では、車がすれ違うこと、特に、道路中央線のない狭い道路で車がすれ違うことを「離合する」といいます。使い方は、「あの道では離合できない」とか「離合できるかな・・・」とかいった感じです。

聞いた話では、『離合注意』というローカルな標識もあるとか。

便利な言葉だと思うのですが、他の地域には同義の単語がないようなので、別になくてもいい言葉なのかもしれません。
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2006年08月26日

排水量

艦船の大きさの基準に「排水量 ○t」ってありますよね。

「排水量」と聞くと、なんとなく船から出てくる水のような印象を受けますが、実はこれ、船の“質量”なんです。

この“排水”というのは、“船を浮かべたときに押しのけられる水”で、その水にかかる重力が浮力に等しいので、浮かんでいる(浮力=重力)船にとってはその水の質量が船の質量と等しくなります。



ちなみに、フェリーなどでは『総トン数』などの指標が用いられています。

この総トン数というのは“容積”を示すもので、この“トン”は容積をあらわし、重さのトンとは違います。総トン数は“容積”なので船の“広さ”や“大きさ”の指標となり、フェリーなどの大きさを示すのに適しています。

他に、貨物船などでは、運行可能な範囲ぎりぎりまでつめる物資の重量・体積である“載貨重量トン数”や載荷容積トン数”を船の大きさの基準としているようです。

(補足)
容積と重量にともに“トン”が用いられているのは、この“トン”という単位が、船に積む酒樽を数える目的で用いられ始めたためだそうです。酒樽(=標準的なワイン樽:252ガロン)の体積から容積のトンが、重さから質量のトンが出来たみたいです。
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2006年08月25日

サティー(妻の殉死)

以前、マチルダ。さんが「インドに、夫の死去にともない妻も殉死するという風習がある」というようなコメントを下さったのですが、それはヒンズー教の古い風習でサティーと呼ばれる儀式らしいですね。

この風習はイギリス統治時代(19世紀前半)に禁止されたようですが、今でも北部や中部ではまれに行われているようで、最近も中部の州でサティーと疑われる夫人の自殺があり、女性の人権の擁護を目的とした政府組織が州政府に対して調査を求めているようです。



インドは新興国BRICsの一角(Rのロシアが新興国なのかは微妙ですが・・・)で、数学・ITなどに強いイメージはありますが、他の新興国とはちょっと違った雰囲気がありますよね。宗教色が強いですし、身分制度も健在で、有能な技術者らが育っている一方で、確か、識字率は6割くらいしかなかったと思います。他のBRICs同様に広大な国土と大勢の国民、大量の資源を持っていますが、国内の統一感は一番薄いような気がします。


※人口1億人以上(2004年)の11カ国の識字率(2002年)をちょっと調べてみました。
中国(13.06億人) 90.9%
インド(10.65億人) 58.0%
アメリカ合衆国(2.93億人) 統計なし 米国公認97%
インドネシア(2.38億人) 87.9%
ブラジル(1.84億人) 86.4%
パキスタン(1.59億人) 41.5%
ロシア(1.44億人) 99.6%
バングラディッシュ(1.41億人) 41.1%
ナイジェリア(1.37億人) 66.8%
日本(1.27億人) 99.8%
メキシコ(1.05億人) 90.5%

世界全体(1999年60億人→2006年65億人) 75%

まぁでも、国によっては統計が正確ではない可能性も(かなり?)ありますけどね。識字率といっても、どこからが“識字”なのかも微妙ですし、国のプライドというものもありますしね・・・。

日常生活の読み書きができる、という定義らしいですが、読み書きの能力は日常的なものでも教育水準によって大きく異なりますし、言語による差も結構あると思います。日本語の場合、ひらがな・カタカナは誰でも書けるでしょうけど、漢字だと日常的な単語でも個人差が大きいですよね。
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手亡

ある羊羹の原材料・・・

小豆 手亡 砂糖 寒天

手亡って読み方も分からなかったんですが、これ、豆らしいですね。読みはまんまの「てぼう」。

インゲン豆の一種で、白餡の材料らしいです。
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2006年08月23日

ぬえ

「ろくろ首の首はなぜ伸びるのか」という新書のなかで、「ぬえ」という妖怪(?)が紹介されていました。

サルの頭、タヌキの胴、トラの足、ヘビの尻尾を持つ化け物だそうです。続きを読む
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2006年07月21日

時間を買う

テレビでコメンテータの人がM&Aによって他社の持つ知識や技術を獲得することを“時間を買う”と表現していました。続きを読む
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2006年07月10日

“誕”という字の意味

誕生の『誕』と言う字は普通は「誕生」「生誕」という用法でしか使わないので、意外とその漢字の意味を知らないものです。

実は、この字、『大げさな嘘を言う』という意味です。

文字も“言を延ばす”という構造ですよね。

なので、基本的な意味は「むやみに引き延ばした言葉(通常は“嘘”)」なんです。熟語としても、この“でたらめ”という意味の言葉の方が多いようです。


この文字は「子供が生まれる」という意味で(主に)用いられていますが、実はこれ、タンという音の“当て字”らしいです。どういう経緯で当てられたのかは私は知りませんが・・・。

まぁ勿論、今では第一の意味は「生まれる」ですけどね。
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2006年06月08日

托卵

ホトトギスはカッコウの仲間で、ウグイスやメジロに卵を預ける(押し付ける?)らしいですね。

そして、やはり、他の卵は捨てちゃうようです。
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2006年05月31日

アイスコーヒー

私は、紅茶や緑茶、中国茶などは自分で入れるのですが、コーヒーだけは自分では入れられないんですよね。なんか、あんまりおいしく出来ないんです・・・コーヒー自体があまり得意じゃないというのもあるのですが。

でも、コーヒー全般が苦手と言うわけではなく、アイスコーヒーであれば、結構飲めます。理由はよく分かりませんけど。


有名な話かもしれませんが、アイスコーヒーというのは、日本で最初に広まったのみ方らしいですね。欧米では、コーヒーを冷やして飲むと言う習慣はなかったそうです。

まぁ最近は、欧米でもアイスコーヒーを出すお店も増えているようですが。

でも、なんで日本でアイスコーヒーというのみ方がいち早く定着したんでしょうね・・・
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2006年05月17日

五月蝿

辞書によると、“ごがつばえ”や“さつきばえ”、ではなく、“さばえ”と読むそうです。

旧暦の5月=新暦の6月前後に群がって騒ぐハエらしいです。

うるさいを五月蝿いと書いたりすることからも、よほど、うるさかったんでしょうね・・・“うるさいもの”といえば“5月のハエ”だったわけですよね。

最近はハエも減ってきて、うるさいものの代名詞になるほど五月蝿い気はしませんけど。
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2006年05月08日

「将来の夢」の“夢”

夢って昔から将来の希望という意味で使われていたのかと思っていましたが、実は違うようですね。

本来の日本語の『夢』は「寝ている時に見る夢」か、「夢のようにはかないもの」、あとは「迷い」などの意味で使われていたみたいです。(他にも色々ありますけど)

“将来の夢”の“夢”は、英語の意味が日本語に取り込まれたもののようです。

こういうこともあるんですよね。

言葉って面白いですね。
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2006年04月20日

全然、大丈夫?

朝食をとりながらたまに見るのですが、NHKに「ナットク日本語塾」という番組があります。

5分くらいの番組なのですが、結構面白いんです。

昨日は「『全然』大丈夫」が解説されていました。続きを読む
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2006年01月17日

HP『惑星の旅』冒頭(ガガーリンの言葉)

ここ数日、先日紹介したHP『惑星の旅』の冒頭のガガーリン(人類初の宇宙飛行士:45年前)の言葉が頭から離れません。


ユーリ・ガガーリンの言葉続きを読む
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2005年12月26日

『鰒』

これ、アワビと読むらしいですが、実は、フグとも読めるそうです・・・



・・・おざなりな記事ですみません。明日から冬休みみたいです。 
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2005年12月21日

軽水炉

軽水炉の軽水って、「軽い水」というか「重くない水」で、実は普通の水のことです。
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2005年10月31日

午前・午後と馬

昨日は臨時休業でした。すみません。


今日講義で子午線の話がありました。

子午線は南北という意味です。

十二支を北を子として時計回りに子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥と並べた時、北はネズミ、南はウマです。

だから南北に走る線、つまり、経線と平行な線は子午線なんです。その経度0の地点は旧グリニッジ天文台の本初子午線です。最初の子午線という意味です。

同様に東西に走る線卯酉線(ぼうゆうせん:音読みなので)といいます。


その話を聞いて思い出したんですが、江戸時代あたりには一日を12等分して今の午前0時±1時間を子の刻としていたそうですね。(午前0〜2時を子の刻とする説もあるそうです)

一日を十二等分する方法では2時間を4等分して1刻、2刻、3刻、4刻と数えていました。

それで丑三つ時は午前2時なんです。

それに、午前・午後の午はウマです。午後0時は真ん中の午の刻で、それより前が午前、それより後が午後というわけです。

まぁ有名な話なんで知っている人も多いでしょうね。

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2005年10月10日

あ、そのお皿、なおしといて。

これ、西日本でしか通じないんですよね・・・。

西日本の各地(関西〜九州)の方言では『片付ける』ことを『なおす』と言います。最近では『なおす』を使わない地域も多いみたいですが・・・。

「治す」にしても「直す」にしても「元に戻す」ことが語源なんですかね。まぁどっちが古いかによりますけど。私としては、「なおす=元に戻す」⇒「直す、治す」が自然だと思います。

でも、東日本では使われていないんですね。西日本では結構あちこちで使われているのに、不思議です。何か理由があるんでしょうかね・・・
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2005年09月21日

方言の第一歩

私の親は転勤が多く、私は幼稚園〜小学校の8年間で4箇所を回りました。

その中で最も厳しかったのは、大阪に移動した時です。続きを読む
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2005年07月09日

『福岡』と『博多』の違い

福岡と博多の違いって分かりますか?

博多が古来からの呼び方で、福岡は江戸時代の城下町の名前だそうです。

「博多」は古来から日本有数の港町で、同時に九州支配の拠点でもありました。

そこへ江戸時代に他の地方から大名(黒田氏)が来ます。そして、その大名が自分の出身地の名前を城下町につけたのです。その城は博多の西の方(今の大濠公園)に作られていた為、那珂川より西を福岡、東を博多と呼んでいたそうです。今も、JR博多駅は那珂川の東側にありますし、西鉄福岡駅は西側です。福岡市中央区と博多区の境界は那珂川です。

明治時代、市制の導入においては江戸時代の流れで中心は『福岡市』ということになったようです。ところが、納得のいかない“博多市民”はその翌年に「『博多市』に市名を変更しろ」という案を市議会に出します。しかし、それは1票差で否決されてしまったそうです。
ただ、福岡勢力と博多勢力は拮抗していて、市名を福岡にした代わりに、鉄道の駅名は博多にすることになったみたいですね。まぁ空港は博多区にありますが福岡空港ですけどね。空港が出来る頃には博多市民がいなくなってしまったんでしょう。

「博多」の方が歴史のある名前ですので、民芸品やお土産・食べ物、お祭り、(昔からある)港には博多の名前が使われています。海の名前も博多湾です。

全国的な知名度は博多の方が上かもしれません。


そういえば、福岡に住んでいたとき、小学校に“博多にわかクラブ”ってのがありました・・・面白いクラブだと思います。

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2005年07月06日

ドッグの反対はグッド?

「ドッグの反対は?」

「?」続きを読む
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2005年06月15日

大平洋?

平洋を平洋と間違える子供がいますよね。
確かに、太平洋は“大きい”イメージです。
しかし、語源は少し違うんです。続きを読む
posted by new_world at 00:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月13日

日本語の特徴2 漢字

今回は漢字の力です。

日本語は殆どの言葉を表すことが出来ます。
どんなに新しい専門用語でも漢字をつければずっと分かりやすくなります。(分からないものもありますが)

これは凄いことです。

日本人なら中学生でも「人類学」と言えばどういう学問か分かりますが、英語ではauthropologyといい、一般人には馴染みの薄い単語です。語源はギリシャ語です。
他にも『言語起源論』と聞けば何となく意味が分かりますが、glottogomyはあまり知られていない単語だと思います。glotto-が舌とか言語とかを指すようですが、この接頭語を用いた単語は私の電子辞書の英英辞典には載っていませんでした。
それくらい難しい単語なのですが、日本語に直せば「言語起源論」なんです。

他にも、面白い例が金田一晴彦著『日本語』に載っていました。

金田一氏がハワイに行ったとき、あまりに暑かったので温度を計ろうと思って温度計を探したそうです。ところが、何処にも売っていなくて、お店の人に聞いたらしいのですが、その店員さん。「温度計」と言う単語を知らなかったそうです。
常夏の島であるハワイでは温度が一年中変わらないので、温度を計るという習慣がないそうです。そのため、温度計と言う単語を知らない人がいるそうです。

日本人であれば寒暖計とか温度計とか聞けばどういうものかは分かりますよね。



これが漢字の力です。

中国の漢字を素直に受け入れた日本人はえらいと思います。
昔漢字を使っていた朝鮮やベトナムも今は漢字を捨てました。今残っているのは名前の付け方くらいのようですね。じきに自分の名前の意味も知らない人たちばかりになりそうです。

日本人は漢字とともに生きて行って欲しいものです。
いくら中国が嫌いになっても、漢字は捨てて欲しくないですね。

漢字は中国人の発明品です。

紙や火薬を使うのであれば、漢字を使ってもおかしくないですよね。

posted by new_world at 21:34| Comment(4) | TrackBack(1) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月12日

日本語の特徴1 日本語=日本人

日本語についての本を読みました。(有名な本なので読んだことがある人は結構いるかもしれません)
色々書かれていましたが、日本語は言語としては普通の言葉のようです。

ただ、使われ方が少し特徴的だそうですね。

日本語⇔日本人の言葉、が成り立つのです。

多くの国では複数の言葉が話されていますし、多くの言葉が国境をまたいで話されています。

日本語の場合、日本に日本語が分からない人は1%もいませんし、日本国外に日本語が分かる人は殆どいません。
このように日本語は日本の国語であり唯一の公用語ですが、日本以外の国ではまず使われません。(商売上使っている人や単語レベルの移動はありますが)

一国一言語の国は、日本の他の主要な国では朝鮮二国くらいしかないようです。他はバチカンなどの小国のみです。一億人以上の人がその言葉を話していて、しかも、一国でしか話されていないというのは他に例がないでしょう。

日本人には、「日本人は日本語を話す」「日本人が日本語を話す」という常識がありますよね。英語しか話せない日本人や、日本語を普通に話す白人や黒人がいたら違和感を感じるでしょう。

もう、この考えが頭にしみこんでいるんですね。


他にも、言語というより文字の使い方が意外と特殊なようです。
漢字、平仮名、カタカナ、アラビア数字、アルファベットを普通に使い分けています。これほど多彩な文字を使う言語はそうはないそうです。また、音読み訓読みのようなものがある言葉はあるそうですが、日本語のように殆どの漢字が複数のまったく関連のない読み方を持つような言葉は見当たらないようです。


また、日本語の言語としての特徴として、男女や身分による言葉遣いの違いがあります。(日本語だけの特徴ではないですけど)
最近では失われつつありますが、一世紀前であれば、素晴らしい話分けがありました。

日本人は文章に書かれた話し言葉を見ればそれが男性であるか女性であるかは勿論のこと、年齢がどれくらいであるか、どのような立場の人間か、会話の相手との間柄、など様々なことが読み取れます。
英語ではそう簡単には表現できません。
英文を読んでも、それが誰の言葉か分からないことが結構あります。和文では中々ないことですよね。

まぁ日本語でも平安時代などでは男女の使い分けは少なかったようです。そういえば古文ではそこまで違わなかったですね。ただ、書き言葉は男性は漢字、女性はかな文字と分かれていました。


日本語だけが持つ特徴というものはないようですが、日本語の特徴として語族の特定が出来ないというものがあります。
これには様々な説が出ているのですが、日本が雑種民族だという説が私は面白いと思いました。
朝鮮系と東南アジア系と太平洋諸島系の言語が混ざって出来たのではないかというものです。
そう考えると、語族が特定できないのもうなずけます。

このような語族を持たない言語は世界各地にいくつかあるようで、僻地に多いようです。(日本も僻地ですね)
因みに、アイヌ語も同属を持たない言語のようです。

ただ、それらの言語と違うのは、日本が大きいということです。
日本の面積は中の上(60位)くらいですし、人口は1億を超えます。
日本語を話している人口はドイツ語やフランス語より多いのです。(殆ど日本人ですが)

日本人は少数民族とは言えないですよね。



まだ色々面白い話がありましたので、いくつか抜粋してまた今度紹介したいと思います。

本の名前は『日本語(上)(下)』(金田一晴彦・岩波新書)です。

posted by new_world at 17:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月30日

相撲の判定

前から思っていましたが、相撲の“物言い”って面白いシステムですよね。続きを読む
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2005年01月24日

500円玉と武士道

コンビニによった時、面白い発言を聞きました。


小学生の2年生くらいの集団がコンビニを襲撃していたのですが、

「これ5円まけて!」

「何で消費税なんか取るん?」

「10円ちょうだい!」

と、無邪気(?)さで親切そうな店員を困らせていました。

勿論、コンビニで値引きは出来ないはずです。


そして、ある子が店員にこう言いました。続きを読む
posted by new_world at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉や文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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